50年前CD-4アンプで、思いっきり聴きまくったLPが、今度はCDになった。
ヘッドフォンでのレビューを読むと、臨場感が伝わってくる。
で、早速購入。懐かしいあの思い出が、また蘇るのか、しかも2chのヘッドフォンで。?
LPの時にソニーのSQは、CD-4に比べると、どうしても音質が甘く、スーパーツィーターを追加、
鮮やかな、マイク・シュリーブのハイハットとシンバルが、蘇ったことが懐かしい。
東芝が、オーレックスブランドを、立ち上げる前のことだった。
取り敢えず、ヘッドフォンで試す。 確かに臨場感は伝わる。
前後左右からの音は、確かに感じる。
ついでに4chアンプに、4スピーカー。4chヘッドフォンで試す。
やっぱり4chシステムは迫力ある。
ジャングル・ストラット、情熱のルンバ、そして万聖節序曲。
身体全体に降りかかる、パーカッションのリズムの波。
腹の底に、ドシッと来るバスドラムとベース。
リズムセクションだけでも凄いのに、周りから変幻自在に絡みつく、
ギターとオルガン、そしてブラス、ピアノ。
50年振りにLPも聴いてみた、このCDとは若干音質と臨場感は違うが、
CDの方がやはりクリアーな音質である。LPには無いリミックスした音源も入っている。
バトゥーカーはやはりシビレる、孤独のリズムは、初めて聞いた時、これどうなるんだ?と、
思って聞いていたが、バトゥカー同様、この当時では、思いもよらぬギターのアドリブ。
数多くいたあの頃の、アマチュアバンド達が挑戦して、殆どがマネ出来なかった。
ブラックマジックウーマンとよく比較されたが、タブーは、ブルースである。
後半のギターは、サンタナではなく、ニールショーン(レスポール・カスタム)だったと、
後に雑誌のインタビューで話している。
万聖節序曲 これを初めて聴いた時、これが本当のサンタナサウンドだと思った人は多い筈。
このギターの艶めかさ、当時今野雄二さんは、ラテン・スパイシーと言っていた。
このギターテクは、未だに真似できない。陰に隠れた感じの、マイクシュリーヴのこのドラミングの巧さ、小気味よさ,上手さ、そして心地よさ。当時としては、これ程のテクニシャンは、ロック界では、
お目掛れなかった。かって、ジャズの帝王マイルスデイヴィスが、彼はこちら側のプレイヤーだろうと、言ったのが頷ける。ラテンパーカッションは、言うに及ばず、ベストプレイの曲だと今でも思う。
新しい世界 このリズムセクションのプレイは、今聴いても手に汗握るという感じ、ブラスセクションも流石の一言。ギターはニール・ショーンらしい。若さあるプレイが気に入っていた。
そしてワヒーラ(当時はグァヒーラと言ってた)、あの当時、殆どの海水浴場で、掛かっていた。どこかキューバンメロディの、エキスが色濃く、エロチックだと言われてた。全体をチェピートがバッチリ決めている。彼のリズムとテクニックが、一際引き立つ。そして勿論、ギターも綺麗にまとめている。娘が小学生の時から、ずっと好きな曲で一番のお気に入りである。踊るようなピアノのパートを、もう少し長くして欲しいと、無茶なおねだりが、懐かしい。本当は自分もそう思っていた。
ジャングル・ストラット これはジャズの曲だが、リズムセクションが、これ程完璧だと、やはりサンタナサウンドとしか言えない。デビューアルバムのカルロスのギターのキザミが上手かったのが思い出す。
愛がすべてを ブルース色プンプンの一曲。どれを取ってもガッツリ・キッチリ決まっているが、ボーカルには多少不満も残る。
情熱のルンバ これもベストプレイとしか言いようがない。ゲストのルイス・ガスカの追い掛けるような、追い詰めるようなブラスは、鬼気迫るものがある。それに応えるリズムセクション。それにしても、マイクシュリーヴの、ステッキさばきと巧みさが光る。この難しいジャズの曲を、よく自分たちの味に、調理したなと感心するばかりである
テンポ・鋭角的な音造り、挑戦的な曲造り、そしてリズムの取り方・曲のまとめ方。
クロスオーバー・フュージョン、ジャズ、ブルース、ラテン、ロック、根底に漂うアフリカンリズムのルンバ、サンタナデビューたった3年で3枚目のアルバム、彼らの音楽性・プレイヤーとしての、ずば抜けた成長・進化を物語る、サンタナのベストプレイのアルバムだと、今でも思っている。
だが、プロデューサーを請け負った、コークエスコヴエートは、レコーディング当時、メンバー間の対立が激しく、メンバーを集めるのが大変だったと、後のインタヴューで話している。
このレコードが発売された時、音楽評論家と言われる人たちは、この完璧なプレイの数々は、メンバーのチームワークが、一つの生き物のように、活性し躍動している。と褒め讃えた。
コークエスコヴェートの力量が、大きく物をいった結果である。
余談だけど、コークエスコヴェートと、このレコーディングに参加したメンバーや、プレイヤーと、後に
