①1962~64年、ブレンデル30代前半の最初の全集録音である。ステレオ初期のアナログ録音であるが、音質はなかなか良好である。
②ブレンデルのアプローチはどこまでも学究的で曲の全体構造を浮き彫りにする演奏を展開している。典型的なのは、モーツァルトのソナタであるが、このベートーベンもそうである。これがブレンデル最大の個性なのであろう。
③作品106の「ハンマークラヴィーア」第4楽章のフーガはブレンデルの長所がよく発揮された名演である。右手と左手の弾き分けが少しも乱れることはない。テクニックを誇張することもなく、淡々と弾いている。こういう演奏をつまらなく感じる人もいるかもしれないが、このつまらなさがブレンデルの魅力なのだ。
じっくり味わいたい。
お勧めのセットである。
ベートーヴェン:ピアノソナタ全集
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曲目リスト
1 | ピアノ・ソナタ 第1番 ヘ短調 作品2の1 |
2 | ピアノ・ソナタ 第2番 イ長調 作品2の2 |
3 | ピアノ・ソナタ 第3番 ハ長調 作品2の3 |
4 | ピアノ・ソナタ 第4番 変ホ長調 Op.7 |
5 | ピアノ・ソナタ 第5番 ハ短調 作品10の1 |
6 | ピアノ・ソナタ 第6番 ヘ長調 作品10-2 |
7 | ピアノ・ソナタ 第7番 ニ長調 作品10の3 |
8 | ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 「悲愴」 |
9 | ピアノ・ソナタ 第9番 ホ長調 作品14-1 |
10 | ピアノ・ソナタ 第10番 ト長調 作品14の2 |
11 | ピアノ・ソナタ 第11番 変ロ長調 |
12 | ピアノ・ソナタ 第12番 変イ長調 Op.26「葬送」 |
13 | ピアノ・ソナタ 第13番 変ホ長調 Op.27-1 |
14 | ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 Op.27-2「月光」 |
15 | ピアノ・ソナタ 第15番 ニ長調 Op.28「田園」 |
16 | ピアノ・ソナタ 第16番 ト長調 Op.31-1 |
17 | ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調 Op.31-2「テンペスト」 |
18 | ピアノ・ソナタ 第18番 変ホ長調 Op.31-3「狩」 |
19 | ピアノ・ソナタ 第19番 ト短調 作品49の1 |
20 | ピアノ・ソナタ 第20番 ト長調 作品49の2 |
21 | ピアノ・ソナタ 第21番 ハ長調 Op.53「ワルトシュタイン」 |
22 | ピアノ・ソナタ 第22番 ヘ長調 作品54 |
23 | ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調「情熱」 |
24 | ピアノ・ソナタ 第24番「テレーゼ」 |
25 | ピアノ・ソナタ 第25番 ト長調 作品79 |
26 | ピアノ・ソナタ 第26番 変ホ長調「告別」 |
27 | ピアノ・ソナタ 第27番 ホ短調 Op.90 |
28 | ピアノ・ソナタ 第28番 イ長調 Op.101 |
29 | ピアノ・ソナタ 第29番「ハンマークラヴィーア」 |
30 | ピアノ・ソナタ 第30番 ホ長調 作品109 |
31 | ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 |
32 | ピアノ・ソナタ 第32番 ハ短調 作品111 |
33 | アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調 |
登録情報
- 梱包サイズ : 14.6 x 12.8 x 7.8 cm; 679.99 g
- メーカー : マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
- EAN : 4988011127359
- レーベル : マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
- ASIN : B00005FF20
- ディスク枚数 : 11
- カスタマーレビュー:
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イメージ付きのレビュー
5 星
これは1回目の全集です!買い!
