私は気に入りました。
フランス的でない風景、粗大ごみ廃棄場となっている荒れ地。まるでバグダッドカフェのような何もない荒れ地の中のうらびれたカフェ。そのカフェにクラスキーとパドヴァンの二人が入って行く。
カウンター内のジョニーの後ろ姿にカメラ、話しかけるクラスキー。ジョニーが振り向き女と分かり、それからしばらくジョニーがクラスキーに興味を持ち始める様子が、字の書いた鏡越しのジョーの眼差しに見られる。なかなか粋な演出と思いました。
クラスキーはジョニーの中性的ではっきりものをいう所に惹かれていき、ジョニーはクラスキーを(ゲイと分かっても)男として愛した。
最後にジョニーが言った「私を殺しそうになったんだから殴ってよ!」というようなセリフはやっぱり女のセリフなんではないかと思う。それをしなかったクラスキーに放った「オカマ野郎!」。このラスト、クラスキーがジョニーを見放すシーンは上手い、と思った。
後でジョニーが「言うつもりじゃなかった」と繰り返しても遅し。
こういう流れ、雰囲気が好き、そして何と言ってもジェーン・バーキンの可愛さと男気のあるクラウスキーの美形。
奇人ゲンズブールがやはり奇人であったボリス・ヴィアンに捧げた映画です。
ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ [VHS]
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商品の説明
レビュー
セルジュ・ゲンズブール初監督作の低価格セル版。同性愛関係の青年2人と少年のような少女との三角関係を独特の映像美で描く。主演は彼の元妻ジェーン・バーキン。
-- 内容(「VIDEO INSIDER JAPAN」データベースより)
製作: ジャック・エリック・ストラウス
監督・脚本・音楽: セルジュ・ゲンスブール
撮影: ウィリー・クラント
出演: ジェーン・バーキン/ジョー・ダレッサンドロ/ジェラール・ドパルデュー
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- 梱包サイズ : 18.6 x 10.64 x 2.85 cm; 173.88 g
- 発売日 : 1998/1/9
- 出演 : ジェーン・バーキン
- 販売元 : 日活
- ASIN : B00005FBWA
- ディスク枚数 : 1
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年5月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2022年7月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
・原題:Je t'aime moi non plus
(和訳:私(俺)も愛してる)
・制作国:フランス
・制作年:1975年
本作制作は1975年ですが、日本での劇場公開は8年後の1983年。
劇場公開が遅れた理由は、単にエロい描写が多いだけではないことは明白ですね。
現代の思想に照らし合わせればアホみたいですが、本作を通常映画として扱うか成人映画として扱うかで映倫内でモメまくってたそうです。
そんなことで8年もモメる!?って思っちゃいますね。
ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、本作の原作は1969年に発表した原題と同名の楽曲。
本作の監督を務められたセルジュ・ゲンズブール氏は元は作曲家で、原作となった楽曲を作ったのも同氏。
まず映画が先にできてから、作曲家がその映画を観てイメージして曲をつくるってのが一般的ですが、先に楽曲ができて、そこからイメージして映画をつくるわけですから真逆ですよね。
残念ながら本作の中でその原曲は流れませんでしたが、ポール・モーリア氏等著名な作曲家は挙(こぞ)って発表されてますし、世界的ミュージシャンのマドンナもポップ調にアレンジこそしてますが、衣装も歌い方もエロさプンプンさせながら歌ってます。
ただし、歌詞もパフォーマンスも過激なので、TVで流すのはNGですが(笑)。
原曲も本作もセルジュ・ゲンズブール氏ご本人で原曲を映像化したわけですから、私の中では原曲の意味は「こ~ゆ~ことだったんだ」と解釈しました。
・ジョニーの髪はショートで胸はペッタンコ。
・クラスキーとパドヴァンの2人は同性愛。
・汚れたトラック。
・カラスのバードアタック。
・廃棄物回収。
・ハエの集る廃棄物処理場。
・まるで掃除の痕跡がないダイナー。
・サーバーから直で入れてるのにまったく泡なしで新鮮度ゼロのビール。
・誰がいようがお構いなしで、屁をプ~プ~こきまくるダイナー店長。
・その店長はおよそ飲食業を営んでいるとは信じ難い不潔な服。
・それに同性愛者やジョニーの女性らしくない見た目を毛嫌いし、上から目線でバカにしまくるダイナー店長。
・美しいとは言い難い女性のストリップ。
・パドヴァンはゲイというだけで、多人数から謂(いわ)れのない暴行を受けボコボコにされる。
制作は47年前の1975年の作品ではありますが、本作が伝えたいこととは現代でも充分通じる「“らしさ”とは何か?」。
・男らしさとは?
