ピクニック・アット・ハンギングロック [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー |
コントリビュータ | レイチェル・ロバーツ, ピーター・ウィアー |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 1 時間 56 分 |
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商品の説明
Amazonより
オーストラリア出身のピーター・ウィアー監督が、1900年に実際に起きた事件をもとに映画化し、その名を世界に知らしめた出世作。規律を重んじる名門女子学園で、生徒たちがピクニックに出かける。しかし、行き先の岩山で、3人の生徒と老教師が岩と岩の間に吸い込まれるように、姿を消してしまう。当日の出来事と、彼女たちの日常が交錯する、ファンタジーとリアルが同居した不思議なサスペンス。
実際の事件でも失踪の原因が謎だったとうに、映画も真相を突き止めるわけではない。むしろ女子生徒同士の友情とも恋愛ともとれる関係や、彼女たちの死に対する甘美な憧れ、レイチェル・ロバーツが好演する教師の厳格さと危うさなど、少女コミックのような空気感が充満。失踪の原因に対し、観る者のイマジネーションをかき立てることに成功している。フリルの付いた天使を思わせる制服や、風になびく金髪をとらえた映像は、徹底的に繊細でリリカル。現実から一歩浮き上がった世界が、観ていて心地よい。この感覚は、後のソフィア・コッポラ監督の『ヴァージン・スーサイズ』などにも受け継がれている。(斉藤博昭)
レビュー
製作総指揮: パトリシア・ラベル/ジョン・グレイブス
監督: ピーター・ウィアー
原作: ジョアン・リンジー
脚本: クリフ・グリーン
撮影: ラッセル・ボイド
音楽: ブルース・スミートン
出演: レイチェル・ロバーツ/ドミニク・ガード/ヘレン・モーゼ/ヴィヴィアン・グレイ
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語
- 梱包サイズ : 14.4 x 12.6 x 1.2 cm; 99.79 g
- EAN : 4949478180806
- 監督 : ピーター・ウィアー
- メディア形式 : 色, ドルビー
- 時間 : 1 時間 56 分
- 発売日 : 2000/4/19
- 出演 : レイチェル・ロバーツ
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 英語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
- 販売元 : ポニーキャニオン
- ASIN : B00005AGC7
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 54,197位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,791位外国のミステリー・サスペンス映画
- カスタマーレビュー:
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イメージ付きのレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
生徒達の服装やブロンドの髪が綺麗で、バレンタインのケーキや花が可愛く
詩や恋文ミランダが歌う歌の歌詞がとてもよく映像が音楽に合ってました。
セーラや、他の少女もよかったですがミランダ役の美少女が普通の少女と違いちょっと怖かったです。
特典映像や予告編キャスト紹介何もついてないところがよけいに謎を深めて幻の作品だと思いました。
映像が少し黄身がっかてましたが、買ってよかったです。
"On Saturday 14th February 1900 a party of schoolgirls from Appleyard Collage picnicked at Hanging Rock near Mt. Macedon in the state of Victoria.
During the afternoon several members of the party disappeared without a trace..."
I cannot explain the specific attraction of this movie (Peter Weir's Picnic at Hanging Rock.) It is worth watching over again just to get the nuances and suggestions that were not verbalized.
"On Saturday 14th February 1900 a party of schoolgirls from Appleyard Collage picnicked at Hanging Rock near Mt. Macedon in the state of Victoria.
During the afternoon several members of the party disappeared without a trace..."
I cannot explain the specific attraction of this movie (Peter Weir's Picnic at Hanging Rock.) It is worth watching over again just to get the nuances and suggestions that were not verbalized.
従来のオリジナルバージョンからシーンを削除し短くしたものだっため
一部の熱狂的ファンから「改悪版」として不評を買ったとか。
この映画をご覧になった多くの方が、こう思われることでしょう。
パンフルートのしらべにのって金色の光とそよぐ風、遠くに不穏にそびえる岩山のオープニングシーン。
少女小説や萩尾望都さんなどの少女漫画をほうふつとさせる少女の世界。
少女たちのヒソヒソと囁く声や、クスクスと笑う声。
フリルやレース、リボンを飾った白いドレスの少女たち。
押し花、カード…。
ヴィクトリアン・スタイルの寄宿制女学校。
厳格な学院長。憧れの的の仏語教師。オールドミスふうな数学教師に口うるさい家庭科教師…。
美少女のなかに、メガネで太っちょなブサイクな子。みなし子の少女の名は(小公女と同じ)「セーラ」。
文字にすると、なにやら気恥ずかしいほどですが…。
うむを言わさぬ美しさと濃密さで、「少女期」を映し出しています。
この少女たちが、ある日、太古の面影をのこす岩山で「神隠し」にあってしまう。
空気の精シルフのように、ふわっと小さな流れをとびこすスローモーション。
なにものかに操られ、素足になって、吸い込まれるように岩かげにゆらゆらと消えてゆく美しい映像は圧巻です。
このように若い女性が「神隠し」にあう場合、日本では「鬼」などによる「嫁取り」と捉えることがあるようですね。本作では、「鬼」ではなく、「岩」です。「岩の嫁取り」のような感じですね(笑)。
原作小説があるとは言え、この「岩」とは、ウィアー監督の深層心理でもありますね。ウィアー監督は、(選ばれた少女たちの…)美しい「少女期」をそのまま、保存するように、「岩」の嫁として、太古の記憶を有するここハンギング・ロックの「異界」へ、そっと匿ってしまいたかったのではないでしょうか?(ちがってたら、監督、ごめんなさい。)
「異界」というのは、もちろん目に見えないものですが、そんな抽象的なものや、人と人との間に流れる空気。自然のなかに醸しだされる何かの気配などなど…「見えないもの」を、この映画はとても巧く見せてくれているように感じました。