「アステカ」を立ち上げている。全曲ラテンで、ティンバルスの第一人者だけあって、「マミータ・リンダ」
と言う曲の後半のソロは、面目躍如の大活躍プレイで、思わず唸ってしまう。
今はこのアルバムを、4CH-CDで発売してくれた事への、感謝しかない。
娘と孫娘は、このオーディセットと、レコード・CDは一生大事にするからと、今から終活に期待している。 嬉しいけど、自分としては、墓まで持って行きたいのに。
サンタナ III
仕様 | 価格 | 新品 | 中古品 |
CD, 限定版, 2021/11/24
"もう一度試してください。" | 特典なし | ¥3,730 | ¥3,199 |
CD, 限定版, 2021/11/24
"もう一度試してください。" | 特典あり | ¥3,814 | — |
CD, 限定版, 2017/4/12
"もう一度試してください。" | 限定版 |
—
| — | ¥1,160 |
CD, 限定版, オリジナルレコーディングのリマスター, 2006/5/3
"もう一度試してください。" | オリジナルレコーディングのリマスター, 限定版 |
—
| — | ¥1,380 |
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
曲目リスト
1 | バトゥーカ |
2 | 孤独のリズム |
3 | タブー(禁断の恋) |
4 | 祭典 |
5 | 新しい世界 |
6 | グアヒーラ |
7 | ジャングル・ストラット |
8 | 愛がすべてを |
9 | 情熱のルンバ |
10 | バトゥーカ(未発表ライヴ) |
11 | ジャングル・ストラット(未発表ライヴ) |
12 | ガンボ(未発表ライヴ) |
商品の説明
内容紹介
Japanese Version 20 Bit Remastered featuring a Limited Edition LP Style Slipcase for Initial Pressing Only and Three Bonus Tracks.
Product Description
Japanese Version 20 Bit Remastered featuring a Limited Edition LP Style Slipcase for Initial Pressing Only and Three Bonus Tracks.
メディア掲載レビューほか
「孤独のリズム」「新しい世界」等を収録したサード・アルバムに、’71年に行われたフィルモア・ウエストでのライヴ音源を3曲追加収録して再発売。 (C)RS
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 梱包サイズ : 14.09 x 12.63 x 1.37 cm; 80.32 g
- メーカー : ソニー・ミュージックレコーズ
- EAN : 4988009944098
- 時間 : 57 分
- レーベル : ソニー・ミュージックレコーズ
- ASIN : B0000089N5
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 279,382位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- - 19,801位ポップス (ミュージック)
- - 55,817位ロック (ミュージック)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
59グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
イメージ付きのレビュー
5 星
最後のオリジナルメンバーによる傑作
50年前CD-4アンプで、思いっきり聴きまくったLPが、今度はCDになった。ヘッドフォンでのレビューを読むと、臨場感が伝わってくる。で、早速購入。懐かしいあの思い出が、また蘇るのか、しかも2chのヘッドフォンで。?LPの時にソニーのSQは、CD-4に比べると、どうしても音質が甘く、スーパーツィーターを追加、鮮やかな、マイク・シュリーブのハイハットとシンバルが、蘇ったことが懐かしい。東芝が、オーレックスブランドを、立ち上げる前のことだった。取り敢えず、ヘッドフォンで試す。 確かに臨場感は伝わる。前後左右からの音は、確かに感じる。ついでに4chアンプに、4スピーカー。4chヘッドフォンで試す。やっぱり4chシステムは迫力ある。ジャングル・ストラット、情熱のルンバ、そして万聖節序曲。身体全体に降りかかる、パーカッションのリズムの波。腹の底に、ドシッと来るバスドラムとベース。リズムセクションだけでも凄いのに、周りから変幻自在に絡みつく、ギターとオルガン、そしてブラス、ピアノ。