ゴーン！
（もとい）ガーン！　久々聴いたらコレ、イイです。♪パンク・ジャズを中学の時（1979か80年に）FMで知った私は、まずその曲目にガーンと軽い衝撃を受けた。しかしこの「Mr. ゴーン」はその曲が収録されているアルバムということでしかありませんでした。

今回聴き返したら、①のエスニックなサウンドからうねうねとしたリズム、ジャズ・フュージョンだけでは語り尽くせないザビヌルのクラシカルな現代音楽のような風味まで（どーも私には）感じられて、やはりジョー・ザビヌルは只者じゃない！と思わずにはいられませんでした。続く ②はこのアルバム自体がウェザー・リポート過渡期のものとあって、ジャコ・パストリアス、ウェイン・ショーター、ジョー・ザビヌルの3人だけ奏でられたナンバーなのですが（④も同じ編成）そのシンプルさも何かむしろいま聴いた方がフィットするものをおぼえた。このアルバムは、スタジオでテープを回しっ放しにして、録れたテイクの良い部分を使用していったようですが、そのやりっぱなしの感じが実にアルバム全体の流れにもよく出ていて、実験性みたいなものが息づいていて、未知なる知性体にでも出くわしているような不思議な感覚がするのですーー④⑤の流れもそうしたものをとても感じさせる。私の好きな ⑥パンク・ジャズもそうした流れの中で捉え直すと、単に”カッコイイ”などというものではないむしろ割り切れないダークなものを強く感じるようになって来ましたし、マイルスの演奏でも有名な ⑦への繋がりも見事です。
よく、あの ♪バードランドを含む「ヘヴィー・ウェザー」の後にこんなアルバムを作ったものだ。私はその当時のウェザー・リポートのファンのこのアルバムに対する感想や評価を知らないのですが、もしそれが ”パッとしない” ”食い足りないもの” だったとしたら、おそらく、この音楽を牽引しているジョー・ザビヌルは確信犯であり、天才的。に思う。

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Amazon カスタマー

大好きな一枚

2017年2月11日に日本でレビュー済み

高校生の時にレコード盤のジャケットの美しさに魅せられ購入しました。
JAZZの虜にさせられた一枚です。
今聴いてもゾクゾクします。

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ドイツ語教師

新しいサウンドを模索

2023年6月10日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

『ブラック・マーケット』と『ヘヴィ・ウェザー』の後だというのに、ウェザー・リポートは同じ地平に留まろうとはせず、新しいサウンドを模索している。一曲目のPursuit of a woman with the feathered Hutでは太く低い男性ヴィーカルを起用し、シンセサイザーとのアンサンブルを演出している。何事にも軽かったフュージョン時代には珍しく重く生々しいサウンドだが、これが意外にも心地よい。このアルバムの価値を高めているのは、ウェイン・ショーターとマイルス・デイヴィス・クインテット、V.S.O.P.で一緒にプレイしたたトニー・ウィリアムズが参加していることだ。トニー、ショーター、ザヴィヌルの3人が揃うのは1969年のIn a silent way,以来のことだ。トニーが参加しているのはタイトル曲「ミスター・ゴーン」とジャコの「パンク・ジャズ」だが、ジャコの激しいベース・プレイから始まるパンク・ジャズはトニー、ジャコ、マクラフリンのTrio of Doomを彷彿とさせる。

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uptail

Mr. Gone 1978

2011年6月29日に日本でレビュー済み

River People
Young and Fine
Mr. Gone
が◎。

リマスター→良好

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2009年10月6日に日本でレビュー済み

ウェザーのアルバムではもっともスリリングでかっこいいアルバム。ショーターがやや影が薄く、ザビヌル＝ジャコ色が前面に出ている。打ち込みリズム的な曲が多いが、「ヤング・アンド・ファイン」はその中でもポップな名曲。全体的に荒削りで未完成な感じもあるが、圧倒的なスリル感が補って余りある。

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hamu

何か・・イイね。

2008年11月16日に日本でレビュー済み

ウエザーを初めて聴いたのがこれでした。
今でも好きだよ。ウエインショーターすばらしいです。ジャコの事は、かなーり後になってから知りました。何か、いいんですよ・・・

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おぺちょさん

気付くのが遅れた

2017年2月4日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

ジャズの醍醐味はドラムのエネルギッシュ感、スウィング感、逞しいベースに支えられた自由奔放さ、クール感、激しさだと思う。
「ブラックマーケット」、あるいは「ジャコパストリアスの肖像」で度肝を抜かされたジャコ加入後の、本作品に対する期待は大きかった。
しかし当事のFMで聴いた感想は「なんだこの浮遊感、トリップ感は？おクスリで頭がイカレちゃったのかなぁ？」みたいな、がっかり感で、ウェザー初の「買わない」アルバムだった。
しかし！！
今現在聴き直してみると、１曲目のアフリカ回帰、２曲目はおくすりトリップ、３曲目はデュークエリントン風のスウィング感が立派なジャズではないか！！
全体的にビッグバンド感があるけど、ここが好き嫌いの分かれ目かも。
天才と狂気は紙一重と言われるが、気付くのが遅くてごめんなさいm(__)m
オルガン系のサウンドに凝りすぎてスピード感が足りず、ウェザーの最高傑作とまでは達してない。
よって★★★★。

