1950年と51年、「天才」バド・パウエルの創造性や演奏の好調さが、まだまだピークだった頃のヴァーヴ録音。
何故かブルーノート盤の「アメイジング」シリーズや、ルースト盤の「バド・パウエルの芸術」ばかりが有名になってしまったバド・パウエルだが、少なくともジャズ・ピアノが好きなら、ヴァーヴ録音のいくつかの傑作も必聴であり、これはその傑作のひとつ。
この作品は、まさに超人的としか言いようがない「音」が飛び出し続ける「二人でお茶を」の別テイクをふたつも加えた「三連発」が冒頭から飛び出してくるので、そのことによって、大抵の人にとって「スゴイけど聴きづらい」アルバムとなり、かえって「大きな損」をしているアルバムだろう。
たしかに、「二人でお茶を」における演奏の「切れ」は凄まじいもので、パウエルによって録音されて残った「音」の中では、最高レベルのもののひとつである。
しかし、ベースにレイ・ブラウン、ドラムにバディ・リッチと、最高レベルのメンバーをそろえているにも関わらず、ベースもドラムもかなり音量が絞られており、存在感が薄い。
さらに、バド・パウエルのピアノが「良い意味で」走り過ぎており、その結果として、トリオ演奏である意味がほとんど無い録音になっている。
まるで、パウエル唯我独尊のソロ・ピアノ状態に近い。
4曲目の「ハレルヤ」だけは、バディ・リッチのブラシ・ワークに少しだけスポット・ライトが当たっているが、12曲ある作品全体の中では、かえって浮いてしまっている。
そこへきて、翌年の51年に録音された5曲目~12曲目までは、完全にパウエルだけのソロ・ピアノ集になっている。
したがって、タイトルにも書いたが、この作品は天才バド・パウエルの「ソロ・ピアノ」の傑作としてとらえて聴くべきだろう。
「ピアノ+ベース+ドラム」という、モダン・ジャズ・ピアノの基本形を発明したパイオニアとして名高いバド・パウエルだが、当然ながら、ソロ・ピアノを弾かせても「超一流」だったことを実証している。
彼の唯一無二の理解者であり、親友でもあったセロニアス・モンクが、あれ程たくさんのソロ・ピアノ集を発表したのに対して、バド・パウエルの残したソロ・ピアノは少ないので、これは「本当に貴重な名盤」なのだ。
「全てが感動的な名演」としか言えないのだが、個人的には、5曲目~7曲目の「パリの目抜き通り」「オブリヴィオン」「ダスク・イン・サンディ」の3曲の流れあたりが最高だと思う。
とてつもなく美しいメロディを持つ、これら3曲を含む5曲目~9曲目までの5曲は、すべてパウエルのオリジナル、自作曲である。
バド・パウエルが天才的な演奏家だっただけではなく、いかに優れたメロディー・メイカーであり作・編曲家であったか、このアルバムを聴くとよく分かる。
この「作曲家」という点においては、同じく天才演奏家であったチャーリー・パーカーを明らかに凌いでいるだろう。
いずれにしても、もっともっと評価されてほしい名盤のひとつである。
ザ・ジニアス・オブ・バド・パウエル+2
仕様 | 価格 | 新品 | 中古品 |
CD, CD, デラックスエディション, 2019/5/10
"もう一度試してください。" | CD, デラックスエディション | ¥1,958 | ¥2,476 |
CD, 限定版, 2014/10/8
"もう一度試してください。" | 限定版 |
—
| ¥1,500 | ¥979 |
CD, 2003/4/23
"もう一度試してください。" | 1枚組 |
—
| ¥1,995 | ¥160 |
CD, 2004/2/21
"もう一度試してください。" | 1枚組 |
—
| ¥3,280 | ¥1,280 |
CD, 限定版, 2010/10/20
"もう一度試してください。" | 限定版 |
—
| — | ¥146 |
CD, インポート, 1988/2/16
"もう一度試してください。" | インポート |
—
| — | ¥237 |
CD, 限定版, 2006/6/21
"もう一度試してください。" | 限定版 |
—
| — | ¥257 |
CD, 限定版, 2000/6/1
"もう一度試してください。" | 限定版 |
—
| — | ¥360 |
CD, 2011/6/22
"もう一度試してください。" | 1枚組 |
—
| — | ¥450 |
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曲目リスト
1 | ティー・フォー・トゥー(別テイク) |
2 | ティー・フォー・トゥー |
3 | ティー・フォー・トゥー(別テイク) |
4 | ハレルヤ |
5 | パリの目抜き通り |
6 | オブリヴィオン |
7 | ダスク・イン・サンディ |
8 | ハルシネイションズ |
9 | ザ・フルーツ |
10 | ア・ナイチンゲール・サング・イン・バークレイ・スクェア |
11 | ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングズ |
12 | ザ・ラストタイム・アイ・ソウ・パリ |
商品の説明
内容紹介
Japanese Version Featuring a Limited Edition LP Style Slipcase. 24Bit Remastered.
