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サブ・タイトル通りの内容です。
ケニー・ホイーラーのフリューゲル・ホーン、ジョン・テイラーのピアノ、ジョン・パリチェッロのギター以外は、
４本のトランペット、２本のトロンボーン、２本のバス・トロンボーンからなるブラス・アンサンブルです。
指揮はトニー・フォークナー。
一般的なジャズのスタイルからは遠く離れた形式の音楽です。
いかにもECM的な自由な音楽的構想で演奏される６３分４７秒です。
キース・ジャレットらとの名盤『ヌー・ハイ』を想像すると大きな肩すかしをくらいます。
１９９９年のこのアルバムは全く別のものとして鑑賞する必要があります。
TR07の"Gnu Suit"で、部分的にギターとピアノをバックに少しスイングしますが、
レスター・ボウイのブラス・アンサンブルよりももっとジャズから離れていると思います。
古典音楽や管楽器のアンサンブルなどがお好きな方なら無理なく聞き通せると思います。
もちろん、ケニーホイーラーは部分的にソロをとりますが、あくまでアンサンブルの一部です。
蛇足ですが、ロックばかり聞いていた頃には、少し構えないとジャズは聞けませんでした。
ジャズばかり聞いている今、このアルバムは同じような姿勢で聞く必要がありそうです。
形式にこだわらない柔軟なECMファンなら十分楽しめるでしょう。
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