・女らしさとは?
・男の恋愛対象は常に女でなければならないのか?
・女の恋愛対象は常に男でなければならないのか?
・いつも汚れる仕事は卑下されなければならないのか?
・飲食業とは?
・接客業とは?
・SEXの本質とは?
自分“らしさ”は誰にも後ろめたさを感じる必要などないけど、ダイナー店長のように自分“らしさ”と周囲への迷惑とを混同してはいけない。
そして“らしさ”と差別はまったくの別物だし、プ~プ~こきまくる“らしさ”を前面に出すから、客が誰も来ないことをダイナー店長は理解していない。
表現と伝える手段は過激ではあるものの、ケッコーな教育的作品だと感じました。
P.S.・・・、70年代中盤に日本でもブレイクしたローラーゲームのシーンが出た時は、思わず東京ボンバーズと土居まさるさんを思い出してしまいました。
(和訳:私(俺)も愛してる)
・制作国:フランス
・制作年:1975年
本作制作は1975年ですが、日本での劇場公開は8年後の1983年。
劇場公開が遅れた理由は、単にエロい描写が多いだけではないことは明白ですね。
現代の思想に照らし合わせればアホみたいですが、本作を通常映画として扱うか成人映画として扱うかで映倫内でモメまくってたそうです。
そんなことで8年もモメる!?って思っちゃいますね。
ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、本作の原作は1969年に発表した原題と同名の楽曲。
本作の監督を務められたセルジュ・ゲンズブール氏は元は作曲家で、原作となった楽曲を作ったのも同氏。
まず映画が先にできてから、作曲家がその映画を観てイメージして曲をつくるってのが一般的ですが、先に楽曲ができて、そこからイメージして映画をつくるわけですから真逆ですよね。
残念ながら本作の中でその原曲は流れませんでしたが、ポール・モーリア氏等著名な作曲家は挙(こぞ)って発表されてますし、世界的ミュージシャンのマドンナもポップ調にアレンジこそしてますが、衣装も歌い方もエロさプンプンさせながら歌ってます。
ただし、歌詞もパフォーマンスも過激なので、TVで流すのはNGですが(笑)。
原曲も本作もセルジュ・ゲンズブール氏ご本人で原曲を映像化したわけですから、私の中では原曲の意味は「こ~ゆ~ことだったんだ」と解釈しました。
・ジョニーの髪はショートで胸はペッタンコ。
・クラスキーとパドヴァンの2人は同性愛。
・汚れたトラック。
・カラスのバードアタック。
・廃棄物回収。
・ハエの集る廃棄物処理場。
・まるで掃除の痕跡がないダイナー。
・サーバーから直で入れてるのにまったく泡なしで新鮮度ゼロのビール。
・誰がいようがお構いなしで、屁をプ~プ~こきまくるダイナー店長。
・その店長はおよそ飲食業を営んでいるとは信じ難い不潔な服。
・それに同性愛者やジョニーの女性らしくない見た目を毛嫌いし、上から目線でバカにしまくるダイナー店長。
・美しいとは言い難い女性のストリップ。
・パドヴァンはゲイというだけで、多人数から謂(いわ)れのない暴行を受けボコボコにされる。
制作は47年前の1975年の作品ではありますが、本作が伝えたいこととは現代でも充分通じる「“らしさ”とは何か?」。
・男らしさとは?
・女らしさとは?
・男の恋愛対象は常に女でなければならないのか?
・女の恋愛対象は常に男でなければならないのか?
・いつも汚れる仕事は卑下されなければならないのか?
・飲食業とは?
・接客業とは?
・SEXの本質とは?
