すみません。リマスターの効果はあまり変わってない。
[リマスターされてて原盤よりも音量差がかなりありヌークリアブラスト盤のほうが音大きいです]と、レビューして申し訳ない。(ていうか、リマスター盤の方が超微妙に音が小さくなってる)
Dark Ride
仕様 | 価格 | 新品 | 中古品 |
CD, CD, 2000/10/21
"もう一度試してください。" | 通常盤 |
—
| ¥4,344 | ¥402 |
CD, 限定版, 2008/9/24
"もう一度試してください。" | 限定版 |
—
| — | ¥1,210 |
CD, CD, リミックス含む, 2013/12/6
"もう一度試してください。" | CD, インポート |
—
| — | ¥1,423 |
CD, ボックスセット, インポート, 2000/11/27
"もう一度試してください。" | ボックスセット, インポート |
—
| — | ¥1,768 |
CD, 2000/10/27
"もう一度試してください。" | 1枚組 |
—
| — | ¥5,555 |
CD, インポート, 2002/1/28
"もう一度試してください。" | インポート |
—
| — | ¥14,545 |
この商品を見た後にお客様が購入した商品
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
登録情報
- 製品サイズ : 12.7 x 13.97 x 0.64 cm; 108.58 g
- メーカー : Pinnacle
- EAN : 0727361648022, 0766486595729
- レーベル : Pinnacle
- ASIN : B00004ZC40
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 754,808位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,159位スラッシュメタル
- - 20,625位ヘヴィーメタル
- - 169,938位ロック (ミュージック)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2022年11月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2021年3月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
やっぱり好き。
ベース、ドラムのリズム隊が目立つ速い曲も、アンディが切なく歌うメローな曲も大好き。
ベース、ドラムのリズム隊が目立つ速い曲も、アンディが切なく歌うメローな曲も大好き。
2018年2月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前作のベター・ザン・ロウを最後にしばらくハロウィンから遠ざかっており、Pumpkins Unitedをきっかけに、最近また後追いでHelloweenを聞きはじめた40代です。私はもともと、ハロウィンのちょっとコミカルな曲が好きで聞き続けていました。このアルバム、出た当初に何度か手に取っては、「うーん、なんかヘヴィそう…また今度にしようか…」と食わず嫌いで買わずにいました。そして、最近になって、最新作からさかのぼりながら過去のアルバムを聞いていたのですが、蓋を開けてみれば、好きなタイプの曲が満載ではないですか!
ライブで定番の「Mr.Torture」「If I Could Fly」はもちろんの事、耳に馴染みやすい、フックのある曲が多く、繰り返し聞いても飽きの来ない良いアルバムでした。
CDショップでこのアルバムを手に取り「どうしようか…」と思っていた自分に、今買え!すぐ買え!と言ってやりたいです。
ライブで定番の「Mr.Torture」「If I Could Fly」はもちろんの事、耳に馴染みやすい、フックのある曲が多く、繰り返し聞いても飽きの来ない良いアルバムでした。
