小野リサさん。ベスト盤が結構乱発していてどれもいいのですが、これはかなりまとまって彼女の過去の軌跡(奇跡?)をたどることが出来るのでオススメです。全曲好きですけど、特に印象的なのは、"Rio De Janeiro"と"Grumari"のメロディ。Alberto Arantesって凄いですね。南の風がどっと吹いてきて、いつ聴いても夏の真っ盛りといった雰囲気を味わう事ができます。"Agua do moinho"はリサさんの曲ですが、このメロディも印象的。ドリィ・カイミのオーケストラ・アレンジとリカルド・シルヴェイラの12弦ギターが綺麗で見事。ヘンリー・マンシーニの"Moon river"では、トニーニョ・オルタとギル・ゴールドスタインのシンプルな歌伴がグ~です。そして、ライナーノートには記載がされていない14曲目に入っている、"ソ ダンソ サンバ"。これがいい。リサさんが歌っている途中で吹き出して、そのままたら~っと流れて終わるミステイク・ヴァージョン。楽しそうでいいですね!