1995年、オスロ、レインボースタジオ録音
1992年にスタートし、ほぼ1年1作のペースで制作されてきた、ピーター・アースキン・トリオの
3作目。これら4枚は、ほとんど同じような内容。ファンはその微妙な違いを楽しむのだろう。
そこにはいつものごとく高水準なECMジャズのあの音、あの響き、あの空間がある。
1作目は、ピアニスト、ジョン・テイラーが久々のトリオでの録音ということで、手探り状態になり、
それが独特の静寂空間を作り出している。2作目となると、流石にこなれて3人のプレイも熱を帯び、
空間を満たす。3作目が本作。4枚の中では、最後の『Juni』が最も聴きごたえがある。
これら4枚をまとめたボックス・セット『As it was』がある。