Lloyd Coleのファースト・アルバムにして最高傑作!
Commotionsを解散させた後のソロも佳作が多いが、なんと言っても今作を挙げたい。
(このレビューを最初に書くのが私だとは、なんと運の良いことか)
個人的には、New Orderの諸作やThe Smithsのファーストなどと並び80年代が生んだ最高傑作の1つと位置付けている。
ネオアコとくくられているが、実際にはREMとかThe Replacementsなどに近い雰囲気を持っていると思う。
ソロ転向後、ルー・リードのバック陣を引き連れて録音していたことからも、アズカメのそれとは間違いなく違うルーツだと思う。
(Lloydは、Tレックスとトム・ウェイツに憧れていたそうだ)
その詩、そのストリングス、その歌声全てが80年代にしか出せないもので、
その意味で、永遠の青春万華鏡の⑤foret fireや⑨patienceなどは本当に素晴らしいと思し、⑩のアコギの展開などは、後のSundaysなどに与えた影響も大きいのではないだろうか?
『Lloyd自身も3rdで取り上げるが「80年代のジェームス・ディーンは、ショーン・ペンだ!」という人に是非聴いてもらいたい』、そんな作品だと思う。