Amazonレビュー
絶頂期のヒットチューンを散りばめながら、静かなハモリのあるゴスペルクワイアースタイルで幕を開けるセカンドアルバム。アーティスト色をより濃くうち出した、ソウル感あふれる作品だ。
ヒロコが中学生の仲間入りしたということもあるが、自分たちの言葉をもち、自立を始めた彼女たちの「新しいティーンエイジ像」が息づいている。歌って踊れるダンスミュージックはもちろん、メランコリックなギターサウンドもあり、冒険心を感じさせる。常に成長を感じさせながら、若さがいっぱいに弾ける歌声は爽快だ。(海老原澄画)
メディア掲載レビューほか
「White Love」「my graduation」という2曲の大ヒットで、今や国民的アイドルになった感のあるSPEEDのセカンド・アルバム。前作『starting over』は、彼女たちの音楽的勘の良さと、エリコ&ヒロコの声の良さを、伊秩弘将の絶妙のプロデュース・ワークが見事に引き出した上質のポップ・アルバムだったが、今回はさらにクオリティが高くなっている。彼女たちの成長と、それに応じてハードルを徐々に高くしていっているプロデュースの勝利だろう。最新のR&Bサウンドを何のためらいもなく受け入れ、それをSPEEDサウンドとして明るく発散している彼女たちのセンスは驚異的だ。シングル曲はもちろん、「Sophisticated Girl」「I’ll Be All Right」などのドライブ感は楽しいし、ラストの「Street Life」もがんばって歌いこなしている。ほんとうに、すごく可能性のある女の子たちだと思う。ぜひのまままっすぐに育っていってほしい。すごくよくできた、ポップR&Bアルバムです。 (熊谷美広) --- 1998年05月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
今月一番の難所がこれ。通信簿で言うと,存在としての評価は5,ヒップホップ・ソウルのアルバムとしては3,ヴォーカル・プロダクションも3。これが彼女たちのベストではないが,1度は絶対に聴いておきたいと思わせる強力な磁力にはさからえない。
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)