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Oh Yeah

4.6 5つ星のうち4.6 94個の評価


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曲目リスト

1 Hog Callin' Blues
2 Devil Woman
3 Wham Bam Thank You Ma'am
4 Ecclusiastics
5 Oh Lord, Don't Let Them Drop That Atomic Bomb on Me
6 Eat That Chicken
7 Passions of a Man

登録情報

  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 製品サイズ ‏ : ‎ 13.92 x 0.84 x 12.65 cm; 72.57 g
  • メーカー ‏ : ‎ Warner Music France
  • EAN ‏ : ‎ 0081227535926
  • SPARSコード ‏ : ‎ DDD
  • レーベル ‏ : ‎ Warner Music France
  • ASIN ‏ : ‎ B000026GWB
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 94個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.6つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2021年12月9日に日本でレビュー済み
1961年11月、NY録音 L:Atlantic

1959年にジャズ・シーンは大きく変化する。マイルスが『Kind of Blue』でモード奏法を打ち出し、
コルトレーンも『ジャイアント・ステップ』を発表し、独自の音楽を展開。西からオーネット・
コールマンらがNYにやってきてフリージャズの嵐が吹く。それらの中で、そうした全てをすでに
やってきているミンガスは、ドラマーにダニー・リッチモンドを加え、エリック・ドルフィーも
バンド内に入り、力作、充実作を連続リリースする。

このアルバムもミンガスのそうした名作群の頂点のひとつを形成する。ドルフィーはバンドを
離れているが、それをローランド・カークが埋め、ドルフィー的な純粋音楽の濃度と魅力はないが、
独特な濃密さとアウトな感覚が、ミンガスの音楽にマッチし、盛り立てる。

ミンガスには以前から、楽器の演奏音以外も曲(音楽)に取り入れる傾向があった。それは
トレヴァー・ホーンやフランク・ザッパ的な、インダストリアルな、ミュージック・コンクレート
的なアプローチで、それをM1で聞くことができる。
M6「Eat That Chicken」は、酒場でこんなことが演られていても違和感がないという曲。
それはミンガスの音楽と彼らの演奏が、遥かに飛翔し、ジャズの起源にまで到達している証拠
でもある。この曲の最初のソロを任されるのは、ミンガス最も信頼するミュージシャンのひとり
であるジミー・ネッパー。
ラストM7「Passions of a Man」は、ビートルズの「レボリューション9」のよう。この時、
まだビートルズは「Love me do」すら歌っていない。サウンド・コラージュ的展開が終わり、
聴こえてくるミンガスのピアノの美しさ。曲は拳銃の発射音の一撃で終わる。曲としてもアルバム
としても、この流れ、構成は完璧。
収録曲のあらゆる場面で顔を出す”Oh, yeah!”のシャウトは、パンクロックに近い。3コードしか
知らなくても、ロックは成り立つと突進した彼らと、精神性で共鳴する(ミンガスはロックに
対しては終生否定的だったが)。

このアルバムでミンガスはベースを弾いていない。音楽監督に集中し、コンダクターとなり、
ピアノを弾き、掛け声をかけ、歌を歌う。これはマイルスが、ステージでキーボードを弾いて、
場面転換などを行うようになる遥か前。この時点でマイルスはまだ、フリージャズに対する
自分の出方を決めかねていて、『Someday my prince will come』や『Quiet night』を
出すくらいの低迷期にある。

それに比べて、ミンガスがこのアルバムで見せている、ゆるぎのない確信、方向性。素晴らしい
混沌と豊穣は際立っている。「最もジャズが豊かになっている瞬間を、いくつか挙げろ」と言われたら、
このアルバムを挙げるかもしれない。

ただし、この時期にジャズが手に入れた自由と、表現の大幅な改新は、諸刃の剣だった。チャーリー・
パーカーらが、スイングジャズの形を破り、確立したモダンジャズの形式(ビバップ)を、継承
しつつ乗り越える彼らのアプローチは、クラシック音楽でいえば、古典派が手に入れていた形式と
充実を印象派、ロマン派が壊し、その後に無調、12音階といった最終形が来るようなもの。