CDショップでこのアルバムを手に取り「どうしようか…」と思っていた自分に、今買え!すぐ買え!と言ってやりたいです。
2014年4月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は気にいってる。
ポップしすぎなところもあるけどね。。。。
曲の完成度は高く、悪くない。
ポップしすぎなところもあるけどね。。。。
曲の完成度は高く、悪くない。
2021年5月5日に日本でレビュー済み
ドイツのヘヴィメタルバンドHELLOWEENの、9枚目オリジナルフルアルバム。2000年発表
時は20世紀末、吹き荒れるメロデス/シンフォブラックメタル勢の台頭、グランジを経たモダンヘヴィネス系バンドのシーン定着、一方で欧州ではHAMMER FALLを起点とする正統派メロディックメタルムーブメントの勃興と、20世紀末のメタルシーンは実に賑やかだった。
そんな中、アンディデリス加入後のHELLOWEENはアルバムはいずれも大ヒットし全国ツアーも成功。アンディはテネリフェ島にスタジオ兼住居を構える程にセールス面でも大成功しており、少なくとも日本のファンの目にはHELLOWEENは変わらずジャーマンメタルの頂点に君臨しているように映っていた。
ところが、本国ドイツや欧州等においては、後輩のBLIND GUARDIANが彼らを圧倒的に上回っており、トップバンドの位置を揺るぎないものにしてしまっていたのが真実だった。
マイペースに活動していた彼らだが、15年を超える活動を通し、バンド自身や、更に時流の中での立ち位置等も客観的に捉えることがこの頃のバンドは可能になっていた。ところが、そこから更に未来を見据えバンドをどのように進化させていくべきかの方法論が、メンバー間で一致出来ていないことが制作の中で判明してしまう。
そもそも彼らはここ数作のサウンド面、特にヴァイキーはギターサウンドに課題を感じており、企画アルバム『METAL JUKEBOX』での初セルフ・プロデュースを実施。その時のミックス担当者が次作のプロデューサーになる予定であるとアンディはそのMETAL JUKEBOXの解説で語っていたが、完成したこの『Dark Ride』では何とチャーリー・バウアファイントとロイ・Zの二人を共同プロデューサーとして迎えるという異例の手法が採択されていた。
チャーリーはかのANGRAやHEAVENS GATE、イタリアのRhapsody、そしてBLIND GUARDIANの傑作『Nihgtfall in the Middle Earth』を手掛けたジャーマンメタルの重鎮だが、意外にもパイオニアのHELLOWEENとは初の仕事となる。
ロイ・ZはTribe Of Gipsyのギタリストであり、プロデューサーとしてはブルース・ディッキンソンやロブ・ハルフォードのそれぞれメタルシーン復帰の作品を手掛けたことで「メタル再生屋」の異名をとった時代の寵児。
非常に興味深い組み合わせだったが、結果としてこの試みは失敗に終わる。どうやら二人の大物プロデューサーの仕事がうまくかみ合わず、意見の相違が多々出てしまったらしい。
おそらくそれが原因だと思うが、どの曲もアレンジの詰めがHELLOWEENらしからぬ甘さでがっくり。
いつもならA-B-サビ×2と繰り返す場合は少しずつアレンジを変えて飽きないようになっていたところ、まるでただコピペして増やしたかのような退屈な繰り返しが多く「ちょ、どうしちゃったの?」という感じ。
肝心のサウンド的には時代感が反映され、かつクリアでタイトと決して悪くない。一役買っているのがロイ・Zで、特にギターサウンドにロイ・Z効果が見事に発揮されており非常に現代的なサウンドになっている。いつものドタバタぐちゃぐちゃな音像からは一歩脱却できているのは大きなポイントだった。
物議をかもしたのが楽曲だ。バンドの更なる前進を求めた結果、バンドサウンドを楽曲面含め現代的にアップデート=モダン化しようとしたローランドとウリと、そんなサウンドではバンドが変わってしまうと危機感を持ったマイケル・ヴァイカートが対立。ヴァイキーの提供した2曲はいつものHELLOWEEN節だが、他はヘヴィ要素が強い曲が多く、その路線をヴァイキーが嫌ったという。