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JBHHLW

”ヘビー･ウェザー”もいいけど、”Mr．ゴーン”もね。

2006年3月7日に日本でレビュー済み

'バードランド'で始まる"ヘビー･ウェザー"は超有名ですが、しょっちゅう聴いていると飽きてしまいます。そんな時にお勧めなのが、当アルバムです。

"ヘビー･ウェザー"の次のアルバムですので、印象は薄いのですが、なかなかどうしていいアルバムです。何気にジャコ･パストリアスがCO-PRODUCERとしてクレジットされています。ザビヌルとジャコの存在感が増した分ショーターの影が薄くなっている観は否めません。

前作ほどポップではありませんが、ザビヌルとジャコがやりたいことやっている感じがします。特にザビヌルのキーボード･マジシャンぶりが堪能できます。

ちなみに前作と当アルバムのカバーアートのコラージュはザビヌルの奥さんの作品です。

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Hidden Reverse

Mario Bros theme?

2024年2月29日にカナダでレビュー済み

Amazonで購入

Textured jacket, numbered edition. Gold and black marbled, dead flat vinyl. Unreal sound quality.
Masterpiece of jazz fusion brought forth into a new life.

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JEROME DEGAS

Mr GONE

2023年8月11日にフランスでレビュー済み

Amazonで購入

superbe Vinyl

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J. McDonald 🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿

Mr. Gone.

2020年9月22日に英国でレビュー済み

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The 8th album by Weather Report released in 1978 after the hugely successful “Heavy Weather”; the Zawinul/Shorter/Pastorius group were without a drummer at this stage, so there are several guests in that role together with additional vocalists.
When it was released there was some criticism in jazz circles about it's perceived commercial aspects, which are barely noticeable in retrospect; the quality of the music is high, with plenty of intelligent musical ideas and imaginative use of poly-rhythmic sequences; individual contributions stand out and the band had lost none of it's appealing aesthetic charisma.
It's a decent entry in the band discography with attractive tunes and a fair balance of fusion rhythm and cerebral harmonies; I never lost faith in the group as I followed their progress (though I couldn't afford to buy the LPs on their release at the time).
This digitally remastered CD is just as it appeared originally with no extra tracks; it has a total playing time of 37.29 minutes.
Amazon have now stopped providing sound samples – a stupid and extremely inconvenient move for all prospective purchasers – I suggest searching YouTube or another music website for tracks from the album.

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Heavy Weather

Bellissimo

2016年5月1日にイタリアでレビュー済み

Amazonで購入

Forse non uno dei migliori dischi di Shorter e Zawinul ma il livello compositivo è tale che gli si perdona una minore creatività in questo disco.
Certo difficile ripetere l'album capolavoro "Heavy Weather" contenente Birdland e Palladium quest'ultimo a mio avviso uno dei più bei pezzi musicali di sempre.
Bello.

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Andre S. Grindle

Punk Jazz,Funk Jazz-What Does It Matter?

2005年10月6日にアメリカ合衆国でレビュー済み

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Jaco,Shorter,Erksine and Zawinul are certainly at about the top of their musical game on 'Mr.Gone',the 1978 follow up to their classic 'Heavy Weather' album.But the albums are very different.Wheras the previous record presented a very accesible variation on Weather Report's classic sound 'Mr.Gone' has far has more variety,and also more subversive considering the nature of highly electric music such as this.

"The Pursuit Of The Woman With The Feathered Hat" is a your garden variety WR electric carnival,colored perhaps more then usual with Zawinul's twisted synthesizers.From my point of view the standout number is Jaco's "River People"-half of the composition is a rousing solo on the newly introduced Prophet V polyphonic synthesizer and then the tune suddenly dives into a grooving Jaco-styled bass-funk jam-a very memorable tune.Two other highlites are the electric be-bop style of another Jaco tune "Punk Jazz",one of his classics.The album comes to a close with "And Then",a very pop oriented piece featuring soaring vocals from Denise Williams and Maurice White.

'Mr.Gone" manages to be very different and in the case of "Young And Fine" very much like it's predecessor in parts.The mastering of this CD is also unusually wonderful.The only thing flawed about this CD is the liner notes written by Bill Milowski,a critic for Downbeat magazine known for it's highly critical diatribes on electric jazz of all sorts.His notes yammer on about Wayne Shorter not being heard enough on the album,it not being Joe Zawinul's favorite Weather Report album and about Pastorious's brilliant 'River People' having a 'dated' disco pulse.

As far as the last critism it is unabashadly incorrect.'Mr.Gone' is actually one of the least commercial Weather Report outings and has no real relation to pop music.It is very diverse and parts of the album sound like synthesized be-bop jazz,almost a parody in some ways that might have offended hardcore jazz critics and fans.But in 1978 that was very easy to do anyway and 'Mr.Gone' is a CD that deserves to be heard and acknowledged on it's own terms.And I myself am very proud to own this CD.

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Mr. Gone

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