あぁー、何て若い声なんだぁ、と思わずじーんとして
しまいます。写真のとおり、レイ様の若いころの歌声が
楽しめます。
エリーマイラブの頃のあの、なんともしゃがれた渋く、
それでいて、聴いてて体にすぅと入ってくる後半のレイ様
もすてきですが、このCDでは、声に若さ独特のハリとツヤ
があり、まっすぐな勢いが感じられる1枚です。
レイチャールズの2枚目、3枚目にお勧めです。
第二段もあり、曲が重なっていないので、あわせてどうぞ。
1 | I've Got A Woman |
2 | A Fool For You |
3 | Drown In My Own Tears |
4 | Hallelujah I Love Her So |
5 | (Night Time Is) The Right Time |
6 | What'd I Say Parts I & II |
7 | Sticks And Stones |
8 | Georgia On My Mind |
9 | One Mind Julep |
10 | Hit The Road Jack |
11 | Unchain My Heart |
12 | I Can't Stop Loving You |
13 | You Are My Sunshine |
14 | Busted |
15 | Let's Go Get Stoned |
16 | Seven Spanish Angels |
ブラザー・レイの作品を買って損をすることは難しい。キャリアの幅を広げていた頃、他よりもさらに優れていた頃の数十年を集めたコンピレーションだ。このアルバムはタイトル通り、ベリー・ベストだ。曲は年代順に並んでいて、1954年の革新的なブルースとゴスペルが共存した「I've Got a Woman」で始まる。ここから50年代後半、アトランティック時代の曲が並び、「Hallelujah (I Love Her So)」「(Night Time Is) The Right Time」「What'd I Say」のような有名シングルが収録されている。ディスクの曲が60年代に突入する頃には、この天才は故郷の地方を探索し、ポピュラー音楽からヒットへと変わった「Georgia on My Mind」「I Can't Stop Loving You」などが収録されている。最終段階は80年代へとジャンプ。ウィリー・ネルソンとのデュエット「Seven Spanish Angels」を聞けば、リスナーはチャールズが大胆に芸術をさまよっていた手堅い感覚に深く満足するだろう。ここに足りないものは、彼の魂を吐きだすような解釈による「America the Beautiful」だけだ。(Tammy La Gorce, Amazon.com)