1970年、GENTLE GIANTの1stアルバムです。
英国出身のバンドで、6人編成。
パートは、Vo, G, B, Dr, Key 以外に、Violin, Percussion, Sax, Trumpet, Recorder, Celloと、実に多彩です。
音楽は、Rock, Folk, Jazz, Classic etcを、上手くブレンドし、万華鏡のように変化していきます。
いわゆる、プログレッシブ・ロックなのですが、
60's終盤・70's初頭にあったような、ブリティッシュ・ジャズ・ロックという色合いも強いです。
多彩な音楽性を有しつつも、
Jazz的な知性、サイケ系なフィーリングを用いている為か、「統一感のある」「ドタバタ感が無い」アルバムになってます。
1stにして、「完成した器」を感じさせられます。
このバンドの特長は、
・ 英国よりも、米国で人気がある。
・ 欧米では、PINK FLOYD, KING CRIMSON, YES, EL&P, GENESIS etc並みに、人気がある。
・ DREAM THEATERやFLOWER KINGSに影響を与えた。 。。。という点です。
また、アルバム枚数を重ねるごとに、感性が鋭くなっていきます。
このアルバム単体でいくと、名盤「☆5」だと思いますが、
バンドの流れとしては「まだまだ、これから」なので、一応「☆-1」しました。
「60'終盤・70's初頭あたりの、プログレ、ブリティッシュ・ジャズ・ロックが好きな人」に、オススメします。
(PINK FLOYD、KING CRIMSON、ELP etcの1stを好む人は、Check!です。)
ちなみに、日本では、評価・好みが、割れます。
(英国よりも、「米国で人気のプログレ」ですから。。。何となく分かりますよね?)