開けた扉の先には厳しい、砂嵐のような世界が待っていた。だからオーネット・コールマンは
1962年に。シーンの表舞台から去り、エリック・ドルフィーは64年に出先の欧州で客死。
ミンガスも1965年に活動停止。コルトレーンは67年に逝去。マイルス・デイヴィスは1975年に
電化の魔道を8年間進んだ結果、燃え尽きて退場。変革の風雨を全面に受けた彼らは討ち死に
するように深刻な危機に見舞われるが、その翼の下で直撃は避けながらもその影響を消化した
ジャズ・ミュージシャンたちが、次の舞台を用意する。

M1「Hog Callin' Blues」7:27、M2「Devil Woman」9:42、M3「Wham Bam Thank You
Ma'am」4:43、M4「Ecclusiastics」6:59、M5「Oh Lord Don't Let Them Drop That
Atomic Bomb on Me」5:43、M6「Eat That Chicken」4:38、M7「Passions of a Man」
4:56、M8「Old' Blues for Walt's Torin」7:58、M9「Peggy's Blue Skylight」9:49、
M10「Invisible Lady」4:48
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年11月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ミンガスは、ピアノ弾き語りでベースは弾いてません。
歌いまくりです。
ローランドカークも元気です。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年4月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
他の人も書いていますが、ミンガスがピアノとボーカルです。ミンガスのベースプレイを期待してこのレコードを買ってはダメです。ではダメダメのアルバムかというと、決してそうではありません。全員が楽しんで(ノリノリで)プレイしている感じがよく伝わってきます。ハードバップ的な曲もあれば、デキシーっぽい曲もあります。ジャズの多様性(幅広さ)が楽しめます。
2019年2月24日に日本でレビュー済み
■この盤、ミンガスがベースを弾いていないので避けてきたが、とあるジャズのライブでこのアルバムに収録されている"Ecclusiastics"をカバーしており、オリジナルが聴きたくなって購入。ミンガスはピアノ、ボーカル、アレンジ担当。
■ものすごく混沌としたブルーズの波が怒涛のごとき押し寄せてきます(音楽形式としてというよりは、在り方としてのブルーズです)。ミンガスのピアノとボーカルがなんともいえない泥臭いブルーズ感を醸し出しています。混沌としてはいるが、しかし、気持ち悪くはない…というかこのミンガス・ミュージックに身をまかせると、むしろ気持ちがいい。ミンガス大将がベースを弾かなくともミンガス・ミュージックが成立するのですね。
■このアルバム、特筆すべきはローランド・カークの参加!そしてカークをはじめ、ブッカー・アーヴィン(ts)、ジミー・ネッパー(tb)の三管を含むセクステットのアンサンブルがなんとも素敵。
■最後の曲Passion of a Manを聴いてびっくりした。Beach Boys(Brian Wilson)の『スマイル』(1966~1967録音)にかなり近い音世界なのです。もちろんミンガスの方が先(1961年録音)ですので、もしかしてブライアン・ウィルソンはこのアルバムからヒントを得たのでは?と勝手な妄想が広がるのです。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年12月6日に日本でレビュー済み
この中の一曲「イート・ザ・チキン」という
ファッツ・ウォーラーに捧げられたジャイブ曲が、
「ボブ・ディランのテーマタイムラジオアワー」の
第一集に収録され、
僕は、
「おお!ミンガスってこんなユカイな歌物までやるのか!」
と感動してしまいました。

その曲に顕著な様に、元々がリズム&ブルースの
伴奏者だった過去を思わせる音の数々。

「直立猿人」より好きだなあ・・・。

「神よ原子爆弾を降らせたまうな」も
ユーモアたっぷりの歌物。

ミンガスって何でもやれる、すげえな、
の一枚でした!!
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年5月29日に日本でレビュー済み
ピアノを弾き、叫びを挙げるMingus。感情をほとばしらせ、分厚い音を創りだすKirk。Booker Ervin, Jimmy Knepperのhornsとともに、分厚く、熱い熱い音楽が繰り広げられる。