50年振りにLPも聴いてみた、このCDとは若干音質と臨場感は違うが、CDの方がやはりクリアーな音質である。LPには無いリミックスした音源も入っている。バトゥーカーはやはりシビレる、孤独のリズムは、初めて聞いた時、これどうなるんだ?と、思って聞いていたが、バトゥカー同様、この当時では、思いもよらぬギターのアドリブ。数多くいたあの頃の、アマチュアバンド達が挑戦して、殆どがマネ出来なかった。ブラックマジックウーマンとよく比較されたが、タブーは、ブルースである。後半のギターは、サンタナではなく、ニールショーン(レスポール・カスタム)だったと、後に雑誌のインタビューで話している。万聖節序曲 これを初めて聴いた時、これが本当のサンタナサウンドだと思った人は多い筈。このギターの艶めかさ、当時今野雄二さんは、ラテン・スパイシーと言っていた。このギターテクは、未だに真似できない。陰に隠れた感じの、マイクシュリーヴのこのドラミングの巧さ、小気味よさ,上手さ、そして心地よさ。当時としては、これ程のテクニシャンは、ロック界では、お目掛れなかった。かって、ジャズの帝王マイルスデイヴィスが、彼はこちら側のプレイヤーだろうと、言ったのが頷ける。ラテンパーカッションは、言うに及ばず、ベストプレイの曲だと今でも思う。新しい世界 このリズムセクションのプレイは、今聴いても手に汗握るという感じ、ブラスセクションも流石の一言。ギターはニール・ショーンらしい。若さあるプレイが気に入っていた。そしてワヒーラ(当時はグァヒーラと言ってた)、あの当時、殆どの海水浴場で、掛かっていた。どこかキューバンメロディの、エキスが色濃く、エロチックだと言われてた。全体をチェピートがバッチリ決めている。彼のリズムとテクニックが、一際引き立つ。そして勿論、ギターも綺麗にまとめている。娘が小学生の時から、ずっと好きな曲で一番のお気に入りである。踊るようなピアノのパートを、もう少し長くして欲しいと、無茶なおねだりが、懐かしい。本当は自分もそう思っていた。ジャングル・ストラット これはジャズの曲だが、リズムセクションが、これ程完璧だと、やはりサンタナサウンドとしか言えない。デビューアルバムのカルロスのギターのキザミが上手かったのが思い出す。 愛がすべてを ブルース色プンプンの一曲。どれを取ってもガッツリ・キッチリ決まっているが、ボーカルには多少不満も残る。情熱のルンバ これもベストプレイとしか言いようがない。ゲストのルイス・ガスカの追い掛けるような、追い詰めるようなブラスは、鬼気迫るものがある。それに応えるリズムセクション。それにしても、マイクシュリーヴの、ステッキさばきと巧みさが光る。この難しいジャズの曲を、よく自分たちの味に、調理したなと感心するばかりであるテンポ・鋭角的な音造り、挑戦的な曲造り、そしてリズムの取り方・曲のまとめ方。クロスオーバー・フュージョン、ジャズ、ブルース、ラテン、ロック、根底に漂うアフリカンリズムのルンバ、サンタナデビューたった3年で3枚目のアルバム、彼らの音楽性・プレイヤーとしての、ずば抜けた成長・進化を物語る、サンタナのベストプレイのアルバムだと、今でも思っている。だが、プロデューサーを請け負った、コークエスコヴエートは、レコーディング当時、メンバー間の対立が激しく、メンバーを集めるのが大変だったと、後のインタヴューで話している。このレコードが発売された時、音楽評論家と言われる人たちは、この完璧なプレイの数々は、メンバーのチームワークが、一つの生き物のように、活性し躍動している。と褒め讃えた。コークエスコヴェートの力量が、大きく物をいった結果である。余談だけど、コークエスコヴェートと、このレコーディングに参加したメンバーや、プレイヤーと、後に「アステカ」を立ち上げている。全曲ラテンで、ティンバルスの第一人者だけあって、「マミータ・リンダ」と言う曲の後半のソロは、面目躍如の大活躍プレイで、思わず唸ってしまう。今はこのアルバムを、4CH-CDで発売してくれた事への、感謝しかない。娘と孫娘は、このオーディセットと、レコード・CDは一生大事にするからと、今から終活に期待している。 嬉しいけど、自分としては、墓まで持って行きたいのに。
フィードバックをお寄せいただきありがとうございます
申し訳ありませんが、エラーが発生しました
申し訳ありませんが、レビューを読み込めませんでした
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年1月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
50年前CD-4アンプで、思いっきり聴きまくったLPが、今度はCDになった。
ヘッドフォンでのレビューを読むと、臨場感が伝わってくる。
で、早速購入。懐かしいあの思い出が、また蘇るのか、しかも2chのヘッドフォンで。?
