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７０年発表の１ｓｔ。タイトル曲こそビートルズのナンバーだが、全１３曲中１０曲がオリジナルというデビュー作。ちなみに４．がチャット・パワーズ、１２．がバッファロー・スプリングフィールド時代のニール・ヤングの曲である。本作以降は腕利きの一流セッションマンがバックを担当することになるが、本作ではカレンがドラムスも担当しており、本来のグループの姿が分かるという意味でも本作の聞き物の一つだと思う。
１．はクラシカルかつ複雑なハーモニーを聞かせるア・カペラで一気に厳粛なムードとなる。このイントロダクションだけでも大凡のソフト・ロック系のグループの水準を超えている。２．はライヴの導入部のような司会者の声の後、細かなスネアのロールの入った曲が始まる。ストリングスによるオーケストレーションを加えた美しいメロディはもちろん聞き物だが、先のカレンのスネア・ロールを聞かせようという意志も伝わってくる。３．はピアノとフルートによるクラシカルなイントロがまずは印象的。クラシックとトラッドを合わせたかのようなメロディ・ラインが後の作風と比較するとやや異色だが、ハープ、ストリングス、木管、ホーンまでも導入した豪華なアレンジに負けないのはさすが。映画のワン・シーンのような雰囲気である。４．はリチャードのヴォーカルだが、ヴォーカルにフェイザーを掛けて声を揺らしてある。この手法はビーチボーイズ〜ブルース・ジョンストン〜クリス・レイウボウでお馴染みのもので、その流れも感じさせている。９．はエレピのグルーヴで引っぱるジャズ・ロック風の仕上がりでビックリ。
個々の曲の素晴しさもあるが、フル・オーケストラを贅沢に使ったアレンジも非常に聞き物。デビュー当時から彼らがどれだけ期待され、かつそれに相応の実力を持っていたかが良く分かる完成度の高い作品である。
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Dannan Tavona
Great condition
2024年5月2日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
H. Perera
A pretty amazing fresh debut album!
2021年2月6日に英国でレビュー済みAmazonで購入
Laurie Samson
Sounds awesome!!
2019年3月30日にカナダでレビュー済みAmazonで購入
David M. de Muynck
A great Cd
2022年8月8日に英国でレビュー済みAmazonで購入
Client d'Amazon
Five Stars
2017年4月10日にカナダでレビュー済みAmazonで購入
