Amazon.co.jp: Transition: ミュージック

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ユーホー

「至上の愛」発、「アセンション」行、最初のトランジット

2004年3月13日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

Personnel:
John Coltrane - tenor saxophone
McCoy Tyner - piano(#1-3)
Jimmy Garrison - bass(#1-3)
Elvin Jones - drums
Recorded at the Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey on June 10(#1-3)and June 16(#4),1965
Transition / formal the act or process of changing from one form or state to an other
　
　1964年、「至上の愛」によって自己の音楽性の一つの頂点を極めたコルトレーンが哲学や理論によって構築された彫刻的とも言えるそのスタイルを破壊し、更なる高みへ歩を歩めた意欲作である。フリーあるいはアヴァンギャルドと形容される後期コルトレーンのカオスを思わせるサウンドはシーツ・オブ・サウンドと同じく理論の果てに生まれた表現であり、根拠を欠いたものでは決してない。
　そして「破壊とは生産である。」という芸術におけるセオリーを最もよく体現し、成功した例、それが本作ではなかろうか。「至上の愛」でなく、この「トランジション」を最高傑作に挙げる声も多い。
　
　本作のテーマとなる①はコルトレーンの新たな深淵を覗わせる内容。「至上の愛」を超えた上での恐るべき、そして静かな第一歩だ。「至上の愛」の面影を残しつつも随所にフリーを散りばめたモード・スタンダードな演奏。伝家の宝刀シーツ・オブ・サウンドは音数をぎりぎりまで削り、静寂さすら感じさせる。
　スローテンポの②はマッコイ・タイナーの流麗なピアノがコルトレーンの豊かな叙情性を引き立てている。①と③を自然に繋ぐために極めて重要なパート。艶やかで典雅、息が漏れるほど美しい。
　圧巻は③。5つのパートからなる組曲構成。その名もsuite(組曲)である。「至上の愛」をぐっとタイトに凝縮したような、あの究極の一枚の全てを、それでも半分とは行かないまでも1パート増やして21分にまとめている。
　④は演奏日が違うこととドラムとサックスのコンビ編成ということもあって微妙に質感が違う。といってもクールダウンにぴったりだし、余韻にこういうものを聴くのも刺激があって楽しい。
　とても欲張りで充実した内容を誇る作品である。コルトレーン漬けになる。

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Amazonカスタマー

Close to the Edge

2017年5月6日に日本でレビュー済み

コルトレーン，1965年の録音，1970年発表の作品．オリジナルは Transition, Dear Lord, Suite の3曲構成だが，後に発売されたエディションでは Dear Lord が Welcome に差し替えられ，ボーナスとして Vigil が追加されていたりする．この２曲は Kulu Se Mama に収録の物と同一．また，Dear Lord は 1993年発表の Dear Old Stockholm に収録されている．購入前に収録曲を確認されたい．

さて，内容だが，主たる Transition, Suite は1965年6月10日の録音．A Love Supreme が1964年12月9日， Ascension が1965年6月28日の録音なので，フリージャズへの移行期の作品となる．正に，transition．様式美から瞬間の美の追求の狭間にある作品であり，様式美の破綻寸前までオーバードライヴされた，手に汗握る演奏を特徴とする．特に Transition はソロ・サックス，ソロ・ピアノ，アンサンブルの何れもがスピード感を伴った緊張感みなぎる内容となっている．その後に続く Welcome は揺蕩う（ﾀﾕﾄｳ）波の様なピアノをバックに艶やかな管が鳴り響く美しい小曲で，それ迄の緊張感が一気に弛緩する．そして，最後に大曲 Suite が姿を現す．
優れた内容を誇る本作だが，死後にリリースされた為に認知度が低く，マニアックな作品と云える．本作がお気に召した人にはコルトレーンの遺作である Expression を一聴することをお薦めする．

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くじゃく

購入するならJAN：0602527790183 を購入しましょう♪

2018年3月8日に日本でレビュー済み

輸入盤だが日本盤CDと同じ曲順で”DEAR ROAD”が収録されている。国内SHM-CD他多くのこの作品のCD1曲目の曲中にノイズが混入し憤慨していたが上記JANコードのCDではノイズが完全に除去されている。買うならこれ！！！ですね。

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山國閑遯 [iwao masa]

減点は収録曲の異同に対し／出版者のアルバム編集に疑問を感じる！（追記・曲差し換えへの考察）

2021年5月1日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

コルトレーンの熱心なファンや蒐集家は、出版社のアルバム編集をどのように感じておられるのだろうか？
私はマイルス者ですが、アルバム制作に違和感を甚だ感じます。マイルスはブートを別にして此のような編集は殆どありません。アルバムのコンセプトが明確で、その意思・思想をマイルスとレコード会社は共有していました。それは音楽家にとっても愛好家にとっても望ましい形かと思います。