だが、ウリの書いたシングル曲3なんかは現代的なヘヴィさとHELLOWEEN節が見事にマッチした良い曲だ。サビのメロディが素晴らしい。
久々にグラポウがラストを締めるタイトル曲は普通にHELLOWEENスタイルで、彼の書いた曲の中ではかなり好きな方だ。ハイトーンが控えめで若干メロディに盛り上がりに欠けるけど。
アンディの書いた10はBefore the War系の疾走HELLOWEENチューン。ほんとソツが無いんだよなこの人(笑)
アンディ、マーカスの助言も得たうえで、結局このアルバムのツアー終了後にローランドとウリはヴァイカートによって解雇されることとなるが、おそらく問題となったのは音楽スタイル云々じゃなくて、単純に仲が悪くなったんだろうなあ・・・としか思えない。
このアルバム発表のインタビューでヴァイキーは「ダウンチューニングなんてそもそもサバスがやってたし何が新しいの?」と皮肉を言っていた割に、その後のアルバムでは新加入のサシャもチューニング下げまくってるし(笑)
このアルバム自体も上記の通り重い、暗いばかりではなく明るい曲もたくさんあるし・・・
筆者が気になったのは、むしろヴァイキーの曲。
イントロに続く2は前作の「Falling Higher」並みに退屈だし、7はファンに人気らしいけどサビがストラトのFather Timeのパクリ()雰囲気はいいけど・・・ちょっとあり得ないパクリ具合でドン引き。
よっぽローランドとウマが合わなかったのか、本人の問題なのかはわからないが、90年代以降のヴァイキーは過去の曲を引っ張り出したりして何とかやっていたが、新しい曲をうまく書けていなかったと思う。
あと筆者がもう一つ気になったのは、チャーリーが連れてきたジャーマンクワイヤ隊。
ブラガやGrave Diggerでは素晴らしい仕事をしているクワイヤ隊だが、このアルバムではひたすらアンディを喰ってしまい、HELLOWEENの個性をスポイルしている。
チャーリーはその後も続投したが、クワイヤ隊の参加は案の定これっきりだった。よかった。
作曲力としてのヴァイキーの完全復活は2013年まで待つこととなる。(個人的にはね!)
時は20世紀末、吹き荒れるメロデス/シンフォブラックメタル勢の台頭、グランジを経たモダンヘヴィネス系バンドのシーン定着、一方で欧州ではHAMMER FALLを起点とする正統派メロディックメタルムーブメントの勃興と、20世紀末のメタルシーンは実に賑やかだった。
そんな中、アンディデリス加入後のHELLOWEENはアルバムはいずれも大ヒットし全国ツアーも成功。アンディはテネリフェ島にスタジオ兼住居を構える程にセールス面でも大成功しており、少なくとも日本のファンの目にはHELLOWEENは変わらずジャーマンメタルの頂点に君臨しているように映っていた。
ところが、本国ドイツや欧州等においては、後輩のBLIND GUARDIANが彼らを圧倒的に上回っており、トップバンドの位置を揺るぎないものにしてしまっていたのが真実だった。
マイペースに活動していた彼らだが、15年を超える活動を通し、バンド自身や、更に時流の中での立ち位置等も客観的に捉えることがこの頃のバンドは可能になっていた。ところが、そこから更に未来を見据えバンドをどのように進化させていくべきかの方法論が、メンバー間で一致出来ていないことが制作の中で判明してしまう。
そもそも彼らはここ数作のサウンド面、特にヴァイキーはギターサウンドに課題を感じており、企画アルバム『METAL JUKEBOX』での初セルフ・プロデュースを実施。その時のミックス担当者が次作のプロデューサーになる予定であるとアンディはそのMETAL JUKEBOXの解説で語っていたが、完成したこの『Dark Ride』では何とチャーリー・バウアファイントとロイ・Zの二人を共同プロデューサーとして迎えるという異例の手法が採択されていた。
