最近になって、めっちゃハマってるDo As Infinity。
ライブが上手く、アルバムが充実していて、歌詞やサウンドが深いアーティストであると、あまり表舞台では知られていないバンドです。
浜崎あゆみにデビュー時から楽曲を提供し続けた長尾大率いるバンドですが、このアルバムは売れ筋のサウンドではなく、アート性の高い作品です。
椎名林檎さんなど手がける亀田氏のアレンジも最高です。
サウンドは完全に洋楽寄りのため、キャッチーな曲やヒットしたシングル曲が好きなかたは、あまり好きになれないかもしれません。
他のレビュアーのかたも書かれている通り、エアロスミスやツェッペリンなど古き良き時代のロックから、ナインインチネイルズ、レディオヘッドのようなオルタナ系のサウンドもあります。Ravenなんかは当時Hybrid Theoryをリリースしたリンキンパークばりの迫力です。
ロックだけでなく、ミドルスクール・ヒップホップのようなザラついたビートの楽曲あり、一通り洋楽を聴いた人には「これだ!」って感じると思います。
こんなマニアックな男くさいサウンドに、しっかり調和している当時20歳の伴都美子さんは凄すぎますね。
大渡さんのテクニカルなギターはもちろん、ラップ、ボコーダーなど挑戦的なボーカルも楽しめます。
アルバムとしてのアイデンティティー、完成度が高く、
少し昔の洋楽が好きで、「久々に邦楽でも聴いてみるか!」って方は当たりだと思います。