しかしながら、コルトレーンのそれには「コンセプトアルバム」と云う概念が当初から稀薄で、同日録音や近接録音が無意味かと受け取れる様に分散されています。分散だけならば集めれば良いのですが、分散重複しているものが晩年には多く理解に苦しむ編集企画と成っています。このような販売は天国のトレーンもファンも望んでいないと出版社は分っているのだろうとは思うのですが。

マイルスのように商売のセンスのないトレーンは、会社のトレーンを理解するセンスと戦略的販売センスが問われます。息の長いトレーンの作品ですから新たな企画でトレーンの作品をフォローして下さい。

以下は本作品のデータと関連アルバムです。お役に立てば幸いです。
『Transition』LPオリジナル 1970年7月リリース
John Coltrane (ts); McCoy Tyner (pf); Jimmy Garrison (b); Elvin Jones (ds)./ Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, 1965.6.10
1）Transition [15:31]
3）Suite／*Prayer And Meditation: Day *Peace And After *Prayer And Meditation: Evening *Affirmation *Prayer And Meditation: 4 A.M. [21:19]

John Coltrane (ts); McCoy Tyner (pf); Jimmy Garrison (b); Roy Haynes (ds)./ Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, 1965.5.26
2）Dear Lord [5:29]

『Transition』CDオリジナル 1993年リリース [日本版CDはLPに準ず]
1）Transition [15:31] 1965.6.10 LPに同じ
2）Welcome [5:25] 1965.5.26 に同じ
3）Suite [21:19] 1965.6.10 LPに同じ
4）Vigil [9:42] John Coltrane/Elvin Jones Duo 1965.6.16 NJ

当初 LP３曲という形で 1970年のみのリリース。その後（不明の理由）により 1993年に曲の変更で "Dear Lord" が削除され「Kulu se Mama」にあった "Welcome" "Vigil" が置換えられた。2001年 LPオリジナルの形に復元されたCDが日本版としてリリースされた。

"Dear Lord" は「John Coltrane - Dear Old Stockholm/Impulse! GRD-120」「Ballads Of John Coltrane/Impulse! (J) MVCI-23057」など他にも収録。
"Dear Lord-alter" は「 John Coltrane - The Classic Quartet: The Complete Impulse! Studio Recordings/Impulse! IMPD-8-280」に収録。

減点は収録曲の異同に対し／出版者のアルバム編集に疑問を感じる！（追記・曲差し換えへの考察）

追記／曲差し換えへの考察
上記で「不明の理由」により・・・とあった曲の差し換えにこそ、トレーンと制作の溝を感じます。トレーンの早過ぎる死が有ったとは云え、収録から５年有余ボツにされていたのが現実だと思います。
同日収録の「Kulu se Mama」セッションはトレーンの様態(その後容態)を察してと疑われても仕方ない情況で 1965年1月慌ただしく出版されました。それでも２年の等閑と云うゾンザイでした。

こうした現状はトレーンにも制作側にもポリシーの無い果実としか云いようがありません。私はトレーンがその才能を十二分に制作側に理解されリスペクトされていたとは考えられません。マイルスのような強かさの無いトレーンは脇目の見えない馬車馬のような演奏家ですからより以上の周りのサポートとブレーンが必要です。藝術と云う言葉はあまり使いたくは有りませんが、マイルス以上にその筋の人間なのです。そこの理解が制作側に足りないのです。

では本題の差し換えですが・・・
トレーンの死後出版された「Transition」に彼のアルバムに対する意思は勿論反映されていません。しかし、同日の収録を見るとその楽想からその日の収録でコンセプトの有るアルバムの制作をトレーンは考えていたやに思います。"Transition" アルバムのあるかたのレビューで「"Welcome" は組曲(Suite) のイントロだったのね」とありましたが、正にその通りだと思います。
つまり「Transition」のオリジナルに "Dear Lord / '65.5.26 " の組み合わせがおかしくて、「Kulu se Mama」にも "Dear Lord" の存在が変なのです。

オリジナルを重んじる気持ちは充分解りますが、トレーンの意思が反映されていなく尚かつセンスの無い制作者を思えば改訂版「Transition」の方にアルバムとしての調和が感じられます。それでも「Kulu se Mama」所収の "Vigil" はオマケのつもりか蛇足かと聴きます。

因に、そもそもで云えば "Kulu se Mama" と云う曲がアルバムとして調和する他の曲なんて有りません。近接収録の「Om」が一曲のように「Kulu se Mama」の様な特異な曲も一曲の出版が相応しいように思います。LP時代には時間の制約があって仕方がないのでしょうが、今であれば「Om」と「Kulu se Mama」がアルバムとして調和するように聴こえます。