レビューに、3回目の全集だ!1回目の全集だ!と情報が錯綜していますが、この画像のものであれば、ブレンデルピチピチの1回目の全集です。なんと歯切れの良いベートーヴェンなんだろう。CD1が、29と32から始まるけど、29の冒頭が鳴った刹那、思わず最初から3度程聴き直した。この一週間、グルダ(アマデオ盤)、ケンプフ、バックハウス(一回目)、バレンボイム(一回目)、アラウ(一回目)を通しで聴いてきたけど、ブレンデルさんの音大好きです。ギレリス、アシュケナージ、バックハウス(二回目)、ブレンデル(二回目)が残り、これからの一週間で通しで聴き予定ですが、おそらく、すべての演奏家に惹かれ、やっぱベートーヴェン凄いわ!と感嘆することでしょう。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年2月16日に日本でレビュー済み
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2022年12月18日に日本でレビュー済み
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ブレンデルの3回のベートーベンピアノソナタ全集のうち、初回録音になります。若々しい瑞々しさを端々に感じます。端正で王道ですが、新鮮でもあります。
2022年10月5日に日本でレビュー済み
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・ブレンデル1回目の録音を、全くの肌合いで聴いています。「月夜の案山子」さんに導かれて。
実はこれまで、ベートーヴェンのピアノソナタは馴染みを中心に、ルービンシュタイン、バレンボイム、ギレリス、ポリーニ、グルダ、リヒテル、バックハウス、ホロヴィッツと聴いて来ましたが、どれもが決定打にはなりませんでした。テンポ、音色、情感などで。
そこでこの全集です。ベートーヴェンは音楽歴を、ピアノ弾きとしてスタートした、と聞きます。30代そこそこの若きブレンデルが、その何処に共鳴したかは知りませんが、彼の清新な意気込みを伝えるピアノが、ベートーヴェンに程良くフィット、それもナンバー順に聴いて行くと、納得を伴う実感として、響いて来るのです。
ブレンデルのピアノについては、手痛い失敗談があります。ハイティング/ロンドンフィルとの全協奏曲が加わった、録音2回目のソナタ全集、必ずや音も良くなって、弾き方も更に向上して、と期待したが一言で云えば、饒舌に過ぎて、受け入れられませんでした。
只今二回り目、若きが故に挑みに充ち、敢えて弁ずるを控えた、清々たるブレンデルのピアノ、驚嘆するは、持て余し気味の感が否めない29番変ロ長調「ハンマークラヴィーア」を除けば、最後の32番ハ短調の最終の1音まで、若さを露呈せず、破綻すること無く、恐らくはベートーヴェンの心情・心境まで、弾き切っていることです。これぞベートーヴェンとして、浴びるように聴いています。
なお音も、眼前に聴く如くで、完全に納得しています。
実はこれまで、ベートーヴェンのピアノソナタは馴染みを中心に、ルービンシュタイン、バレンボイム、ギレリス、ポリーニ、グルダ、リヒテル、バックハウス、ホロヴィッツと聴いて来ましたが、どれもが決定打にはなりませんでした。テンポ、音色、情感などで。
そこでこの全集です。ベートーヴェンは音楽歴を、ピアノ弾きとしてスタートした、と聞きます。30代そこそこの若きブレンデルが、その何処に共鳴したかは知りませんが、彼の清新な意気込みを伝えるピアノが、ベートーヴェンに程良くフィット、それもナンバー順に聴いて行くと、納得を伴う実感として、響いて来るのです。
ブレンデルのピアノについては、手痛い失敗談があります。ハイティング/ロンドンフィルとの全協奏曲が加わった、録音2回目のソナタ全集、必ずや音も良くなって、弾き方も更に向上して、と期待したが一言で云えば、饒舌に過ぎて、受け入れられませんでした。
只今二回り目、若きが故に挑みに充ち、敢えて弁ずるを控えた、清々たるブレンデルのピアノ、驚嘆するは、持て余し気味の感が否めない29番変ロ長調「ハンマークラヴィーア」を除けば、最後の32番ハ短調の最終の1音まで、若さを露呈せず、破綻すること無く、恐らくはベートーヴェンの心情・心境まで、弾き切っていることです。これぞベートーヴェンとして、浴びるように聴いています。
なお音も、眼前に聴く如くで、完全に納得しています。
2020年8月18日に日本でレビュー済み
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ベートーヴェンピアノソナタ全集9枚組その枚数にびびった。1度に9枚なんて買ったことがないしどれぐらいの厚みになるんだろう、場所とるなあなんておもってましたがそのパッケージのうすいのなんの、中身は紙製のケースに1枚ずつ入っていていたってシンプル。デザインもシンプル。で肝心の音や演奏はどうかと聞かれればオーディオ歴50年の私にとって特に不満は感じなかった。それよりもベートーヴェンを第1番から第32番までじっくりと聞くという行為はそれまでになかったですから非常に新鮮な気持ちで聞くことができました。
2016年9月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レビューに、3回目の全集だ!1回目の全集だ!と情報が錯綜していますが、この画像のものであれば、ブレンデルピチピチの1回目の全集です。
なんと歯切れの良いベートーヴェンなんだろう。
CD1が、29と32から始まるけど、29の冒頭が鳴った刹那、思わず最初から3度程聴き直した。
