私は漫才ブームを知らなくて、昭和のですよ?ひょうきん族でのちのスターたちの凄まじさを体験した世代です。
そして、フライデー襲撃事件があった。その時は正直子供だったからどれほどの事かわからなかったのです。
んで、この作品が公開されて、ひょうきん族では日本テレビ系の映画なのにフジでパロディコントをしてたんですよね。
冒頭、主人公の吾妻が少年をぼこぼこにするシーンでパロディでは逆にぼこぼこにされてしまったりと本当に緩い時代でした。
それで、金曜ロードショーで放送されたときに監督自身が尺を削ってるから違和感がなくて今手元にあるこのブルーレイ、正直金曜ロードショー版をあまりに繰り返し見たのでどこをカットしてどこを編集したかがわかるくらいでした。
何度か某有料放送で放送されましたがコンプライアンスのせいか、単語が削られていて、そこがないとこの作品じゃないのにと思ってました。
このブルーレイは画質最高、音質も徹底的に乾いた部分が強調されていてたまらないです。
今や世界のキタノですが、その伝説はここから始まった。あまりにバイオレンスが凄すぎてオチの意外性を認識するまで二三回みてやっときづきました。
浮浪者の顔で始まり、秘書の女性の作業の絵で終わる、色々解釈可能な隠喩と暗喩ですね。奥山プロデューサーとの相性も良かったのでしょうね。
本当に、凶暴です。