1990年6月13日に発表された、
B'zの5枚目のシングル「太陽のKomachi Angel」です。
ラテン調のリズムに合わせた楽園の夏を歌ったとても明るいポップなナンバーですが、
とにかくまずはタイトルのインパクトが強烈で天才的なセンスを感じます。
松本さんは当時、稲葉さんが考えてきたこのタイトルに強い衝撃を受け、
この曲以降、「稲葉がどんなタイトルを持ってきても驚くことはなくなった(笑)」と語っており、
稲葉さんは「どうしてこのタイトルになったのか自分でもよく覚えていない(笑)」と語っています。
前作のシングル「BE THERE」からわずか2週間というハイペースで発表されたシングルであることから、
この頃のB'zはジワジワとブレイクし始めている熱が冷めやらぬ前に
さらに勢いをつけて意図的にあえて間髪いれず作品を発表していたのかも知れません。(さらにこの10日後、ミニアルバム「WICKED BEAT」まで発表しているのだから驚きです。)
その結果、このシングルはB'z初の「オリコンチャート初登場1位」を飾り、完全なブレイクを果たします。
2014年現在まで続いているシングル初登場連続1位の記録(驚異的!!)は、この曲から始まりました。
また、この曲も「BE THERE」同様で
後に発表されたオリジナルアルバム「RISKY」に未収録となっている影響もあってか、
発表から約1年近くもチャートに上がっていたとのことです。
この10日後に発表されたミニアルバム「WICKED BEAT」にはこの曲のほぼ同アレンジである英語バージョンが収録されています。
2nd beatの「Good-bye Holy Days」は
「太陽のKomachi Angel」とはうって変わって
夏の終わりを歌ったナンバーで特に松本さんのギターソロがせつなくロマンチックでとても名曲だと思います。
ちなみにこの曲はこのシングルでしか聴くことができないので
是非ともCDを購入して聴いてみて下さい。