LPの時にソニーのSQは、CD-4に比べると、どうしても音質が甘く、スーパーツィーターを追加、
鮮やかな、マイク・シュリーブのハイハットとシンバルが、蘇ったことが懐かしい。
東芝が、オーレックスブランドを、立ち上げる前のことだった。
取り敢えず、ヘッドフォンで試す。 確かに臨場感は伝わる。
前後左右からの音は、確かに感じる。
ついでに4chアンプに、4スピーカー。4chヘッドフォンで試す。
やっぱり4chシステムは迫力ある。
ジャングル・ストラット、情熱のルンバ、そして万聖節序曲。
身体全体に降りかかる、パーカッションのリズムの波。
腹の底に、ドシッと来るバスドラムとベース。
リズムセクションだけでも凄いのに、周りから変幻自在に絡みつく、
ギターとオルガン、そしてブラス、ピアノ。
50年振りにLPも聴いてみた、このCDとは若干音質と臨場感は違うが、
CDの方がやはりクリアーな音質である。LPには無いリミックスした音源も入っている。
バトゥーカーはやはりシビレる、孤独のリズムは、初めて聞いた時、これどうなるんだ?と、
思って聞いていたが、バトゥカー同様、この当時では、思いもよらぬギターのアドリブ。
数多くいたあの頃の、アマチュアバンド達が挑戦して、殆どがマネ出来なかった。
ブラックマジックウーマンとよく比較されたが、タブーは、ブルースである。
後半のギターは、サンタナではなく、ニールショーン(レスポール・カスタム)だったと、
後に雑誌のインタビューで話している。
万聖節序曲 これを初めて聴いた時、これが本当のサンタナサウンドだと思った人は多い筈。
このギターの艶めかさ、当時今野雄二さんは、ラテン・スパイシーと言っていた。
このギターテクは、未だに真似できない。陰に隠れた感じの、マイクシュリーヴのこのドラミングの巧さ、小気味よさ,上手さ、そして心地よさ。当時としては、これ程のテクニシャンは、ロック界では、
お目掛れなかった。かって、ジャズの帝王マイルスデイヴィスが、彼はこちら側のプレイヤーだろうと、言ったのが頷ける。ラテンパーカッションは、言うに及ばず、ベストプレイの曲だと今でも思う。
新しい世界 このリズムセクションのプレイは、今聴いても手に汗握るという感じ、ブラスセクションも流石の一言。ギターはニール・ショーンらしい。若さあるプレイが気に入っていた。
そしてワヒーラ(当時はグァヒーラと言ってた)、あの当時、殆どの海水浴場で、掛かっていた。どこかキューバンメロディの、エキスが色濃く、エロチックだと言われてた。全体をチェピートがバッチリ決めている。彼のリズムとテクニックが、一際引き立つ。そして勿論、ギターも綺麗にまとめている。娘が小学生の時から、ずっと好きな曲で一番のお気に入りである。踊るようなピアノのパートを、もう少し長くして欲しいと、無茶なおねだりが、懐かしい。本当は自分もそう思っていた。
ジャングル・ストラット これはジャズの曲だが、リズムセクションが、これ程完璧だと、やはりサンタナサウンドとしか言えない。デビューアルバムのカルロスのギターのキザミが上手かったのが思い出す。
愛がすべてを ブルース色プンプンの一曲。どれを取ってもガッツリ・キッチリ決まっているが、ボーカルには多少不満も残る。
情熱のルンバ これもベストプレイとしか言いようがない。ゲストのルイス・ガスカの追い掛けるような、追い詰めるようなブラスは、鬼気迫るものがある。それに応えるリズムセクション。それにしても、マイクシュリーヴの、ステッキさばきと巧みさが光る。この難しいジャズの曲を、よく自分たちの味に、調理したなと感心するばかりである
テンポ・鋭角的な音造り、挑戦的な曲造り、そしてリズムの取り方・曲のまとめ方。
クロスオーバー・フュージョン、ジャズ、ブルース、ラテン、ロック、根底に漂うアフリカンリズムのルンバ、サンタナデビューたった3年で3枚目のアルバム、彼らの音楽性・プレイヤーとしての、ずば抜けた成長・進化を物語る、サンタナのベストプレイのアルバムだと、今でも思っている。
