マゼールの悪い癖っていうか、チマチマと細部にこだわり、曲の全体の流れが悪い…そんなに遅いテンポじゃないのに退屈極まりない…「木を見て森を見ず」的な演奏です。
ヘップナーもマイアーも一流歌手だし、かなり期待して買いましたが…上手いが、マーラーを歌ってるように聞こえない…マイアーの《告別》などプッチーニのアリアかと言いたくなるくらい軽薄な歌唱でガッカリさせられる。
指揮者と二人のソリストが曲想を全く把握していないのでは《大地の歌》に聞こえる訳ないか。この曲の本質を正確に理解しているのはジャケットのデザイナーだけだ。