自分“らしさ”は誰にも後ろめたさを感じる必要などないけど、ダイナー店長のように自分“らしさ”と周囲への迷惑とを混同してはいけない。
そして“らしさ”と差別はまったくの別物だし、プ~プ~こきまくる“らしさ”を前面に出すから、客が誰も来ないことをダイナー店長は理解していない。
表現と伝える手段は過激ではあるものの、ケッコーな教育的作品だと感じました。
P.S.・・・、70年代中盤に日本でもブレイクしたローラーゲームのシーンが出た時は、思わず東京ボンバーズと土居まさるさんを思い出してしまいました。
2023年10月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ゲンズブールが恋人を見せびらかすための映画であり、それ以上でもそれ以下でもない。
問題発言満載ですが、まあこの時代なら許容範囲かな。
ストーリーは、
男連れのゲイの主人公がボーイッシュな女に心惹かれる。
「こういう男っぽい子ならいけるかも」と手を出す。
連れの男が嫉妬して、女に襲い掛かる。
連れを責めない主人公に女がキレて、差別発言を吐く。
女に幻滅した主人公が連れの男と一緒に出ていく。
という流れで、とにかく女が不憫。
相手がゲイだから片思いは仕方ないにしても、恋敵に殺されそうになって、しかも愛しい男が味方してくれないとなれば、暴言のひとつもぶつけたくなるでしょう。
ちなみにラブシーンは(叫び声のせいで)ほとんどレイプシーンのようになっており、バーキンのファンが見てもあまり有難くないかと思います。
全体的に、バーキンを魅力的に見せることには成功していますが、フランス人のゲイ嫌いを助長したのでは?とちょっと心配になる作品でした。
問題発言満載ですが、まあこの時代なら許容範囲かな。
ストーリーは、
男連れのゲイの主人公がボーイッシュな女に心惹かれる。
「こういう男っぽい子ならいけるかも」と手を出す。
連れの男が嫉妬して、女に襲い掛かる。
連れを責めない主人公に女がキレて、差別発言を吐く。
女に幻滅した主人公が連れの男と一緒に出ていく。
という流れで、とにかく女が不憫。
相手がゲイだから片思いは仕方ないにしても、恋敵に殺されそうになって、しかも愛しい男が味方してくれないとなれば、暴言のひとつもぶつけたくなるでしょう。
ちなみにラブシーンは(叫び声のせいで)ほとんどレイプシーンのようになっており、バーキンのファンが見てもあまり有難くないかと思います。
全体的に、バーキンを魅力的に見せることには成功していますが、フランス人のゲイ嫌いを助長したのでは?とちょっと心配になる作品でした。
2022年5月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
12歳くらいの時に全然エロくない作品の映画予告に出てきて衝撃を受けました。
amazonプライムビデオで見つけて思い出して23年越しに観てみました。
ジェーン・バーキンは可愛い!
とにかく魅力的で愛くるしい。
しかし内容はないよぅ…。
薄っぺらくて驚きました。
私の解釈は「女ってめんどくせー、やっぱ男でいいや」ってことでよろし?
amazonプライムビデオで見つけて思い出して23年越しに観てみました。
ジェーン・バーキンは可愛い!
とにかく魅力的で愛くるしい。
しかし内容はないよぅ…。
薄っぺらくて驚きました。
私の解釈は「女ってめんどくせー、やっぱ男でいいや」ってことでよろし?