だが、プロデューサーを請け負った、コークエスコヴエートは、レコーディング当時、メンバー間の対立が激しく、メンバーを集めるのが大変だったと、後のインタヴューで話している。
このレコードが発売された時、音楽評論家と言われる人たちは、この完璧なプレイの数々は、メンバーのチームワークが、一つの生き物のように、活性し躍動している。と褒め讃えた。
コークエスコヴェートの力量が、大きく物をいった結果である。
余談だけど、コークエスコヴェートと、このレコーディングに参加したメンバーや、プレイヤーと、後に
「アステカ」を立ち上げている。全曲ラテンで、ティンバルスの第一人者だけあって、「マミータ・リンダ」
と言う曲の後半のソロは、面目躍如の大活躍プレイで、思わず唸ってしまう。
今はこのアルバムを、4CH-CDで発売してくれた事への、感謝しかない。
娘と孫娘は、このオーディセットと、レコード・CDは一生大事にするからと、今から終活に期待している。 嬉しいけど、自分としては、墓まで持って行きたいのに。
ヘッドフォンでのレビューを読むと、臨場感が伝わってくる。
で、早速購入。懐かしいあの思い出が、また蘇るのか、しかも2chのヘッドフォンで。?
LPの時にソニーのSQは、CD-4に比べると、どうしても音質が甘く、スーパーツィーターを追加、
鮮やかな、マイク・シュリーブのハイハットとシンバルが、蘇ったことが懐かしい。
東芝が、オーレックスブランドを、立ち上げる前のことだった。
取り敢えず、ヘッドフォンで試す。 確かに臨場感は伝わる。
前後左右からの音は、確かに感じる。
ついでに4chアンプに、4スピーカー。4chヘッドフォンで試す。
やっぱり4chシステムは迫力ある。
ジャングル・ストラット、情熱のルンバ、そして万聖節序曲。
身体全体に降りかかる、パーカッションのリズムの波。
腹の底に、ドシッと来るバスドラムとベース。
リズムセクションだけでも凄いのに、周りから変幻自在に絡みつく、
ギターとオルガン、そしてブラス、ピアノ。
50年振りにLPも聴いてみた、このCDとは若干音質と臨場感は違うが、
CDの方がやはりクリアーな音質である。LPには無いリミックスした音源も入っている。
バトゥーカーはやはりシビレる、孤独のリズムは、初めて聞いた時、これどうなるんだ?と、
思って聞いていたが、バトゥカー同様、この当時では、思いもよらぬギターのアドリブ。
数多くいたあの頃の、アマチュアバンド達が挑戦して、殆どがマネ出来なかった。
ブラックマジックウーマンとよく比較されたが、タブーは、ブルースである。
後半のギターは、サンタナではなく、ニールショーン(レスポール・カスタム)だったと、
後に雑誌のインタビューで話している。
万聖節序曲 これを初めて聴いた時、これが本当のサンタナサウンドだと思った人は多い筈。
このギターの艶めかさ、当時今野雄二さんは、ラテン・スパイシーと言っていた。
このギターテクは、未だに真似できない。陰に隠れた感じの、マイクシュリーヴのこのドラミングの巧さ、小気味よさ,上手さ、そして心地よさ。当時としては、これ程のテクニシャンは、ロック界では、
お目掛れなかった。かって、ジャズの帝王マイルスデイヴィスが、彼はこちら側のプレイヤーだろうと、言ったのが頷ける。ラテンパーカッションは、言うに及ばず、ベストプレイの曲だと今でも思う。
新しい世界 このリズムセクションのプレイは、今聴いても手に汗握るという感じ、ブラスセクションも流石の一言。ギターはニール・ショーンらしい。若さあるプレイが気に入っていた。