この一週間、グルダ(アマデオ盤)、ケンプフ、バックハウス(一回目)、バレンボイム(一回目)、アラウ(一回目)を通しで聴いてきたけど、ブレンデルさんの音大好きです。
ギレリス、アシュケナージ、バックハウス(二回目)、ブレンデル(二回目)が残り、これからの一週間で通しで聴き予定ですが、おそらく、すべての演奏家に惹かれ、やっぱベートーヴェン凄いわ!と感嘆することでしょう。
なんと歯切れの良いベートーヴェンなんだろう。
CD1が、29と32から始まるけど、29の冒頭が鳴った刹那、思わず最初から3度程聴き直した。
この一週間、グルダ(アマデオ盤)、ケンプフ、バックハウス(一回目)、バレンボイム(一回目)、アラウ(一回目)を通しで聴いてきたけど、ブレンデルさんの音大好きです。
ギレリス、アシュケナージ、バックハウス(二回目)、ブレンデル(二回目)が残り、これからの一週間で通しで聴き予定ですが、おそらく、すべての演奏家に惹かれ、やっぱベートーヴェン凄いわ!と感嘆することでしょう。
レビューに、3回目の全集だ!1回目の全集だ!と情報が錯綜していますが、この画像のものであれば、ブレンデルピチピチの1回目の全集です。
なんと歯切れの良いベートーヴェンなんだろう。
CD1が、29と32から始まるけど、29の冒頭が鳴った刹那、思わず最初から3度程聴き直した。
この一週間、グルダ(アマデオ盤)、ケンプフ、バックハウス(一回目)、バレンボイム(一回目)、アラウ(一回目)を通しで聴いてきたけど、ブレンデルさんの音大好きです。
ギレリス、アシュケナージ、バックハウス(二回目)、ブレンデル(二回目)が残り、これからの一週間で通しで聴き予定ですが、おそらく、すべての演奏家に惹かれ、やっぱベートーヴェン凄いわ!と感嘆することでしょう。
なんと歯切れの良いベートーヴェンなんだろう。
CD1が、29と32から始まるけど、29の冒頭が鳴った刹那、思わず最初から3度程聴き直した。
この一週間、グルダ(アマデオ盤)、ケンプフ、バックハウス(一回目)、バレンボイム(一回目)、アラウ(一回目)を通しで聴いてきたけど、ブレンデルさんの音大好きです。
ギレリス、アシュケナージ、バックハウス(二回目)、ブレンデル(二回目)が残り、これからの一週間で通しで聴き予定ですが、おそらく、すべての演奏家に惹かれ、やっぱベートーヴェン凄いわ!と感嘆することでしょう。
このレビューの画像
2017年12月15日に日本でレビュー済み
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期待値通りの分かりやすさで弾いてくれてます❗
正確なテンポ、曲想は気持ち良く聴け、じっくり聴くと色んな工夫がされています。大好きなピアニストです❗
正確なテンポ、曲想は気持ち良く聴け、じっくり聴くと色んな工夫がされています。大好きなピアニストです❗
2019年5月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古い録音のものもあって
別のセットを買えば良かった
別のセットを買えば良かった
2013年11月10日に日本でレビュー済み
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最近は、演奏者の作為のみが目立つ演奏が多いが、ベートーベンのピアノソナタについても例外ではない。ブレンデルは、3回にわたって全曲録音を残しているが、30代初期に、VOXレーベルに残したのが1回目の全集であり、私はこれが一番のお気に入りである。
当初は、ビクターから発売されていたが、廃盤となり、現在は、この盤が引き継いでいる。
少しテンポの速い部分でも、一音一音しかりと打鍵されており、一見教科書的な演奏のようであるが、ブレンデル30代初期の録音で、若々しく瑞々しい演奏で、音が明瞭で、一音一音に意味があり、曲の構成が良く分かる演奏で、聴くほどに新しい発見がある。
演奏は、聴衆の為でなく、むろん演奏者の為でもない。作曲者の魂の再現というのが一番近いと思う。その意味で、この盤は最適と思うのである。
1番は瑞々しい叙情に満ちた曲で、好きな曲だが、3番あたりからベートーヴェンの思索的な傾向が出てくる。中期のピークである21番(ワルトシュタイン)を経て、30〜32番に向かって、この思索は深まってゆく。
この思索の深まりを聴くのが、ベートーベンのピアノソナタを聴く醍醐味であり、そのためはそれぞれの曲の構成が明確でなければならない。これが不明瞭な演奏や、演奏者の個性ばかりがしゃしゃり出る演奏は聴くに堪えない。
その意味で、ケンプ、ギレリス、ゼルキンはもう古く、グルダは弾き流しているとまで言わないが、軽すぎる。ポリー二を始め、演奏家の個性がしゃしゃり出る演奏は沢山だ。
なお、ブレンデルの3回目の全集は、残響音が打鍵音に纏わりつき、一音一音のタッチが明瞭でなく、曲の構成感も不明瞭で、大変聴きずらいものとなっていることは、3回目の全集で述べた。
当初は、ビクターから発売されていたが、廃盤となり、現在は、この盤が引き継いでいる。
少しテンポの速い部分でも、一音一音しかりと打鍵されており、一見教科書的な演奏のようであるが、ブレンデル30代初期の録音で、若々しく瑞々しい演奏で、音が明瞭で、一音一音に意味があり、曲の構成が良く分かる演奏で、聴くほどに新しい発見がある。
演奏は、聴衆の為でなく、むろん演奏者の為でもない。作曲者の魂の再現というのが一番近いと思う。その意味で、この盤は最適と思うのである。
1番は瑞々しい叙情に満ちた曲で、好きな曲だが、3番あたりからベートーヴェンの思索的な傾向が出てくる。中期のピークである21番(ワルトシュタイン)を経て、30〜32番に向かって、この思索は深まってゆく。