チャーリーはかのANGRAやHEAVENS GATE、イタリアのRhapsody、そしてBLIND GUARDIANの傑作『Nihgtfall in the Middle Earth』を手掛けたジャーマンメタルの重鎮だが、意外にもパイオニアのHELLOWEENとは初の仕事となる。
ロイ・ZはTribe Of Gipsyのギタリストであり、プロデューサーとしてはブルース・ディッキンソンやロブ・ハルフォードのそれぞれメタルシーン復帰の作品を手掛けたことで「メタル再生屋」の異名をとった時代の寵児。
非常に興味深い組み合わせだったが、結果としてこの試みは失敗に終わる。どうやら二人の大物プロデューサーの仕事がうまくかみ合わず、意見の相違が多々出てしまったらしい。
おそらくそれが原因だと思うが、どの曲もアレンジの詰めがHELLOWEENらしからぬ甘さでがっくり。
いつもならA-B-サビ×2と繰り返す場合は少しずつアレンジを変えて飽きないようになっていたところ、まるでただコピペして増やしたかのような退屈な繰り返しが多く「ちょ、どうしちゃったの?」という感じ。
肝心のサウンド的には時代感が反映され、かつクリアでタイトと決して悪くない。一役買っているのがロイ・Zで、特にギターサウンドにロイ・Z効果が見事に発揮されており非常に現代的なサウンドになっている。いつものドタバタぐちゃぐちゃな音像からは一歩脱却できているのは大きなポイントだった。
物議をかもしたのが楽曲だ。バンドの更なる前進を求めた結果、バンドサウンドを楽曲面含め現代的にアップデート=モダン化しようとしたローランドとウリと、そんなサウンドではバンドが変わってしまうと危機感を持ったマイケル・ヴァイカートが対立。ヴァイキーの提供した2曲はいつものHELLOWEEN節だが、他はヘヴィ要素が強い曲が多く、その路線をヴァイキーが嫌ったという。
だが、ウリの書いたシングル曲3なんかは現代的なヘヴィさとHELLOWEEN節が見事にマッチした良い曲だ。サビのメロディが素晴らしい。
久々にグラポウがラストを締めるタイトル曲は普通にHELLOWEENスタイルで、彼の書いた曲の中ではかなり好きな方だ。ハイトーンが控えめで若干メロディに盛り上がりに欠けるけど。
アンディの書いた10はBefore the War系の疾走HELLOWEENチューン。ほんとソツが無いんだよなこの人(笑)
アンディ、マーカスの助言も得たうえで、結局このアルバムのツアー終了後にローランドとウリはヴァイカートによって解雇されることとなるが、おそらく問題となったのは音楽スタイル云々じゃなくて、単純に仲が悪くなったんだろうなあ・・・としか思えない。
このアルバム発表のインタビューでヴァイキーは「ダウンチューニングなんてそもそもサバスがやってたし何が新しいの?」と皮肉を言っていた割に、その後のアルバムでは新加入のサシャもチューニング下げまくってるし(笑)
このアルバム自体も上記の通り重い、暗いばかりではなく明るい曲もたくさんあるし・・・
筆者が気になったのは、むしろヴァイキーの曲。
イントロに続く2は前作の「Falling Higher」並みに退屈だし、7はファンに人気らしいけどサビがストラトのFather Timeのパクリ()雰囲気はいいけど・・・ちょっとあり得ないパクリ具合でドン引き。
よっぽローランドとウマが合わなかったのか、本人の問題なのかはわからないが、90年代以降のヴァイキーは過去の曲を引っ張り出したりして何とかやっていたが、新しい曲をうまく書けていなかったと思う。
あと筆者がもう一つ気になったのは、チャーリーが連れてきたジャーマンクワイヤ隊。
ブラガやGrave Diggerでは素晴らしい仕事をしているクワイヤ隊だが、このアルバムではひたすらアンディを喰ってしまい、HELLOWEENの個性をスポイルしている。
チャーリーはその後も続投したが、クワイヤ隊の参加は案の定これっきりだった。よかった。
作曲力としてのヴァイキーの完全復活は2013年まで待つこととなる。(個人的にはね!)