そしてワヒーラ(当時はグァヒーラと言ってた)、あの当時、殆どの海水浴場で、掛かっていた。どこかキューバンメロディの、エキスが色濃く、エロチックだと言われてた。全体をチェピートがバッチリ決めている。彼のリズムとテクニックが、一際引き立つ。そして勿論、ギターも綺麗にまとめている。娘が小学生の時から、ずっと好きな曲で一番のお気に入りである。踊るようなピアノのパートを、もう少し長くして欲しいと、無茶なおねだりが、懐かしい。本当は自分もそう思っていた。
ジャングル・ストラット これはジャズの曲だが、リズムセクションが、これ程完璧だと、やはりサンタナサウンドとしか言えない。デビューアルバムのカルロスのギターのキザミが上手かったのが思い出す。
愛がすべてを ブルース色プンプンの一曲。どれを取ってもガッツリ・キッチリ決まっているが、ボーカルには多少不満も残る。
情熱のルンバ これもベストプレイとしか言いようがない。ゲストのルイス・ガスカの追い掛けるような、追い詰めるようなブラスは、鬼気迫るものがある。それに応えるリズムセクション。それにしても、マイクシュリーヴの、ステッキさばきと巧みさが光る。この難しいジャズの曲を、よく自分たちの味に、調理したなと感心するばかりである
テンポ・鋭角的な音造り、挑戦的な曲造り、そしてリズムの取り方・曲のまとめ方。
クロスオーバー・フュージョン、ジャズ、ブルース、ラテン、ロック、根底に漂うアフリカンリズムのルンバ、サンタナデビューたった3年で3枚目のアルバム、彼らの音楽性・プレイヤーとしての、ずば抜けた成長・進化を物語る、サンタナのベストプレイのアルバムだと、今でも思っている。
だが、プロデューサーを請け負った、コークエスコヴエートは、レコーディング当時、メンバー間の対立が激しく、メンバーを集めるのが大変だったと、後のインタヴューで話している。
このレコードが発売された時、音楽評論家と言われる人たちは、この完璧なプレイの数々は、メンバーのチームワークが、一つの生き物のように、活性し躍動している。と褒め讃えた。
コークエスコヴェートの力量が、大きく物をいった結果である。
余談だけど、コークエスコヴェートと、このレコーディングに参加したメンバーや、プレイヤーと、後に
「アステカ」を立ち上げている。全曲ラテンで、ティンバルスの第一人者だけあって、「マミータ・リンダ」
と言う曲の後半のソロは、面目躍如の大活躍プレイで、思わず唸ってしまう。
今はこのアルバムを、4CH-CDで発売してくれた事への、感謝しかない。
娘と孫娘は、このオーディセットと、レコード・CDは一生大事にするからと、今から終活に期待している。 嬉しいけど、自分としては、墓まで持って行きたいのに。
このレビューの画像
2017年6月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この先、ラテンロックからもっと広い音楽性を持つことになる前の良盤です。
ウリはニール・ショーンとのツインギターですが、それプラスグレック・ローリーのプレイが魅力的。
個人的に、彼のボーカルを含めて好きなもんで、ハモンド・オルガンの音が出てくるとたまりません♪
ギターとのソロの取り合いなどぜひ堪能して下さいね。
また、ボーナストラックも嬉しいトコでした。
ウリはニール・ショーンとのツインギターですが、それプラスグレック・ローリーのプレイが魅力的。
個人的に、彼のボーカルを含めて好きなもんで、ハモンド・オルガンの音が出てくるとたまりません♪
ギターとのソロの取り合いなどぜひ堪能して下さいね。
また、ボーナストラックも嬉しいトコでした。
2022年1月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
The original Quadraphonic mix (of course , you also get the STEREO mix)had been out of print since the early 70s and it's a treat for anyone with a Surround system.