2023年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
可愛いだけの映画。ストーリーの進め方、演出、後味も良くない。
2022年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は中年のおじさんだけど、さすがにジェーン・バーキンの全盛期はリアルタイムで見ていませんでしたが、今回ありがたくもプライムで鑑賞することが出来ました。バーキンといえばエルメスのバーキンのバックが彼女のために作られたという、フランスの伝説の女優であり、歌手であり、ファッションリーダーであったことは知識として知っていましたし、パートナーのセルジュ・ゲンスブールは歌手であり、詩人でもあり、監督でもあり作家でもあるというような、でも一風変わっった鬼才というくらいの知識はありました。
その予備知識をもとに作品を鑑賞すると、バーキンは中性的でありながら、女性としての魅力もハッとさせられるものがあり、虜になってしまうのも納得の演技でした。また、相手役のジョー・ダレッサンドロも40年位前の、アメリカのセックスシンボルであり、かつゲイ文化のセックスシンボルの名に恥じないカリスマぶりで主演の二人に圧倒されてしまいました。
やたらバーキンの全裸が出てくる映画なのですが、単純なエロ映画ではなく、少年のようなバーキンと、ゲイでありながらバーキンと身も心も激しい関係に落ちるダレッサンドロの魅力にあふれ、不思議な愛の形を見事に描いた監督のゲンスブールもさすが鬼才だなという感じを持ちました。こういっては差別的なんですが、社会の底辺にいる二人の周りの風景も、フランス映画だからなのかもしれないけれど、魅力的に見えてしまいます。エンタメ映画ではないけれど、時代性を考えると非常に先鋭的で挑戦的なよくできた作品だと思います。(ストーリーがスッキリはまって腑に落ちる映画ではありませんので、そこを見たい方には何の映画なんだという感想を持たれる方がいるかもしれません。やっぱり、直接は無理でも、バーキンとゲンスブールについての予備知識くらいは無いとちょっと鑑賞には不向きかもしれません。)
映画史を飾る一つの作品として残るべき作品だと思います。
その予備知識をもとに作品を鑑賞すると、バーキンは中性的でありながら、女性としての魅力もハッとさせられるものがあり、虜になってしまうのも納得の演技でした。また、相手役のジョー・ダレッサンドロも40年位前の、アメリカのセックスシンボルであり、かつゲイ文化のセックスシンボルの名に恥じないカリスマぶりで主演の二人に圧倒されてしまいました。
やたらバーキンの全裸が出てくる映画なのですが、単純なエロ映画ではなく、少年のようなバーキンと、ゲイでありながらバーキンと身も心も激しい関係に落ちるダレッサンドロの魅力にあふれ、不思議な愛の形を見事に描いた監督のゲンスブールもさすが鬼才だなという感じを持ちました。こういっては差別的なんですが、社会の底辺にいる二人の周りの風景も、フランス映画だからなのかもしれないけれど、魅力的に見えてしまいます。エンタメ映画ではないけれど、時代性を考えると非常に先鋭的で挑戦的なよくできた作品だと思います。(ストーリーがスッキリはまって腑に落ちる映画ではありませんので、そこを見たい方には何の映画なんだという感想を持たれる方がいるかもしれません。やっぱり、直接は無理でも、バーキンとゲンスブールについての予備知識くらいは無いとちょっと鑑賞には不向きかもしれません。)
映画史を飾る一つの作品として残るべき作品だと思います。
2022年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
セルジュ・ゲンズブールによる1976年の作品。
学生の頃、みようと思って以後忘れていたけど、AmazonPrimeで発見できてうれしい・・!
改めて学生の私には理解不可だったと思う・・ので年をとった今、みて良かった
舞台となっている場所は、どこなのか謎
皆フランス語を話しているから、フランス(の片田舎?)かと思いきや、ジョニー(ジェーン・バーキン)が働くバーの窓には英語で色々書かれてるし、クラスキーはポーランド人、嫉妬深いパドヴァンはイタリア?人だし・・
どこでもない場所の舞台設定?
どこなのかわからないけど、ゲイに対する差別、偏見が色濃く「オカマ野郎」っていっぱいでてくる
今は多様性を認める世の中に変わりつつあるけど、50年近くも昔だと、場所にかかわらず同性愛というだけでボロクソ言われて・・
人間関係取り戻せなくなったり、ひどい場合は暴力を振るわれて命を落としたり
ゲンズブールがなんでこのテーマで映画を作ろうと思ったのか、とてもわかる気がしました
ジェーン・バーキン、胸はペッタンコですが顔立ちはさすがに美しい
このジェンダーレスかつ優しい気持ちを持った役柄にピッタリです
恋する男性に「男と思って良いから愛して欲しい」と自分を投げ出す・・
それってなかなかできることではないですね
だけどどんな理不尽な目にあっても、そんなふうにいられるかというと・・
すごく難しいことなのだと思う
そして言葉や暴力という刃で、大切な人を一瞬にして失ってしまうことがある
ゲイの男性と、外見男の子だけど普通の女の子、本当は交わることがなさそうな二人の
ほんのわずかな間の輝いた時間、切ない・・!