インパルスと云う会社の戦略にセンスが無いばかりにファンは妙なトレーンの聴き方を強いられています。トレーンのアルバムを整理しているのですが、少ない一部を除いて「コンセプト・アルバム」というものはほとんどなく、本当の意味の単なる "アルバム" の羅列と映ります。
しかしそれはトレーンの「音楽」がそうさせているともいえるかもしれません。トレーンの演奏は一曲が全てで一曲で完結しているからこそ「アルバム」が難しいのかと思います。そんな訳で私はアルバムを分解し時系列で「トレーン音楽」を整理しています。何処の一曲でも楽しめますし、流れを聴けば変化が楽しめます。

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腰　痛萬

フリー突入前夜

2014年3月2日に日本でレビュー済み

「至上の愛」は組曲として完成度が高く、集大成と云える作品でしたが、「Transition」は強烈な情念の噴出を感じました。コルトレーン死後優れたミュージシャンは多く現れたと思われますが、対極にあるマイルスデイヴィス以外、音楽的創造性を追求し続けたジャズミュージシャンは自分の知る限り見当たりません。現在でもジャズを聴き続け、あるいはジャンルの制限を設けず、模索しています。
時々面白いなと思う演奏もありますが、何回か聴くうちに飽きてしまい、結局コルトレーンのアルバムを引っ張り出してしまいます。
やはり、コルトレーンを乗り越えるのは困難なのでしょうか？ケニーギャレット、ブランフォードマルサリスも好きなのでアルバムを購入しますが、コルトレーンの演奏に感動したレベルには到達し得ません。
まあ、ジャズの聴き方はいろいろあるので現在も聴いてはいますが・・・・・

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tokyodriftwood

臨界点寸前

2007年8月28日に日本でレビュー済み

「至上の愛」発表後、コルトレーンはより深くフリージャズに傾倒していった。一曲の演奏時間は伸び、苦み走ったテナーの音色はよりアトーナルになり、どこか痛々しくも感じられるようになった。その頃のトレーンミュージックの頂点をなす作品がこの"Transition"である。何故か死後のリリースとなっているが、この自信溢れるアナーキーなサウンドからは一寸の迷いも感じられない。もはや「フォービートジャズ」や「シーツオブサウンド」はここにはない。猛り狂ったようなテナーが雄叫びをあげ、ものすごい音圧のトレーンが、火傷しそうなほどホットで激しいトーンで吹き倒す。好き嫌いが分かれるところでもある。
両手両足を休まず動かしながらドラムスからの轟音でトレーンを煽りまくるエルヴィン・ジョーンズ。めくるめくハイスピードでホンキートンクなピアノの音をあちらこちらにまき散らすマッコイ・タイナーも危険だ。メルトダウン寸前の溶解炉を連想させるような阿鼻叫喚のフリージャズが延々と繰り広げられる。タイトル曲"Transition",五つのパートから成る"Suite"がコルトレーン流フリージャズの傑作だ。２曲目の"Welcome"が箸休めのバラードで、最後の”Vigil"がトレーンとエルヴィンのデュオ作で、二人の妥協を排したインプロヴィゼーションプレイがじっくり味わえる。
１９６５年５月、６月の録音。あの問題作"Ascention"の１月前。もう限界の一歩手前だったのだろう。この後程なくして、クラシックカルテットのメンバーであったエルヴィン・ジョーンズとマッコイ・タイナーはグループを去った。これを聴くには中途半端な気持ちでは跳ね返される。心して取りかかる必要がある。リスナーの全き専心を求める音楽である。

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Amazonカスタマー

至上の愛気に入られた方はどうぞ。

2006年10月24日に日本でレビュー済み

至上の愛が気に入った方なら気に入ると思います。激しくブロウするテナーがたまりません。完全にフリーというわけではなく、曲は構成されています。インパルスのトレーンの中でもすごく完成度の高い上級作品だと思います。

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Marjan Stojanovic

Five Stars

2017年3月1日にカナダでレビュー済み

Amazonで購入

Thanks!

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Cliente Amazon

Transition, disco superlativo

2016年9月27日にイタリアでレビュー済み

Amazonで購入

Uno dei miei preferiti della produzione coltraniana, il fatto che l'improvvisazione, in alcuni momenti davvero esaltante, sia sostanzialmente cromatica ma su tempo definito, rende l'idea di quanto sia stato difficile staccarsi del tutto dalla musica più strutturata che il quartetto ha portato avanti negli anni precedenti. Coltrane suona in modo pazzesco, con una carica esplosiva tipica dei live (ma qui siamo in studio!), nella seconda parte del solo, ad un certo punto, sembra stia concludendo, ma succede qualcosa che lo porta a riprendere in maniera ancor più sorprendente, ricavando sonorità e fraseggi memorabili. Da segnalare, ovviamente che è accompagnato da un trio ineguagliabile, con elvin jones semplicemente immenso.
La produzione '65-67 del grande saxofonsita è una delle maggiori vette raggiunte dalla musica del '900, e questo disco sta dentro alla grande tra le migliori registrazioni del secolo scorso. Consigliatissimo.