Lavish set with all kinds of info and reproduction of ALL of the inserts of the Japanese Quad pressing.
Along with the first LP and Abraxas , I hope they keep releasing these...
Lavish set with all kinds of info and reproduction of ALL of the inserts of the Japanese Quad pressing.
Along with the first LP and Abraxas , I hope they keep releasing these...
2021年12月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高校生の時にこのアルバム(SQ4chのLP)を買った。しかしわが家の貧弱なステレオでは2ch再生しか出来ない。そこで4ch再生機を所有する裕福なクラスメートに頼み込み、その邸宅で掛けさせてもらうことにした。
LPに針を落としたら、四方から音の洪水が迫ってきた!ギターやパーカッションが時に位置を変え、縦横無尽に飛び回る!初めて聴いた4chのサウンドに、友人と二人して「スゲェ!ゾクゾクする!たまら〜ん!」と大騒ぎしたものだ。
あれから約半世紀。まさかSACDマルチで「サンタナIII-SQ4ch」が復活するとは。ファースト・アルバムと「天の守護神」のSACDも聴いたが、やはり4chが一番効果的なのは「III」だと思う。友人宅でのあの興奮が蘇ってきた。
比較する術もないので自信はないが、今回のSACD復刻版は以前のLPより分離も音のキレも上回っているのではないかと感じる。こうなったら、最後に残った「キャラヴァンサライ」復刻にも期待したい。
ちなみに「カルロス・サンタナ&バディ・マイルズ!ライヴ!」のSACDマルチは、英国vocalionレーベルで復刻済みである。
LPに針を落としたら、四方から音の洪水が迫ってきた!ギターやパーカッションが時に位置を変え、縦横無尽に飛び回る!初めて聴いた4chのサウンドに、友人と二人して「スゲェ!ゾクゾクする!たまら〜ん!」と大騒ぎしたものだ。
あれから約半世紀。まさかSACDマルチで「サンタナIII-SQ4ch」が復活するとは。ファースト・アルバムと「天の守護神」のSACDも聴いたが、やはり4chが一番効果的なのは「III」だと思う。友人宅でのあの興奮が蘇ってきた。
比較する術もないので自信はないが、今回のSACD復刻版は以前のLPより分離も音のキレも上回っているのではないかと感じる。こうなったら、最後に残った「キャラヴァンサライ」復刻にも期待したい。
ちなみに「カルロス・サンタナ&バディ・マイルズ!ライヴ!」のSACDマルチは、英国vocalionレーベルで復刻済みである。
2021年12月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
さすがSACD.パーカッションが左右、前後から聞こえ、ライブで聴いている感じ。GOOD.
2022年3月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
音質は普通に良い。
しかし、SACDマルチチャンネルは期待外れ。
サンタナがこのアルバムを発表した当時、鳴り物入りで出たけど、あっと言う間に消え去った、4チャンネルステレオのマスターをそのまま使用したらしい。
当時の4チャンネルは、今の音場型のサラウンドではなく、モノ音源が4方向から聞えるエフェクトとしてのサラウンドなので、演奏者の中に混じっているような、あるいはライブコンサートの会場に居るような感覚とはほど遠い。ドラムやパーカッション、ギターなどの楽器が、それぞれ異なる空間で演奏しているのを無理やり合成したような、違和感を伴う聞こえ方で、気分が高揚しない。
このSACD、持っていて悪くはないが、積極的に聴きたいとは思わないし、なにしろ価格が高すぎる。
しかし、SACDマルチチャンネルは期待外れ。
サンタナがこのアルバムを発表した当時、鳴り物入りで出たけど、あっと言う間に消え去った、4チャンネルステレオのマスターをそのまま使用したらしい。
