個人的には最高傑作ではないかと感じている一枚。過激なデジタルロックに仕上がっている。モチーフが「最後の審判」ということもあり、このアルバムには前作のような救いはもう存在しない。まるで嫉妬と競争心と欲望という名の資本主義に染まっている現代社会の行く末を暗示しているかのようだ。1997年から7年経った今でも十分通用するコンセプトだ。唯一の救いはボーナストラックの3曲か(特にDOLPHINS TALK TO YOUの日本語バージョンが入っているのがうれしい)。
ヒーリングを求めるものには絶対進められないアルバムだ。