2016年10月26日に日本でレビュー済み
アンディ・デリス加入後の新体制になってリリースした前3作の傑作アルバムにより、すっかり安定度が増した感があったハロウィン。
そのままジャーマン・パワーメタルの王道路線で突き進んでいくのかなと思いきや、2000年リリースの本作では、若干の実験的試みを加えてきました。
長年に渡って伴に作品を作り上げてきたトミー・ハンセンとも、ここから決別を果たしています。
・・・そして、こういった展開に対しては、ある程度の賛否もあるようです。
基本的な部分、彼らのサウンドの根幹を成すパワーメタルの要素は、本作においてもなんら揺らいではいません。
例えば、マイケル・キスク在籍時のような、ドラスチックな変化を目指した音ではないということです。
ただ、企図して目指したものなのか、結果としてそうなってしまったのかは分かりませんが、全体的に曲調が陰鬱であり、従来からの煌めきや美メロがやや希薄となったナンバーが多くなっています。
スピードよりもヘヴィネスを重視して制作された作品であるというのが、如実に表出した作風なのです。
この辺り、巷間言われているように、モダン・ヘヴィネス、ニューメタルの影響が滲み出るアルバムになったというのは間違いのないところなのでしょう。
しかしながら、先述したように、完全に路線変更したというわけでは勿論なく、メタル・バンドとしての彼らの立ち位置は寸分も揺らいではいません。
なので、初聴時は少し戸惑いがあるかも知れませんが、数回聴き進めていく内に、この世界観の中にすんなり入っていけるんじゃないかとは思います。
つまりは、従来作に比して即効性がやや薄く、リスナーの側に少しばかりの忍耐力を要求するアルバムになったということだと思うのです。
そして、そんな本アルバムにおいても、やはり特筆すべきは彼らのソングライティグ能力の高さでしょう。
そこの部分については、メタル界広しと言えども屈指のものがあると僕は常々思っているのですが、今回もそれは惜しげもなく見事に披露されています。
多くの同志たち、HMアーティストたちが失速していく中、彼らが長きに渡る活動を続けていけるのは、やはりそこのところが完璧に担保されているからに他ならないと僕は思います。
・・・アルバム全体を通しての完成度も極めて高く、欠点の全くないメタル作品であると、ここは断言しておきたいと思います。
そのままジャーマン・パワーメタルの王道路線で突き進んでいくのかなと思いきや、2000年リリースの本作では、若干の実験的試みを加えてきました。
長年に渡って伴に作品を作り上げてきたトミー・ハンセンとも、ここから決別を果たしています。
・・・そして、こういった展開に対しては、ある程度の賛否もあるようです。
基本的な部分、彼らのサウンドの根幹を成すパワーメタルの要素は、本作においてもなんら揺らいではいません。
例えば、マイケル・キスク在籍時のような、ドラスチックな変化を目指した音ではないということです。
ただ、企図して目指したものなのか、結果としてそうなってしまったのかは分かりませんが、全体的に曲調が陰鬱であり、従来からの煌めきや美メロがやや希薄となったナンバーが多くなっています。
スピードよりもヘヴィネスを重視して制作された作品であるというのが、如実に表出した作風なのです。
この辺り、巷間言われているように、モダン・ヘヴィネス、ニューメタルの影響が滲み出るアルバムになったというのは間違いのないところなのでしょう。
しかしながら、先述したように、完全に路線変更したというわけでは勿論なく、メタル・バンドとしての彼らの立ち位置は寸分も揺らいではいません。
なので、初聴時は少し戸惑いがあるかも知れませんが、数回聴き進めていく内に、この世界観の中にすんなり入っていけるんじゃないかとは思います。
つまりは、従来作に比して即効性がやや薄く、リスナーの側に少しばかりの忍耐力を要求するアルバムになったということだと思うのです。
そして、そんな本アルバムにおいても、やはり特筆すべきは彼らのソングライティグ能力の高さでしょう。
そこの部分については、メタル界広しと言えども屈指のものがあると僕は常々思っているのですが、今回もそれは惜しげもなく見事に披露されています。
