76年にPete Stride、Howard Wall達によって結成されたバンド。
インナーによると、出身はFulhamではなくIckenhamとの事。アルバムタイトルは、彼らのファンにFulham出身のファンが多かった為とのこと。
RAMONESのように軽快にスッ飛ばしながらも,より重く湿った感触のサウンドです。曲調もRAMONESばりに「金太郎飴」状態ですが、全く飽きずに聴けますね。
本作は彼らの1stアルバム(1~14)にシングル、デモ(15~26)を追加した作品です。
「I Don't Need To Tell Her」「Hey You」「Jenny」「Self Destruct」「Mass Media Believer」とある種ワンパターンながらも、ノリよくキャッチーな曲が並びます。
特に私がお気に入りなのは1,3,5,9,17です。
1「Ain't Got A Clue」は初めて聴いたLURKERSの曲で、現在でも私にとってコレが彼らの「代表曲」ですね。この「適度」なポップさ、「緩んだ」スピードがいいんです!
3「Total War」は、おどけたように音階を下るメロディが耳から離れませ~ん。
5「Shadow」は多くのバンドがカバーした彼らの代表曲。起伏の無いメロディで突っ走ります。15曲目のポンコツバージョン(EP収録)もRAWでカッコいいです。
9「Time of Year」は特に後半のサビ部のギターが、妙に爽やか(?)で気持ちイイです。
17「Freak Show」は、彼らの曲の中では比較的メロディの起伏がハッキリしています。
辛い時にコレ聴くと何故か「励まされ」ますね~。単純に大好きな曲!
ある種ワンパターンな楽曲ばかりなので最初はピンと来ないかも知れませんが、聴き込むにつれてその人懐っこいメロディ、ナタのように太く鈍く、且つ独特の「疾走感」を持つサウンドにハマります!!