殺伐とした風景(ゴミ捨て場、不潔なバーやホテル、汚い車・・)の中だからこそ、
その輝きが余計に際立つかのようでした
学生の頃、みようと思って以後忘れていたけど、AmazonPrimeで発見できてうれしい・・!
改めて学生の私には理解不可だったと思う・・ので年をとった今、みて良かった
舞台となっている場所は、どこなのか謎
皆フランス語を話しているから、フランス(の片田舎?)かと思いきや、ジョニー(ジェーン・バーキン)が働くバーの窓には英語で色々書かれてるし、クラスキーはポーランド人、嫉妬深いパドヴァンはイタリア?人だし・・
どこでもない場所の舞台設定?
どこなのかわからないけど、ゲイに対する差別、偏見が色濃く「オカマ野郎」っていっぱいでてくる
今は多様性を認める世の中に変わりつつあるけど、50年近くも昔だと、場所にかかわらず同性愛というだけでボロクソ言われて・・
人間関係取り戻せなくなったり、ひどい場合は暴力を振るわれて命を落としたり
ゲンズブールがなんでこのテーマで映画を作ろうと思ったのか、とてもわかる気がしました
ジェーン・バーキン、胸はペッタンコですが顔立ちはさすがに美しい
このジェンダーレスかつ優しい気持ちを持った役柄にピッタリです
恋する男性に「男と思って良いから愛して欲しい」と自分を投げ出す・・
それってなかなかできることではないですね
だけどどんな理不尽な目にあっても、そんなふうにいられるかというと・・
すごく難しいことなのだと思う
そして言葉や暴力という刃で、大切な人を一瞬にして失ってしまうことがある
ゲイの男性と、外見男の子だけど普通の女の子、本当は交わることがなさそうな二人の
ほんのわずかな間の輝いた時間、切ない・・!
殺伐とした風景(ゴミ捨て場、不潔なバーやホテル、汚い車・・)の中だからこそ、
その輝きが余計に際立つかのようでした
2022年6月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中性的な魅力の美しい女の子、設定年齢は恐らく二十歳すぎぐらいを想定してそうな雰囲気を見事に演じきっているジェーンバーキンですが、撮影当時はすでに30歳と知り、驚愕。。言われてみれば肌の感じは若い子のそれ(瑞々しさや艶やかさ、張り)はなかったか。しかし、あのボーイッシュな美少女感を出せるのがただただ凄い。
さて肝心の内容ですが、、クラスキーが同棲相手を殴らない、安易に暴力で復習しないのは彼のその性格とゲイというだけで理不尽な目に遭ってきた彼らにしかわからない絆のようなものがあるからで、ジョニーからの憎しみが込められた”おかま”という言葉で一気に愛が冷めていった様子、"ゲイ”というアイデンティティを越えた中で築き上げたジョニーとの関係をぶち壊すのに十分な言葉だったことを描いているのがなんとも良かった。場末、底辺で生きる類まれない美男美女の変化球的な悲恋話。悪趣味なストリップがあったり、とにかく汚い、醜い、場面があればあるほど、蝿がたかっていればいるほどジョニーの美しさ、ピュアさが映える。
そんな風にも感じましたw
さて肝心の内容ですが、、クラスキーが同棲相手を殴らない、安易に暴力で復習しないのは彼のその性格とゲイというだけで理不尽な目に遭ってきた彼らにしかわからない絆のようなものがあるからで、ジョニーからの憎しみが込められた”おかま”という言葉で一気に愛が冷めていった様子、"ゲイ”というアイデンティティを越えた中で築き上げたジョニーとの関係をぶち壊すのに十分な言葉だったことを描いているのがなんとも良かった。場末、底辺で生きる類まれない美男美女の変化球的な悲恋話。悪趣味なストリップがあったり、とにかく汚い、醜い、場面があればあるほど、蝿がたかっていればいるほどジョニーの美しさ、ピュアさが映える。
そんな風にも感じましたw