メディア掲載レビューほか
ヴァーヴ・スーパー・プライス・ベスト50・シリーズ、バド・パウエル編。「ティー・フォー・トゥー」「ザ・フルーツ」他、全12曲を収録した1950、1951年録音盤。 (C)RS
登録情報
- 梱包サイズ : 13.8 x 13.6 x 0.4 cm; 117.93 g
- メーカー : ユニバーサル インターナショナル
- EAN : 4988005247506
- 時間 : 39 分
- レーベル : ユニバーサル インターナショナル
- ASIN : B00004U8Y9
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 539,420位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- - 7,110位ビバップ
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年4月28日に日本でレビュー済み
2014年11月13日に日本でレビュー済み
蔦屋に置いてたんで借りて聴いた。
20世紀後半以降 最も有名なピアニストで恐妻家のアシュケナージさんの口ぐせは、
「(白鍵だけの)ドレミファソラシド、これがまだ上手く弾けなくてね・・・毎日が練習だよ」
というものだ。
・・・そうゆう意味じゃ、このバドさんの演奏はなかなかのもんじゃないかな。。
感心したのはジャケットだけだった。
まあ、「クレオパトラ」一発のヒットを出すのに、「薄暗い場所での永い下積み」がどれほど必要か、っていうサンプルにはなってる。
あるいは、僕の耳がフシアナなのかも。
っていうか、節穴って何だろう。
20世紀後半以降 最も有名なピアニストで恐妻家のアシュケナージさんの口ぐせは、
「(白鍵だけの)ドレミファソラシド、これがまだ上手く弾けなくてね・・・毎日が練習だよ」
というものだ。
・・・そうゆう意味じゃ、このバドさんの演奏はなかなかのもんじゃないかな。。
感心したのはジャケットだけだった。
まあ、「クレオパトラ」一発のヒットを出すのに、「薄暗い場所での永い下積み」がどれほど必要か、っていうサンプルにはなってる。
あるいは、僕の耳がフシアナなのかも。
っていうか、節穴って何だろう。
2020年5月14日に日本でレビュー済み
冒頭のTea For Twoの3連発に、
一気にBud Powellの世界に引きずり込まれます。
力強い左手のコード・ワークの上で、
高速でメロディを紡ぎながら、暴れまわる右手の組み合わせは、
実にスリリングで、強烈なカタルシスが味わえます。
数多のfollowerを生みながら、
誰も到達できなかったOriginatorの閃きに満ちた1枚だと思います。
一気にBud Powellの世界に引きずり込まれます。
力強い左手のコード・ワークの上で、
高速でメロディを紡ぎながら、暴れまわる右手の組み合わせは、
実にスリリングで、強烈なカタルシスが味わえます。
数多のfollowerを生みながら、
誰も到達できなかったOriginatorの閃きに満ちた1枚だと思います。
2010年11月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Tea for Twoの別テイクを除く全曲を耳コピーして楽譜化しましたが、よくぞこれだけの演奏を即興でやるものだと2度ビックリ!急速調のパッセージの一音一音がこれ以上ないと言えるほどえりすぐりの適切な音符だし、さらに左手を含むハーモニーも完璧です!「ナイチンゲール」の冒頭の和声進行なんて、とてもマネできないほど完成度が高いです。私だったらこのような完成度の高いハーモニーを見つけたら、何度も繰り返してネタとして使うんですが、BUDのキャリアの全演奏を聴いても「ナイチンゲール」のハーモニーの繰り返しは2度と現れません。とにかくこれだけの天才が出た1940年代はもう2度とないような凄い時代だったのだと思います。
2015年10月23日に日本でレビュー済み
ピアノ・トリオで演奏される
「二人でお茶を」の3連発
華麗な指さばきで16分音符のフレーズを連発する演奏は
どこかトランス状態になっている
パウエルを強く感じさせます
クラシックに慣れている人には
荒いタッチに聴こえるかもしれませんが
3テイク連続で収録されていることから分かるように
楽譜のない状態から
その場限りの
本人ですら次の日には2度と再現できない音楽を作り出している
その瞬間にかける凄みを感じ取れると
味わいは全く違ってくるのかなと思います
後半のソロピアノも
凄みはそのままながら
