皆さんが熱く語っているので、詳細はお任せして、簡単に。
洋楽誌『マーキー』でも高く評価された1974年、イタロ・プログレ・バンドの2nd。
オリジナルLPはすぐ入手困難となり、一時期7〜10万円で取引されていた。
再発時は『フールズ・メイト』でも紹介された。
CDは、今、1千円台で買えるんですか……。
最初、ジャケが気色悪かったが、未来派のようで、これもありだね。
イギリスのクラシカル・プログレ、エニド風にスタート。
抒情的なヴァイオリン、ピアノが売り。
ヴォーカルも入っているので、
ポップスから入ろうとしている方にも親しみ易いようです。
これでもかという怒涛のような美メロで綴られる、
まるで宝塚の「ベルばら」みたいな世界。
そう、本作はヅカ・ファンの方はハマる確率70%強。
やや飽きてくると、ジャズっぽい展開になったり、
5なんか、今聴いても、少し不気味でスリリングだ。
1970年代に意外と多い、この手の作品群の中では確かに傑出している。