ロディ・フレイムを中心にスコットランドで結成されたニュー・ウェイヴ、アコースティック・ポップ・バンド。
音楽評論家の大貫憲章さんがとにかく大好きだったみたいで、あちこちのラジオ番組、新宿ツバキハウスの“ロンドン・ナイト”でもよく掛けていた憶えが。
5枚組ボックス・セットが廉価で出ていて、そちらをまずお薦めしたいが、次にフォローして欲しいのがコレ。
オリジナル・アルバムでは解らなかったロディの別な面、どんな音楽を好んで聴き、どんなものに触発されたのかがジワジワと伝わってくる。
3曲目は、言わずと知れたヴァン・ヘイレンのメガ・ヒット「Jump」のカヴァー。
1985年の変型ジャケット5曲入り『Backwards And Forwards』に収められ、来日時にも披露されて大受けだったのだが、オリジナルを独自に解釈、「こんな曲が何故売れるの?」という批評性と怒り、反米意識が籠められていて必聴。
某人によると、「野球帽を被ったイギリス人ほど堕落した者はいない」だそうです。