基本は金属質なビートの反復ですが、緩やかに変化して最後の方ではまるで違う曲になっています。
オウテカの音は理路整然としているようで、かなり壊れています。
しかしこの独特の空間美は本当に病み付きになります。
かつてショーン・ブースは「僕たちは古典的な音楽を目指している」と語っていましたが、
先鋭という大袈裟なイメージとは別の言葉で語られてもいいくらい
彼らの音は音楽としての本質的なエモーションがあふれているように感じます。
ビートは太くノイジーでアンビエントな上モノとの相反も心地よいですね。
オウテカの作品はどれも良いですが、これは特におすすめの作品です。