まあなんだな個人的にはジョーの最高傑作であると思う1枚。なぜなら=このアルバムはワンマンレコーディングされている(一部ボビーマクファーリン参加だが)ものであるが、よくよく聴いてみるとこれならウエザーリポートって必要無いではないかと考えてしまうからである。それくらい完成度は高い。エレクトロニクス類(シンセサイザーを含む)がどれだけヒューマンでイモーショナルな深みとあふれる生命力を表現できるかのショーケースになってもいることがすばらしい。これは最近はやりのディープフォーレストにだいぶ影響を与えていると思われる。うそだと思うなら比較検討してみるとよい。よりラジオフレンドリーでコマーシャル&ダンスフロアにしたものがディープフォーレストだと思う。これをはじめて聴いた時の衝撃(ジーバップ)は何年か経て聴いた今でもまったく変化はない。まさにタイムレスピース。天才鍵盤奏者たる証明がここにある。インプロビゼーションの切れがかなりよい。今こそ聴かれるべきアルバム。
10点中10点