多くの同志たち、HMアーティストたちが失速していく中、彼らが長きに渡る活動を続けていけるのは、やはりそこのところが完璧に担保されているからに他ならないと僕は思います。
・・・アルバム全体を通しての完成度も極めて高く、欠点の全くないメタル作品であると、ここは断言しておきたいと思います。
2013年6月29日に日本でレビュー済み
ドイツを代表するHM/HRバンド、HELLOWEENの9thアルバム。(2000年発表)
レコーディング・メンバーはアンディ・デリス<vo>、マイケル・ヴァイカート<g>、ローランド・グラポウ<g>、マーカス・グロスコフ<b>、ウリ・カッシュ<ds>というラインナップ。
カヴァー集「METAL JUKEBOX」を挟み発表されたHELLOWEEN2000年代初となる作品でプロデューサーはロブ・ハルフォードやブルース・ディッキンソンらをメタル道へ呼び戻したメタル復活請負人ことロイ・Z(本道から外れた時期のロブやブルースと違いメロディック・スピード・メタルを追求していたHELLOWEENがここでわざわざロイ?とは思ったが)とお馴染みチャーリー・バウアファイントの2人というかなり変則的なもの。
さて、肝心の内容であるが、明るくファンと大合唱出来そうな"All Over The Nation"、1stシングルにもなったウリ作のドラマティックな"Mr.Torture"、アンディ節が炸裂する"If I Could Fly”、②と同じくヴァイキーが1人で書き上げたカボチャ印が刻まれた疾走チューン"Salvation"、アンディらしい物悲しいメロディとスピードが同居する"I Live For Your Pain"、そして個人的にも気に入っているローランド作曲のタイトルトラック"The Dark Ride"(ドラムによるリズムの取り方が最高にカッコよく、中間部のインストパートもスリリング!)はドラマティックなメタルチューンであり、⑨以降の後半戦もメロディアスでスリリングな曲が多く飽きさせない。
しかし、こちらもローランド1人のペンによるものであるが、タイトルトラックとは違い、ダークで歌メロが弱い④、それにつられた訳ではあるまいが、アンディ作にしては妙に暗いだけの⑤これまた歌メロの魅力に乏しいウリ作の⑧などが各曲の間に入っており捨て曲無し!と言い切れないのは残念。(日本盤ボートラ⑬も彼らにしてみればどうってことのない平均的な曲だし)
また、この当時は音楽的な方向性の違いからヴァイキー、アンディ、マーカス組vsローランド&ウリ(もっと踏み込んで言えばヴァイキーvsローランドというギタリスト同士)という確執が表面化するなどバンド内部が非常に不安定な状況で、そういうこともあってかヴァイキーに言わせれば「最悪のアルバム!」という評価のようで、それは現在(2013年)になっても変わってはいないようだ。(彼がたった2曲しか本作に提供していないことからも何か問題があったのだろうということは推測出来る)
そういう経緯もあるため、今後本アルバムの曲がライヴで演奏される可能性は少ないとは思うが(特にタイトルトラックなんかは永遠に封印でしょうし)ヴァイキーの言葉を鵜呑みにし、聴かず嫌いでスルーするには勿体ないほど秀逸な曲が揃っており、これもまた彼らの名盤として大いに評価したい作品だ。
なお、最終的に本作発表後ローランド&ウリは脱退。(半ば解雇)後にヨルン・ランデ<vo>と合流しMASTERPLAN結成へと走ることとなり、6th「MASTER OF THE RINGS」より続いてきた第二期黄金時代とも言える布陣はついにここにきて崩れることとなった。
レコーディング・メンバーはアンディ・デリス<vo>、マイケル・ヴァイカート<g>、ローランド・グラポウ<g>、マーカス・グロスコフ<b>、ウリ・カッシュ<ds>というラインナップ。
カヴァー集「METAL JUKEBOX」を挟み発表されたHELLOWEEN2000年代初となる作品でプロデューサーはロブ・ハルフォードやブルース・ディッキンソンらをメタル道へ呼び戻したメタル復活請負人ことロイ・Z(本道から外れた時期のロブやブルースと違いメロディック・スピード・メタルを追求していたHELLOWEENがここでわざわざロイ?とは思ったが)とお馴染みチャーリー・バウアファイントの2人というかなり変則的なもの。
