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スマイリー・スマイル

4.9 5つ星のうち4.9 7個の評価

仕様
価格
新品 中古品
CD, 1997/10/16 1枚組
¥2,300 ¥250
CD, 限定版, 2008/6/11 限定版
¥7,680 ¥693
CD, 限定版, SHM-CD, 2008/12/10 SHM-CD, 限定版
¥556
CD, 限定版, 2009/7/1 限定版
¥1,300
CD [CD]
¥28,090

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曲目リスト

1 英雄と悪漢
2 ヴェジタブル
3 フォール・ブレイクス・アンド・バック・トゥ・ウィンター
4 シーズ・ゴーイング・ボールド
5 リトル・パッド
6 グッド・ヴァイブレーション
7 ウィズ・ミー・トゥナイト
8 ウィンド・チャイムズ
9 ゲッティン・ハングリー
10 ワンダフル
11 ホイッスル・イン

商品の説明

内容紹介

Limited edition Japanese pressing of this album comes housed in a miniature LP sleeve.

メディア掲載レビューほか

1966年ビルボード・シングル・チャートで立て続けに全米No.1を獲得した「英雄と悪漢」、「グッド・ヴァイブレーション」を収録。コンセプト・アルバム『ペット・サウンズ』からベスト盤2枚を挟んで発売された本作は、従来のポップス色と彼らの美しいコーラス・ワークに、サイケデリックなテイストが色濃く出たアルバム作品となった。 (C)RS

登録情報

  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 12.8 x 12.6 x 0.6 cm; 18.14 g
  • メーカー ‏ : ‎ EMIミュージック・ジャパン
  • EAN ‏ : ‎ 4988006754027
  • 時間 ‏ : ‎ 28 分
  • レーベル ‏ : ‎ EMIミュージック・ジャパン
  • ASIN ‏ : ‎ B0000089NY
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    4.9 5つ星のうち4.9 7個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.9つ
5つのうち4.9つ
7グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2007年8月24日に日本でレビュー済み
67年発表。ブラザー・レコード第一弾。ペット・サウンズの手ごたえからか、はたまた過度のドラック依存によるためか、更なる完成度の高いアルバムの製作を目指したブライアンは、ヴァン・ダイク・パークスらを迎えて「DUMB ANGEL」なる後の「スマイル」と呼ばれるアルバムに着手したものの、一向に完成するメドは立たずに制作費は膨大な額になっていく・・・。そのキチガイじみた(笑)録音作業は何かの書物を読んでいただくとして、いつまで経っても完成しない「スマイル」を無理矢理まとめて発表したのがこのアルバムで、レコード会社やメンバーへの不振を募らせていたブライアンをこの暴挙が更に追い討ちをかけたことは間違いないだろう。幻の「スマイル」を完全に無視すれば、このアルバムは素晴しい出来であり、前作の「ペット・サウンズ」とも一味違った究極的な完成度を誇る歴史的な名盤であることは間違いない。ただし制作者の意志がどこまで反映されているか?という点を考慮すると判断の難しい作品ではある。ただ、私はこの形で発表した英断は正しいと思っている。ちょっぴりサイケで、ジャケのイメージにもあるディズニーのような世界・・・。これこそブライアンそのままのイメージだからだ。コンセプトさえ無視すればあまりにも素晴しい曲の連続。ブライアンの究極の一曲である6.は本当に素晴しい。この曲がラジオで流れてくると「夏だな〜」と体が反応してしまう自分がいる。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年12月23日に日本でレビュー済み
「英雄と悪漢」と「グッド・バイブレーションズ」が入っているだけでも「お値打ち品」といえます。この作品はいろいろと解説がつく経緯があるのですが、これだけ聞いている分にはそれなりに「いい作品」です。ただ、それまでのビーチボーイズの世界からは完全に変わってきたということは誰でも気がつく作品です。それがビートルズの「サージャントペッパーズ・・・」の影響なのかどうかはともかくとして、もしそうであれば、一番ドラマチックにその影響を表現することに成功したのがビーチボーイズ(ブライアン・ウィルソン)ということになります。音自体もそれまでの世界と一線を画しておりましたし、当時は「スマイル」が「スマイリー・スマイル」になったんだと単純に考えていた軽い自分を思い出します。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年3月22日に日本でレビュー済み
色んな経緯を経て発売されたアルバムです。若干インストの要素が強く売り上げ的にはさほど成功したアルバムではありませんが、聴けば聴くほど味が出てきます。[グッドバイブレーション]、[英雄と悪漢]で見せる、変則的な展開と美しいハーモニーの見事な組み合わせは、何度聴いても飽きません。美しく先進的なポップアルバムです。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年7月26日に日本でレビュー済み
67年発表。

ブライアンのソロアルバム:スマイルが発売されて以降このアルバムを聴くかたはどれくらいいるのだろうか。
ビーチボーイズのSmile Sessions(日本盤ではスマイルとして販売する暴挙!)も発売されたし。。
元々、サーフィン/ホッドロッドというか海のイメージのビーチボーイズリスナーには見向きもされないアルバムですし。
しかし、底知れないものを秘めたアルバムです。