とても6重奏団の音楽とは思えない。Jazzとも分類しきれない。Mingusの元に集まった、熱く才能のあるPlayer達の作り出す、独特の音楽である。BlueでBlackで、濃厚な音楽である。Mingusの作品中でも、最も濃厚な作品だと思う。やはり、ヘッドフォンで、大音量で聴きたい。

本編が、叫びをfeatureした"Passions of a man"で終わった後に附けられた3曲の"Bonus Tracks"も良い。やはり濃厚で、格好良いBluesが楽しめる。Mingus, Kirkの世界を堪能できる、とても好きなアルバムである。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年5月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
チャールズ・ミンガスは1922年生まれ。本作は1961年の録音。ミンガスはベースでなくピアノと歌を担当している。

デヴィッド・ボウイの“Suffragette City”と言う曲の歌詞に“Wham Bam Thank You Ma’am”が出てくる。調べてみたら、スラングだったのだな。ちなみにこのアルバムはボウイのお気に入りである。

それはともかく、印象はユーモラスかつアヴァンギャルド。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年1月13日に日本でレビュー済み
ミンガスのブルーズ歌唱とピアノに鍵がある作品(ミンガスのピアノは少なくとも余技のレベルではなく十分説得力のあるものだ)。黒いローランド・カーク、強靭なジミー・ネッパー、ハードなアーヴィン。ダグ・ワトキンスのベースはバンバン言ってるし、リッチモンドのドラムはバシャバシャしてる。みんなロックしてるから好きなんだ!何故ならロックとはブルーズだからだ。ジャケットも傑作。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート

他の国からのトップレビュー

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Francesco
5つ星のうち5.0 Mingus at best
2021年12月10日にドイツでレビュー済み
Amazonで購入
It is a genius of jazz in a good record
Amazon Customer
5つ星のうち5.0 Rahsaan Roland Kirk & Charles Mingus
2018年12月31日に英国でレビュー済み
Amazonで購入
If you dig Kirk &/or Mingus you'll dig this. Mingus plays piano,great piano & vocals on this album. Doug Watkins on bass, Booker Ervin-tenor sax, Jimmy Knepper-trombone & Rahsaan Roland Kirk-tenor sax, stritch, manzello, flute & sirens Oh Yeah. It includes three great bonus tracks from the Oh Yeah session which were previously only released on the Tonight At Noon album.
Labeye Erick
5つ星のうち5.0 big Mingus
2011年9月1日にフランスでレビュー済み
Amazonで購入
Oh Yeah est le meilleur disque de Mingus qui n'a fait pourtant que de bons enregistrements. On trouve là une jouissance à jouer du jazz parfaitement communicative, cette musique est jouissive et débordante de vitalité. A recommander comme cure de décontamination de la grisaille. Que vive ta musique Charly !
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
Sid Griffin
5つ星のうち4.0 A bluesy release from Mingus
2020年4月9日に英国でレビュー済み
Amazonで購入
If you are wary of jazz but want to investigate it please check out this album. It is more bluesy and even with a pinch of gospel melody/harmony at times. Meaning this could be the album which allows the R&B or Soul fan to finally get into Jazz. Or at least get into Mingus!
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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Kenneth E. Clark
5つ星のうち5.0 Mingus will make you believe in the music
2016年11月13日にアメリカ合衆国でレビュー済み
Amazonで購入
Oh lord, thanks for giving Charles Mingus to the music (some call it jazz). I have a lot of Mingus, all great but this is a must. Doug Watkins mans the bass while Mingus gets behind the wheel to play some very tasty piano. Like Mingus himself the music is an encyclopedia of jazz history. From sweaty, soulful church revival to dixieland, blues and the propulsion of bop; it doesn't get sweeter than this. And the cast - Rashaan Roland Kirk, Booker Ervin, Jim Knepper, and longtime Mingus drummer Danny Richmond. What else needs to be said? This is one of the best places to start if you have never been in the church Mingus built. Once you've heard 'Oh Yeah!' keep going, there is so much more music to be had from one of America's greatest composers. OH YEAH!