失踪事件(神隠し)の後…映画後半は、捜索や、一旦消えたものの戻って来た少女、残された人たちそれぞれの様子の描写となり、前半の幻想的ファンタジータッチから、サスペンスタッチへと変化しますが、はっきりとした結論のでるものがたりではありません…。
ミランダはじめとした少女たちの信じられないほど美しい映像とともに、この映画の記憶は鑑賞者それぞれのなかにそれぞれの形でとどめられるのです。
【VHS】 116分
【オリジナル版DVD】 116分
【ディレクターズカット版DVD】 107分
【wowow放映版】 109分44秒
1900年にオーストラリアで実際に起こった事件を基にしたとされるジョーン・リンジーの同名小説の映画化作品。ただし、この事件に該当する当時の新聞記事、警察の記録、女学校などは現実には一切存在せず、完全なフィクションであることが確定している。
女学校の教師と生徒たちがピクニックへ行き、計4名が謎の失踪を遂げる物語。
生徒たちの白のフリルの付いた天使のような服装(制服のようだが一人一人
ディテールが違う)や、疾走する少女のあまりの美しさに目がくらみそうになった。
幻想的な映像や音楽が素晴らしくて、コクトー・ツインズやスロウダイヴがマッチ
しそうな雰囲気。
ソフィア・コッポラの『ヴァージン・スーサイズ』の元ネタっぽくて、よく似ていてる。
女学生たちが謎の失踪を遂げるというプロットは、ドラマの『熱海の捜査官』
(ツインピークスへのオマージュの溢れた傑作)もおそらく引用していると思う。
儚くて美しい雰囲気を持ちつつも、ある意味ロック的な作品だと思う。
幻想的で夢の中のような、まるで少女漫画の世界。
舞台は1900年、オーストラリア、セントバレンタインデー。
郊外の岩山「ハンギングロック」にピックニックに出かけた寄宿制女子学校の生徒が、神隠しにあう。
実際の出来事が基になっているこの映画、みどころはその映像の美しさ。
絵画のように切り取られたオーストラリアの自然、風景描写がすばらしい。
雑用係の男以外はみんな女性ばかり、という寄宿制女子学校の雰囲気、空気感もよく描かれている。
学校では、良家の子女達がバレエのレッスンや詩の暗唱をし、
花を浮かべた盥で顔を洗い、コルセットをして、白い手袋、白い服を着て、
髪を梳かしながら民謡を口ずさむのである。
バッハの音楽、ボッティチェリの絵画、フランス語教師、孤児の兄妹、
ベートーベンの音楽『皇帝』が繰り返し流れ、岩山で昼寝する少女たちの傍らにはトカゲが。
スローモーションの多用、草原、乾いた大地、日傘、ティータイム、神秘的、
口ずさむ歌、デブ、眼鏡、天使、金髪、栗色。優雅、上品。
ストーリー展開は、前半と後半そしてラストに分かれていて、前半では生徒が失踪するまで、
後半では調査が描かれる。
監督は『ガリポリ』『今を生きる』『トルーマンショー』などで知られる
オーストラリア出身のピーターウィアー。
1977年に英国アカデミー賞 最優秀撮影賞を受賞。傑作。
ただ一言、怖い、という感想は家族満場一致の意見です。
もう二度と見れないという点も。
怖いんです、何かが。何か分からないけれど、心底怖い。
ブロンドの少女など映像が美しくて、それが更に怖さを添える。
何なんでしょうか、この怖さは。説明出来ません。
これを見ちゃったら、あとはもう何を見ても怖くない、くらい。
これだけ心をかき乱す(良い意味で)作品はないです。
美しすぎて、不思議すぎて、こわい。
他の国からのトップレビュー
Filmed in '75, the cinematography is both esthetically pleasing and a little washed out. The production is choppy as we drift from scene to scene feeling there's something being left out in between. Because of that I always felt like this film could have been even better as more of a multi-part, extended version much like many of the better series on sat/cab these days. Sort of that 'x-files' thing going on. The acting is very good all around.
The real 'bling' of this film is the permanent disappearance of two pretty teenage girls and one teacher which has lead to a wide variety of speculation as to what may have happened. I like the one about them finding one of those elusive vortex's on earth. There are other side stories going on that are not fully developed but add to the creepy nature of the film. There is endless opportunity at many different levels for discussion about the metaphoric nature of the movie. There's a sexual edginess throughout that never comes to full fruition, and there's a see-saw between idyllic beauty and menace. Although I have some critiques, taken as a whole it's a classic, a cult favorite, and can stay with one long after the viewing.
Now onto the film itself. I liked it a lot but cannot place exactly why. The plot, characters and the actors that played them were all good and none stood out above the rest. The cinematography, soundtrack (more of a score really) and direction created an experience that stayed with me. There are dozens of webpages/sites, even scholarly essays, devoted to solving the mystery of this film, and the book it was based upon. What I took away after my first viewing and mulling it over is, sometimes the answer to a seemingly complex question is the simplest. The ideas of stitches in time and alien abduction are certainly entertaining and only add to the mystery within and surrounding this film. The success of this film is the complete experience it creates and it's openness to interpretation.