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Disink

A Necessary Posthumous Album

2012年2月18日にアメリカ合衆国でレビュー済み

Amazonで購入

What to do with John Coltrane's posthumous records? At his death, it was announced that there were literally hours of unreleased music, all of it good. This turned out to be absolutely true, but it left a problem: how to release it? Should it be released in recorded order, or should an attempt be made to create albums of it? Many of these songs, in his usual fashion, had no titles, leaving Alice Coltrane to decide their names. Others came from sessions from which music HAD been issued, and that leaves the lingering question of why the unreleased pieces had been so. That is the case here, but thankfully this is an album well due that status: "album", like Sun Ship , not simply a collection of unreleased songs, like Selflessness Featuring My Favorite Things .

The session that created the vast majority of this album was on June 10, 1965. On that day, the Coltrane quartet recorded what appears to be a complete record: "Transition", the fifteen minute "energy music" title track, "Welcome", a five minute ballad (sometimes referred to as "the happy birthday song") in the suspended style that was associated with Coltrane pieces like "After the Rain", and a twenty-one minute "Suite", which was largely a rocket-blast of assertion, a sequence of "prayer and meditation" from the dark night of the soul. Why weren't these three pieces issued at the time? Because Coltrane was recording like crazy. This record was just one of over a dozen records recorded during that prolific year. Even still, it stands as unusually strong music, and in that regard we can thank Alice Coltrane and Ed Michel, who put this record together in 1970, creating an album by making a simple substitution.

As it happens, John had been so taken with "Welcome" that he'd combined it with two other unrelated songs for one of the last albums released in his lifetime, Kulu Se Mama . That inclusion may have caused some skepticism about releasing these other tracks, but quality is not an issue: Coltrane greatly wanted to release the Juno Lewis composed title track to "Kulu", but needed more music for the album. For this album, Alice solved the problem of the missing ballad by sticking the similar sounding "Dear Lord", from the May 26th session, in place of "Welcome". This track features the great Roy Haynes on drums in place of Elvin Jones, and it serves the purpose that may have been intended - to be a suspended bridge between the full-on energy assault of the title track and raging night that is the "Suite". The three together make a perfect record, and this version, with crisp, new sound, is the best way to have it. It's also worth noting that this release is a RETURN to the original running order - GRP released an "amended version" in the nineties when it recalibrated some of Coltrane's later work, sticking "Kulu Se Mama" with other long pieces of 1965 and moving "Welcome" back to this running order, but also removing "Dear Lord" (which was put with the rest of the Haynes pieces) and adding the sax/drums duet "Vigil". Nothing wrong with those pieces, of course, but in this case the original album deserves some respect. All of these cuts are prime Coltrane, and its great to have it back together. Admittedly, some of Coltrane's posthumous records are not necessary choices by themselves - the music may be better heard as "bonus tracks" or, as is the case with the Newport music, with other live sessions. But, for Coltrane from this period, this stands tall next to anything not called A Love Supreme , and needs to be in the collection of every serious Coltrane listener.

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degrant

A Transition between A Love Supreme and the late period

2012年1月11日に英国でレビュー済み

Amazonで購入

Even by his own standards 1965 saw a staggering output from Coltrane and his Classic Quartet much of which only saw the light of day years on. The four tracks here were recorded on two sessions on 10 and 16 June 1965 a few weeks before Coltrane's famous performance at Newport. "Welcome" and "Vigil" appeared on "Kulu Se Mama" but sound more at home here in what is a very coherent release in developing and refining such albums as "Crescent" and "A Love Supreme". As has often been remarked, Coltrane was always in a state of development that "Transition" could be the name for countless of his releases but here the moniker is peculiarly apt in the last year of the Classic Quartet's existence.

"Transition" is often overlooked which is all the more odd when it should appeal to all fans - it is not nearly as challenging as the Post Classic Quartet releases but is still sufficiently abrasive to appeal to devotees of "Live in Japan" and "Interstellar Space" for example. All four musicians are on blistering form - "Welcome" is a truly beautiful encapsulation of peace while the title track see the four musicians fully engaged.

All in all, criminally overlooked and very highly recommended.

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grantee

great

2014年8月7日にカナダでレビュー済み

Amazonで購入

deliveried on time,great music

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