カルチャー・クラブのベスト盤である。 彼らのベスト盤は数種類あるが、これが一番選曲がよいのではないだろうか? もちろん大傑作『カラー・バイ・ナンバーズ』からの曲が多いのだが、<8>などの後期の佳曲にも注目したい。アルバムをすべてもっているようなベテランファンには、隠れた名曲<10>が入っているという点で、また初心者にはヒット曲をまとめて聴けるという点で、このベスト盤の存在価値がある。(麻路 稔)