何とも悠揚たるテンポ。初めはその遅さに戸惑うが,最後まで崩れない流れにいつしか呑み込まれていく。神経症的な解釈とは対極にある演奏。分厚い低弦をうねらせる朝比奈節も絶好調だ。ティンパニの響きがもう少し深ければ名演に「超」がついた。保存版。 -- 内容(「CDジャーナル」データベースより)