いまやオアシスのメンバーになってしまったアンディ・ベルが組んでいたバンドです。このバンドは短命ながら本当によい作品を残してくれました。
アンディ・ベルの書く曲はもちろんよいが、ボーカルのアレックス・ロウのハスキーな歌声は、数あるUKロックのボーカルの中でも一、二を争うほど実力があると思います。正直リアム・ギャラガーをはるかに超えてます。
そして、リズム隊のグルーヴも唯一無二ですね。どうしてこんなにかっこいいリズム隊をシーンは放っておくのでしょうか? 彼らはどこへ行ってしまったのでしょうか? これだけ上手ければずっと一線で活躍できると思うのですが。
さて、このデビュー・アルバムが彼らの最高作ということになるでしょう。1曲目からただのギターロックに終わってません。キメのリフのかっこよさといったら… 3曲目の名曲Step Into my Worldの哀愁漂うメロディと後半のギターソロを何度聴いたことでしょう。アルバムの終わりの方にはアコースティックな曲が挿入され、最後にはビートルズみたいな曲で終わるセンス。これぞギターロックですね。
アンディ・ベルがオアシスに行ってしまい、アレックス・ロウはソロを何枚か出しましたが、このアルバムの質が高すぎてついつい再結成を望んでしまいます。リズム隊の二人の動向を知っている方がいらっしゃればぜひ教えてほしいです。