このDVDは1991年10月にキングレコードから発売された同名の山田風太郎氏の小説を原作にしたオリジナル版で私はLDディスクで購入していました。
登場人物は原作とは若干異なっていて、くの一、敵対する伊賀忍者共に5人から4人に減っています。
大阪城落城の時、豊臣秀頼の妻 千姫(白鳥靖代)は配下のくの一、お由衣(葉山レイコ)、お揺(丘咲ひとみ)、お奈美(小松美幸)に秀頼の血を残すように命じ、その試みは成功し秀頼は自刃、千姫も後を追おうとしますが、徳川家康(遠藤太津朗)の部下に救出されます。
しかし落城の時、秀頼の子がいることを知った伊賀忍者は、くの一、お喬(水野美紀)に倒されますが、その情報は家康の処に伝わり、家康は服部半蔵に命じくの一の抹殺を命じますが、孫娘の千姫は豊臣家を滅亡させた家康を嫌っており、くの一の擁護者になっているという関係の下、伊賀忍者とくの一の戦いを描いたものです。
小松美幸氏と葉山レイコ氏は当時のグラビアアイドル(恐らく丘咲ひとみ氏も)ですし、お色気担当という処です。遠藤太津朗氏はこのシリーズの5作目まで全作に登場します。
山田風太郎氏の時代小説は一時熱中していた時期もありその映像化には興味をもっていました。
忍術は荒唐無稽ですが、楽しめる内容だと思います。若いころの水野美紀さんが見所です。