さて、肝心の内容であるが、明るくファンと大合唱出来そうな"All Over The Nation"、1stシングルにもなったウリ作のドラマティックな"Mr.Torture"、アンディ節が炸裂する"If I Could Fly”、②と同じくヴァイキーが1人で書き上げたカボチャ印が刻まれた疾走チューン"Salvation"、アンディらしい物悲しいメロディとスピードが同居する"I Live For Your Pain"、そして個人的にも気に入っているローランド作曲のタイトルトラック"The Dark Ride"(ドラムによるリズムの取り方が最高にカッコよく、中間部のインストパートもスリリング!)はドラマティックなメタルチューンであり、⑨以降の後半戦もメロディアスでスリリングな曲が多く飽きさせない。
しかし、こちらもローランド1人のペンによるものであるが、タイトルトラックとは違い、ダークで歌メロが弱い④、それにつられた訳ではあるまいが、アンディ作にしては妙に暗いだけの⑤これまた歌メロの魅力に乏しいウリ作の⑧などが各曲の間に入っており捨て曲無し!と言い切れないのは残念。(日本盤ボートラ⑬も彼らにしてみればどうってことのない平均的な曲だし)
また、この当時は音楽的な方向性の違いからヴァイキー、アンディ、マーカス組vsローランド&ウリ(もっと踏み込んで言えばヴァイキーvsローランドというギタリスト同士)という確執が表面化するなどバンド内部が非常に不安定な状況で、そういうこともあってかヴァイキーに言わせれば「最悪のアルバム!」という評価のようで、それは現在(2013年)になっても変わってはいないようだ。(彼がたった2曲しか本作に提供していないことからも何か問題があったのだろうということは推測出来る)
そういう経緯もあるため、今後本アルバムの曲がライヴで演奏される可能性は少ないとは思うが(特にタイトルトラックなんかは永遠に封印でしょうし)ヴァイキーの言葉を鵜呑みにし、聴かず嫌いでスルーするには勿体ないほど秀逸な曲が揃っており、これもまた彼らの名盤として大いに評価したい作品だ。
なお、最終的に本作発表後ローランド&ウリは脱退。(半ば解雇)後にヨルン・ランデ<vo>と合流しMASTERPLAN結成へと走ることとなり、6th「MASTER OF THE RINGS」より続いてきた第二期黄金時代とも言える布陣はついにここにきて崩れることとなった。
2017年10月1日に日本でレビュー済み
前作でがっかりして聴くのやめたけど、中古屋で安価な値段で売ってあったので、聴いてみたら、前作と違いよかった。前作でがっかりしたファンにも自信もって勧められます。
他の国からのトップレビュー
Jesus A. Madrigal C.
5つ星のうち5.0
HELLOWEEN
2023年12月27日にメキシコでレビュー済みAmazonで購入
Buen vendedor, recomendable
Carlos Lopes
5つ星のうち5.0
I received in good condition. Thanks
2023年10月20日にドイツでレビュー済みAmazonで購入
I received in good condition. Thanks
Marco Alexandre Cardoso de Oliveira
5つ星のうち5.0
Tudo ok
2021年9月22日にスペインでレビュー済みAmazonで購入
Tudo ok
Ashley Wright
5つ星のうち5.0
Awesome Cd
2019年7月26日にカナダでレビュー済みAmazonで購入
Great item
Luca2012
5つ星のうち4.0
Consigliato
2020年1月14日にイタリアでレビュー済みAmazonで購入
Album sottovalutato, ha fatto il via al nuovo corso degli Helloween.
Il CD che ho acquistato era usato ma praticamente nuovo. Includeva anche gli adesivi omaggio.
Il CD che ho acquistato era usato ma praticamente nuovo. Includeva anche gli adesivi omaggio.