カオティックすぎて何をやってるかほとんど分からないエクストリームアルバム。
中国語で言うと「過剰混沌不能意味理解的極限音楽盤」。
もちろん適当だが、まずリズムが変拍子だらけでノリかたがよく分からない。そしてそこにリフなのかメロディなのか意味不明かつ非常にテクニカルなフレーズが使い捨てのようにジャンジャン放り込まれていく。ときどき謎の電子音とかサンプリングみたいなのが流れ、ひたすら絶叫し続けるヴォーカルがのる。音楽的破綻を敢えて辞さない構え。カオス。だけどたまに、すごく整ったリフやらフレーズが気まぐれみたいに出てきて、それがやたらと格好よかったりする。ここまでくると整合性すらカオス的表現のひとつに過ぎない。やれやれ、何だってこんなわけの分からないアルバムを作ろうなんて思ったんだ。仕方がないからヤケクソで星5つ付けておこう。