Amazonより
カンヌ映画祭で好評を博した北野映画第6作。シンジとマサルの2人は高校時代の友人。ヤクザに憧れるマサルはケンカに強くなろうとシンジを誘ってボクシングジムに入る。しかし、認められたのはシンジであり、けんか気分の抜けないマサルはジムを飛び出して、ヤクザの世界へと足を踏み入れる。
それぞれの世界で、彼らは大人の醜さと彼ら自身の未熟さを思い知ることになる。一方で、高校時代彼らにバカにされながら、漫才をやっていた同級生は着実に認められていく。シンジとマサルが自転車で校庭をグルグル回るシーンは、青年期の無意味さと切なさがあふれる秀逸なシーンである。また、安藤政信と金子 賢2人の新人俳優をこの世に送り出した傑作でもある。(堤 昌司)
レビュー
監督・脚本: 北野武
撮影: 柳島克己
音楽: 久石譲
出演: 金子賢/安藤政信/森本レオ/丘みつ子/山谷初男/石橋凌
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)