当時の4チャンネルは、今の音場型のサラウンドではなく、モノ音源が4方向から聞えるエフェクトとしてのサラウンドなので、演奏者の中に混じっているような、あるいはライブコンサートの会場に居るような感覚とはほど遠い。ドラムやパーカッション、ギターなどの楽器が、それぞれ異なる空間で演奏しているのを無理やり合成したような、違和感を伴う聞こえ方で、気分が高揚しない。
このSACD、持っていて悪くはないが、積極的に聴きたいとは思わないし、なにしろ価格が高すぎる。
2005年2月8日に日本でレビュー済み
ジャングルの夜を連想させます。悪魔と獣達の咆哮・・・・・・・・でもなぜか彼らは笑っている・・・・
サンタナの音楽はいい意味で、夜というか闇というか「黒」を連想してしまいますね。底なしの真っ暗な精神世界に引きづり込まれていきそうです。でもそこは例えようもなく激しくリビドーと魂の開放される悦楽の空間でもあるかのように・・・・・・・
圧巻はタブー~祭典の2曲です。いまだにこれらを超えるインストを聞いたことはありません。昔、高中正義にサンタナが「音は伸びて欲しいと念じれば伸びるんだよ・・・」と言ったそうですが、本当にそうかもしれませんね(^^i)。
サンタナの音楽はいい意味で、夜というか闇というか「黒」を連想してしまいますね。底なしの真っ暗な精神世界に引きづり込まれていきそうです。でもそこは例えようもなく激しくリビドーと魂の開放される悦楽の空間でもあるかのように・・・・・・・
圧巻はタブー~祭典の2曲です。いまだにこれらを超えるインストを聞いたことはありません。昔、高中正義にサンタナが「音は伸びて欲しいと念じれば伸びるんだよ・・・」と言ったそうですが、本当にそうかもしれませんね(^^i)。
2017年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
記憶より良かったです。
原盤LPはありますが、それほど音が良くありませんでした。
このCDは、とても音が良くなっています。
子供の頃、私は高く評価していたのですが、友人たちでこのアルバムを評価する人が居なくて残念な思いをしました。
今聴いてもツインギターが良いですね。
タワーオブパワーのホーンもパワーがあって良好です。
次のキャラバンサライで若干フュージョンっぽくなるのに対して、このアルバムはラテン系で熱いですね。
これは、買って良かったと思います。(リマスターの通常のCDです。)
++++++++
ここでは、色々なバージョンの評価が一緒の場所になってしまうので、追記です。
原盤LPで音が良くなかったのは、LPのイコライザーがRIAA でなく、旧コロンビアだったからです。
近頃LPのイコライザーアンプで旧コロンビアが再生できるのを買って、リマスターCDと同じ音で楽しんでいます。
さて、DMにつられて、SACD盤を買ってしまいました。
これって、SACDのマスターがSQ4チャンネルなんですね。
子供の頃からSQ4チャンのLPには馴染めなくて、2chの輸入原盤LPを買ったんですけど・・・。
SACDで2ch のリマスターが聴きたかったんですけど、トホホでした。
解説を良く読むとSQ4チャンと書いてあるんですけどね。
原盤LPはありますが、それほど音が良くありませんでした。
このCDは、とても音が良くなっています。
子供の頃、私は高く評価していたのですが、友人たちでこのアルバムを評価する人が居なくて残念な思いをしました。
今聴いてもツインギターが良いですね。
タワーオブパワーのホーンもパワーがあって良好です。
次のキャラバンサライで若干フュージョンっぽくなるのに対して、このアルバムはラテン系で熱いですね。
これは、買って良かったと思います。(リマスターの通常のCDです。)
++++++++
ここでは、色々なバージョンの評価が一緒の場所になってしまうので、追記です。
原盤LPで音が良くなかったのは、LPのイコライザーがRIAA でなく、旧コロンビアだったからです。
近頃LPのイコライザーアンプで旧コロンビアが再生できるのを買って、リマスターCDと同じ音で楽しんでいます。
さて、DMにつられて、SACD盤を買ってしまいました。
これって、SACDのマスターがSQ4チャンネルなんですね。
子供の頃からSQ4チャンのLPには馴染めなくて、2chの輸入原盤LPを買ったんですけど・・・。
SACDで2ch のリマスターが聴きたかったんですけど、トホホでした。
解説を良く読むとSQ4チャンと書いてあるんですけどね。