いくぶんくつろいだ雰囲気も醸し出しています
「二人でお茶を」の3連発
華麗な指さばきで16分音符のフレーズを連発する演奏は
どこかトランス状態になっている
パウエルを強く感じさせます
クラシックに慣れている人には
荒いタッチに聴こえるかもしれませんが
3テイク連続で収録されていることから分かるように
楽譜のない状態から
その場限りの
本人ですら次の日には2度と再現できない音楽を作り出している
その瞬間にかける凄みを感じ取れると
味わいは全く違ってくるのかなと思います
後半のソロピアノも
凄みはそのままながら
いくぶんくつろいだ雰囲気も醸し出しています
2012年11月11日に日本でレビュー済み
モダンジャズにおいて「Art Tatum」「Bud Powell」「Bill Evans」の3人は巨人とまでいわれるほどの偉大な仕事をしたピアニストだが、バド・パウエルの演奏スタイルは一際ユニークだ。
バランスのとれた両手の演奏、録音テープを早回ししているのではないかと思うほどの高速演奏。
患っていた精神疾患による演奏の好不調の大きな波。
そうしたなかで、本作にはバド・パウエルのピアノソロが沢山収録されているので、彼のピアニストとしての力量がはっきりと示されている。
パウエルの演奏はいつでも気楽に聞けるようなものではないが、その極めてテクニカルで緊張感のある演奏は「バド・パウエル未体験」のジャズファンなら是非とも聞くべき価値があるといえるだろう。
本作は全曲MONOなので、音質的な不満は若い人ほどあるに違いないと思うが、それおも凌駕するくらいに演奏は凄まじく天才的だ。
間違いなく好き嫌いがわかれる演奏だが、バド・パウエルの演奏を知らないというのはジャズファンにとっては損失になる。
『アメイジング〜』や『バド・パウエルの芸術』から聞くのは当然いいと思うが、ソロ演奏がたっぷりと聞ける本作も実はそうとうにいいと思う。
バランスのとれた両手の演奏、録音テープを早回ししているのではないかと思うほどの高速演奏。
患っていた精神疾患による演奏の好不調の大きな波。
そうしたなかで、本作にはバド・パウエルのピアノソロが沢山収録されているので、彼のピアニストとしての力量がはっきりと示されている。
パウエルの演奏はいつでも気楽に聞けるようなものではないが、その極めてテクニカルで緊張感のある演奏は「バド・パウエル未体験」のジャズファンなら是非とも聞くべき価値があるといえるだろう。
本作は全曲MONOなので、音質的な不満は若い人ほどあるに違いないと思うが、それおも凌駕するくらいに演奏は凄まじく天才的だ。
間違いなく好き嫌いがわかれる演奏だが、バド・パウエルの演奏を知らないというのはジャズファンにとっては損失になる。
『アメイジング〜』や『バド・パウエルの芸術』から聞くのは当然いいと思うが、ソロ演奏がたっぷりと聞ける本作も実はそうとうにいいと思う。
2005年10月4日に日本でレビュー済み
「Tea For Two」「Hallelujah」の冒頭2曲がトリオで後の8曲はピアノソロ。50~51年の録音だから Parker や Gillespie との共同 Bebop 革命も完遂まじか、Powell としては入院が始まる前の技巧的に冴えまくっていた頃だけれど、このときでさえ Powell はまだ26歳の若さ。
右手の最大活用によるホーン・ライクなシングルライン・ソロ、左手の素早く強烈なバッキングといったイノベーターとしてのスタイル的特徴は言うまでもないが、ドラムも付いてこれないほどの猛スピード演奏が実は即興で繰り出されていて、しかも素晴らしい音楽作品に仕上がっているという事実は改めて戦慄的でさえある。人を感動させる音楽をその場で即興で奏でよ、Bebop が制度化したこの過酷な要求を曲構造をもとに極限の速さで実行していく Powell と、それに伴い全瞬間から醸し出される美しい刹那度は、後の入院やむなしとさえ感じさせる凄まじさだ。
右手の最大活用によるホーン・ライクなシングルライン・ソロ、左手の素早く強烈なバッキングといったイノベーターとしてのスタイル的特徴は言うまでもないが、ドラムも付いてこれないほどの猛スピード演奏が実は即興で繰り出されていて、しかも素晴らしい音楽作品に仕上がっているという事実は改めて戦慄的でさえある。人を感動させる音楽をその場で即興で奏でよ、Bebop が制度化したこの過酷な要求を曲構造をもとに極限の速さで実行していく Powell と、それに伴い全瞬間から醸し出される美しい刹那度は、後の入院やむなしとさえ感じさせる凄まじさだ。
2006年7月19日に日本でレビュー済み
な何とこれが "Tea for two " !?
