リオン国立音楽院のフルート科の教授であるベルノルドのフランス作品集。パユがこのCDの発売前に同じテーマでCDを出しているのでそれに触発されたのだろうか?いずれにせよこのベルノルドも21世紀を背負うフルーティストの一人だ。
一度目の前で演奏会を聴きに行ったのだが感想は、やはりフランス人!!といったものだった。とにかく音でも体でも自分の内面を表現しようとするところは素晴らしい。また、一曲終わるごとに水を飲んでいたのが印象的だった。学習者は必要な一枚。
CDでも情熱的なものがスピーカーを通して伝わってくる。ただ現代曲が多いので、フルート=甘く綺麗な曲とイメージされている人は聴きずらいと思う。まだ、パユやガロワの近代フランス作品集の方が聴きやすい曲もたくさんあるだろう。