個人的には"Metal Box"と双璧の後期PILの名盤のデラックス盤。
いきなりヘビーかつポップな路線に舵を切り換えた時期だったので、発売当時は戸惑いながら聴いた覚えがあります。

本作はビル・ラズウェルをプロデューサーに迎え、ジョン・ライドン以外はビル・ラズウェルが揃えた一流ミュージシャンで創られた作品です。

Disk1の音の厚みを期待すると違和感を感じるかもしれないので注意して下さい。

Disk 2のライブは聴き応えありです。
まさかのZeppelinのカバー"Kashmir"を真面目に演奏してたり、初期には考えられなかったオーディエンスとのやりとり...
なかなか貴重な1枚ですね(RISEの途中　音がこもっているのがちと残念ですが)

ちょっと悩みましたが、限定生産なので購入ポチ♪
内容が濃いのでじっくり聴き込みたい作品です。

この作品が好きな方にはスターリンの"FISH INN"のリミックス盤も聴いてみる事をお薦めします。

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exclusive

30年以上前！

2018年2月23日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

PiLの大ファンで、最初に買ったのが、この「アルバム」でした。
どんな内容かと到着まで楽しみにしてましたが、期待にもれず素晴らしかったです。

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桃次郎

Rise: さようなら、ネルソン・マンデラ

2013年12月7日に日本でレビュー済み

2013/12/5 ネルソン・マンデラが亡くなった。アパルトヘイトに病んだ南アフリカで、黒人と白人を繋いだ虹の架け橋が消えた。マンデラ氏の危篤が伝えられたこの夏、ジョン・ライドンはNMEのインタビューで次のように語った。「"Rise"のような曲を演奏する機会があって光栄だと思う。この曲は、ネルソン・マンデラと当時の南ア警察の拷問について扱ったものだよ。だから俺には本当に痛みの伴う作品なんだ。もし彼が死んじゃうなんてことがあったら、（狂ったこの世から）まともなあの世に逝ってもらいたいと思うよ。」

ANC（アフリカ民族会議）は少なくとも20年間、アパルトヘイト打倒に向けた非暴力闘争を貫いていた。しかし1960年、南アの黒人居住区で抗議デモを行なっていた群衆に向けて、警官75人が発砲。700発以上の弾丸が撃ち込まれ、69人が死亡、180人以上が負傷、女性や子どもも背中から撃たれた。ANCは反政府組織に指定され、デモに参加した市民の惨殺は合法とされた(Sharpeville Massacre)。

非暴力での解決を断念したANCの懇願を受け、副議長ネルソン・マンデラは、国外で武装組織「民族の槍」を結成、その指揮にあたることを受諾した。南アを内戦ぎりぎりにまで追い込めば、政府もアパルトヘイトをあきらめるかもしれない。しかし軍事は人権派弁護士に過ぎない彼の専門ではない。この時、マンデラの胸にはどんな思いがよぎったんだろう。そのためらいをジョン・ライドンは見事に表現している。

I could be wrong, I could be right　私は間違っているかもしれないし、正しいかもしれない
I could be black, I could be white　私は黒人だったかもしれないし、白人だったかもしれない
The cost so high the gain so low　代償は大きく、実りは少ない
The written word is a lie　書かれた言葉（法）はウソばかり
（#2:Rise）

マンデラは62年に逮捕され、国家反逆罪で起訴される。マンデラの弁護団を務めた英国のジョフィー氏は語る。「マンデラがすべての罪を認めてしまうものだから、死刑を回避するのにひどく苦労したんだ。マンデラは最初から自分の命と引き換えに、アパルトヘイトを法廷に引きずり出す覚悟だった。自分が処刑されて、世界が南アに目を向けてくれれば本望だと考えていた」弁護団の努力で死刑は回避され、無期懲役となった。1986年（獄中生活23年目の冬）、P.I.Lはこのアルバムを発表した。僕がアパルトヘイトを知ったのもこの頃だ。マンデラの苦難を通して、世界の目は徐々にしかし確実にアパルトヘイトに向けられていった。ライドンは、誤った法が人間を苦しめる事態は、南アだけの問題でなく、いつでもどこにでも起こりうることだと考えている。拷問の描写の後に感動的なアジテーションが続く。

May the road rise with you　あなたと共に道はひらける
Anger is an energy　怒りはエネルギーだ

このアルバムを聴くたびに、僕は大きな勇気をもらう。ネルソン・マンデラやジョン・ライドンと時代を共有できたことを、とても嬉しく思う。

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veloso 2

sous estimé et à réhabiliter d'urgence

2007年5月4日にフランスでレビュー済み

Amazonで購入

Lorsque l'on parle de Pil groupe longtemps sous-estimé et revenu un peu à la mode, c'est souvent pour évoquer avec raison,s es deux premiers albums pionniers et fondateurs d'une new wave séminale. Il conviendrait en fait d'ajouter aux deux premiers cet album magnifique de bout en bout et finalement près de ving ans après tout autant source d'influences multiples. Il marque le retour au rock pour un Lydon qui depuis les pistols avait renoncé aux guitares saturées et qui choisi de s'entourer d'un des tout meilleurs comme il le prouve ici Steva Vaï (vraiment à des années lumières du clown satriani) qui lui est un vrai musicien que ce soit pour ses soli ou en accompagnement: le riff du premier morceau est par exemple imparable. Bref un des très grands disques de rock, un peu oublié qu'il convient de réhabiliter superbement produit et arrangé, le violoncelle par exemple. Lydon n'est pas un grand chanteur mais c'est un superbe brailleur qui sait jouer des silences et des répétitions de phrase ce qui fait de lui plus un shaman q'un simple chanteur. Il n'y a que 7 morceaux mais c'est autant de perles. Il ne faut pas confondre quantité et qualité, ici on est servi.

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