ディートリッヒやピアフのカバーばかりのウテ・レンパー。でも、このアルバムはレンパーのために書かれた新曲ばかり。どの曲も歌詞が詩的で、歌詞カードも入っているので日本人にもわかりやすい。私にとってはレンパーのベストアルバムのひとつ。内容的には、ポップスというよりジャズに近く、スティングの女性版という感じ。まだ若い時代のレンパーの繊細な高音が素敵です。
レンパー、もっと日本で人気出てもいいと思うけど、ドイツ語の歌が多いから人気でないのかな。ドイツ的すぎてレンパーがなじめない人にもこのアルバムはオススメです。私にとっては、30年以上前デュッセルドルフでジャケットに惹かれて買い、レンパーのファンになった思い出のアルバムです。