英米のロックの名盤を聴き進めれば必ずぶち当たるのがPet Sounds。
私もその例に漏れず、山下達郎氏の入魂解説を読みながら、何とか理解しようと聴いていたものだ。やはり始めはいま一つわからなかったが、繰り返し聴いているうちに私はペットサウンズ中毒となった。
ペットサウンズの魅力は様々あるが、音楽面で特に私を虜にさせたのはヘンテコなベースラインだ。聴いているうちに頭から離れなくなり病み付きになる。Pマッカートニーもミッシェルでやっているようなベースラインだが、本当に奇妙なベースがアルバムを通して流れ続けている。

そしてペットサウンズに嵌ってしまった人間が避けて通れないのがスマイルである。
存在しないモノへのないものねだりというか、一種の神秘的な憧れというのだろうか、当然のように私も魅かれていった。
スマイリースマイルに残された多くのスマイル収録予定楽曲や、以後のサーフズアップあたりまでの各アルバムに散らばって収録されたその他のスマイル収録予定楽曲を組み合わせて、私のスマイルカセットを作ろうとした。資料等を見て、足りない楽曲を補充するために西新宿のショップへ海賊版を買いに行き、自分のスマイルカセットをいくつか制作した。
もう20年以上前の大学時代の思い出である。

そして本盤Smiley Smile。
多くのスマイル収録予定曲を含む本盤。グッドバイブレーションズと英雄と悪漢だけのアルバムとまで言われた。
しかし強烈なスマイルの残り香を放っている。
そもそもスマイル制作過程で一応の完成をみた楽曲は先の2曲のみである。いや、完成に近づいたと言わなければならないか。その2曲はシングルヒットもし、ベストアルバムにも他のビーチボーイズのヒット曲と並んで収録されている。素晴らしいメロディーに綺麗なコーラス、ノリの良い曲調と、一般的なビーチボーイズのイメージを持つ方々にも支持されるのも理解できる。
でもそれだけなのか? じっくりと真剣に聴いてみて欲しい。スマイルの制作過程でブライアンの変質的なスタジオワークにより生み出されたこの2曲。あまりにもヘンテコなコーラスワークや奇妙な楽器使い等、真剣に聴けば聴くほど従来のビーチボーイズの音とは程遠い。海や昼間のイメージは微塵もなく、ペットサウンズ以上に夜そして闇を、更には狂気をはらんだ音楽に聞こえる。本来意図したものではないとしても。。
このように感じるのは私だけなのであろうか?
更にスマイルの制作中止により破綻したブライアンの精神状態やドラッグの影響により、本来笑いの中に癒しのパワーがあるはずのスマイルというアルバムが、よりダウナーな雰囲気の曲が並ぶスマイリースマイルへ変化してしまった。しかしそこがスマイリースマイルの魅力とも言える。

そしてその前記2曲以外の楽曲はスマイルが放棄され、スマイリースマイル用として簡易に完成させられたものだ。当然に完成品の2曲と比べれば、中途半端な完成度合いは否めないが、多くのスマイル楽曲達は何とも言えぬ雰囲気を放っている。
一種狂気の香りとも言えようか。未完でありながらもこの普通じゃない感は、本アルバムを評価しない方々や一般のビーチボーイズリスナーにも感じられるであろう。
その感じは以後のアルバムに散らばって収録されたスマイル楽曲群にもいえることで、それらのアルバムのなかでスマイル楽曲達は、強烈な香りを発し、明らかにそこだけ崇高な雰囲気を醸し出している。

2曲目のVegetablesはPマッカートニーがスタジオ見学に来た際に、ブライアンと共作したとも言われた曲。野菜をかじっている音はポールらしい。

21世紀のブライアンのソロアルバム:スマイルに我々は狂喜した。感動した。しかしそれは21世紀のブライアンの素晴らしい作品であって、オリジナルのスマイルと同一ではない。独特の空気感は薄らいでいる。もちろん2011年のビーチボーイズ盤Smile Sessionsもスマイルそのものではない。
だが、1966〜67年のブライアンの狂気、ドラッグ等を内在したオリジナルスマイルの残り香は、Smile Sessionsと同様に本盤Smiley Smileに今もしっかり存在している。
67年に完成されなかったオリジナルスマイルは私には神聖で絶対の存在になっている。

本作Smiley Smileは、フランクザッパのマザーズ作品群や、キャプテンビーフハートのトラウトマスクレプリカ、カンタベリー系等を聞かれる方にはそれ程聴きにくい音ではない。
事実本国アメリカではPet Sounds、Smiley Smileから7O年代前半にかけて人気が急降下していったが、イギリスを中心としたヨーロッパでは絶対的な人気を誇った。元々のビーチボーイズのイメージの人気もあったことは間違いないが、一方で欧州にはこのような音楽をも聴ける土壌があったのであろう。 なんせイギリスのアルバムチャートでは、ビートルズのアビーロードをザッパのホットラッツが首位から引きずりおろしたくらいですから。
もっと評価されても良いアルバムであると思う。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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