1986年、ZENOの1stアルバムです。
ZENOは、Zeno Roth(Uli Jon Rothの実弟)を中心とした、ドイツのメロディアス・ハードロックバンドです。
メンバーは、
Zeno Roth (G), Michael Flexig (Vo), Ule W. Ritgen (B, FAIR WARNING) の3人。
このアルバムのレコーディングには、サポートで、
Stuart Elliot (Dr), Chuck Wright (Dr), Rudy Kae (Dr), Carl Mash (Key), Don Airey (Key) が、参加しています。
ZENOの音楽は、メロディアス・ハード・ロックに分類されますが、
メロディアス・ハードを超越したところにある、「唯一無二の音楽」「独特な音世界」です。
「人間・Zeno Roth」「Zeno Rothの個性」を、ウソ偽りなく、ストレートに昇華した音楽という感じがします。
どの曲もメロディーが美しく、時にはパワフルで、時には哀愁や叙情性を感じさせ、
分厚いコーラスには神々しささえ感じられる、きらびやかな音楽です。
パワフルでメロディアス!、ZENOの幕開けを告げる、tr. 1 "Eastern Sun"
素晴らしいZENOの音楽の中でも最も輝きを放つ、珠玉の名バラード、tr. 3 "Love will Live"
美しいメロディと、ガッツ溢れるパワーが一体となった、tr. 4 "Sign of the Sky"
美旋律に、分厚いコーラスが叙情性や高揚感をもたらす、tr. 8 "Heart on the Wing"
メロディー、パワー、叙情性 etcが一体となった、ドラマチックな、tr. 10 "Sent by Heaven"
。。。などなど、素晴らしいメロディ・楽曲が、充満しています。
独特な音世界ゆえに、最初は、違和感が強いかもしれませんが、
期間を長めにとって、気が向いたときに聴いてみてください。
商業的に成功はしなかったものの、超一級!「名盤中の名盤」です。
「ZENOファン」は、必携。
「FAIR WARNINGファン」「メロディアスハード・ファン」に、オススメです。
(個人的意見ですが、「FAIR WARNINGから後追い」の場合は、「Zenology」の方が、入りやすいと思います。)