というのが最初に聴いた印象だ。この盤はPowellの中でもずいぶんと聴き込んだ方だ。パウエルの壮絶な右手速射ラインはどうやら、ストックフレーズという印象は薄く、まさしくアドリブで突っ走っているみたいだ。しかもただ速くてうまいのではなく、そんなことよりはるかに重要だが、しみじみ心に滲みてくる。
その後のパウエルの人生を知るにつけ、唸らざるを得ない。ジャズとはかくも凄まじい音楽家を擁するジャンルなのだなあ・・・
というのが最初に聴いた印象だ。この盤はPowellの中でもずいぶんと聴き込んだ方だ。パウエルの壮絶な右手速射ラインはどうやら、ストックフレーズという印象は薄く、まさしくアドリブで突っ走っているみたいだ。しかもただ速くてうまいのではなく、そんなことよりはるかに重要だが、しみじみ心に滲みてくる。
その後のパウエルの人生を知るにつけ、唸らざるを得ない。ジャズとはかくも凄まじい音楽家を擁するジャンルなのだなあ・・・
他の国からのトップレビュー
igloo
5つ星のうち2.0
Fabulous music but an early CD with very poor sound quality, muted, lifeless & compressed
2022年6月18日に英国でレビュー済みAmazonで購入
CD Review: Verve reissue 1988 Mono (but not stated)
This recording shows it’s age, as an early CD issued in 1988 this recording sounds very poor, dull, monotone, muted and lifeless’ I listened to this recording via several CD players to little avail, all one volume and very limited and compressed. There may be good recordings of this great performance but this is not one of them. Look for a later remaster or reissue.
I have not set out to write reviews of the music content as “beauty is in the ears of the listener”. These reviews are about the quality (or not) of the recorded sound. To read about how the reviews are done please see my profile.
• Clarity – reasonable, OK
• Channel separation – None Mono
• Channel balance – None Mono
• Sound Stage – weak little depth or projection
• Distortion – some high frequencies sound as if there is minor distortion on the upper frequencies, the cymbals are suspect
• Compression – some, sounds to be very little dynamic range, frequency analyser indicates that frequencies are limited and that the recording is restricted and compressed
• Atmosphere – distant, weak
• Bass – low frequencies – lacks depth, the drum sound is thin an lacks presence. The acoustic bass has little warmth or tone.
• Treble – high frequencies – the piano sounds monotone, despite great playing and performance the recording lacks life and vibrancy
• Vocals – non but the band members are clearly audible at times
As a general rule of thumb recordings from the 1960’s, 70’s and 80’s are nearly always better on the original vinyl. Remasters often fail to please as it’s just not possible to make a silk purse from a sows ear, i.e. the original recording lacks the necessary detail to be processed digitally and show an audible improvement. Indeed such processing can make the sound worse.
Modern recordings which have been processed digitally from start to finish can be as good as vinyl. CD’s are often unfairly criticised for being poor quality. This is not the case, it is the original recording or the process which is to blame. Modern “remasters” can both enhance and degrade a recording. The statement GIGO (Garbage In Garbage Out) is the limiting factor. Ignore this at your cost.
This recording shows it’s age, as an early CD issued in 1988 this recording sounds very poor, dull, monotone, muted and lifeless’ I listened to this recording via several CD players to little avail, all one volume and very limited and compressed. There may be good recordings of this great performance but this is not one of them. Look for a later remaster or reissue.
I have not set out to write reviews of the music content as “beauty is in the ears of the listener”. These reviews are about the quality (or not) of the recorded sound. To read about how the reviews are done please see my profile.
• Clarity – reasonable, OK
• Channel separation – None Mono
• Channel balance – None Mono
• Sound Stage – weak little depth or projection
• Distortion – some high frequencies sound as if there is minor distortion on the upper frequencies, the cymbals are suspect
• Compression – some, sounds to be very little dynamic range, frequency analyser indicates that frequencies are limited and that the recording is restricted and compressed
• Atmosphere – distant, weak
• Bass – low frequencies – lacks depth, the drum sound is thin an lacks presence. The acoustic bass has little warmth or tone.
• Treble – high frequencies – the piano sounds monotone, despite great playing and performance the recording lacks life and vibrancy
• Vocals – non but the band members are clearly audible at times
As a general rule of thumb recordings from the 1960’s, 70’s and 80’s are nearly always better on the original vinyl. Remasters often fail to please as it’s just not possible to make a silk purse from a sows ear, i.e. the original recording lacks the necessary detail to be processed digitally and show an audible improvement. Indeed such processing can make the sound worse.
Modern recordings which have been processed digitally from start to finish can be as good as vinyl. CD’s are often unfairly criticised for being poor quality. This is not the case, it is the original recording or the process which is to blame. Modern “remasters” can both enhance and degrade a recording. The statement GIGO (Garbage In Garbage Out) is the limiting factor. Ignore this at your cost.
mark
5つ星のうち5.0
The Amazing Bud Powell!
2020年3月27日にカナダでレビュー済みAmazonで購入
Wow! This is my most favourite Jazz pianist after listening to this beautiful CD.
C.S. Roberts
5つ星のうち2.0
Great examples of a masters ability and style but . . .
2021年5月18日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
many skips on both sides of LP.