この思索の深まりを聴くのが、ベートーベンのピアノソナタを聴く醍醐味であり、そのためはそれぞれの曲の構成が明確でなければならない。これが不明瞭な演奏や、演奏者の個性ばかりがしゃしゃり出る演奏は聴くに堪えない。
その意味で、ケンプ、ギレリス、ゼルキンはもう古く、グルダは弾き流しているとまで言わないが、軽すぎる。ポリー二を始め、演奏家の個性がしゃしゃり出る演奏は沢山だ。
なお、ブレンデルの3回目の全集は、残響音が打鍵音に纏わりつき、一音一音のタッチが明瞭でなく、曲の構成感も不明瞭で、大変聴きずらいものとなっていることは、3回目の全集で述べた。
他の国からのトップレビュー
Charles Obert
5つ星のうち5.0
This is Brendel's FIRST set
2023年11月18日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
This is a review of the Beethoven sonata set by Alfred Brendel on Brilliant Classics. Brendel recorded the full series of sonatas three times, and some people in reviews here were wondering which one this is.
This is the FIRST recording of the sonatas that Brendel did for Vox. The sleeves for the CDs say, recorded 1962-64.
I love Brendel's playing, and I grew up listening to a budget vinyl set of these from Vox. I've listened to all three sets of the sonatas that Brendel did - in fact, I just listened to sonata 30 on both this and the second set from Decca in the 1970's - and I have no clear favorite. Sound quality on this set is consistently good and clear. The Decca set is maybe a bit fuller and warmer in recorded sound quality.
What I love about Brendel is that he doesn't "interpret" or try to be "expressive" or "emotional" or "dynamic" - his playing is very clean, very clear, smooth, thoughtful. I've heard the word "wit" used to describe his playing, and it fits. If you're looking for storm the heavens, Sturm und Drang Beethoven, go elsewhere.
An anecdote - when I was younger I got to hear Vladimir Horowitz in concert performing Chopin. What I heard was THE GREAT VLADIMIR HOROWITZ play Chopin. Shortly after that I heard Alfred Brendel in concert play Chopin. I heard Chopin.
This is the FIRST recording of the sonatas that Brendel did for Vox. The sleeves for the CDs say, recorded 1962-64.
I love Brendel's playing, and I grew up listening to a budget vinyl set of these from Vox. I've listened to all three sets of the sonatas that Brendel did - in fact, I just listened to sonata 30 on both this and the second set from Decca in the 1970's - and I have no clear favorite. Sound quality on this set is consistently good and clear. The Decca set is maybe a bit fuller and warmer in recorded sound quality.
What I love about Brendel is that he doesn't "interpret" or try to be "expressive" or "emotional" or "dynamic" - his playing is very clean, very clear, smooth, thoughtful. I've heard the word "wit" used to describe his playing, and it fits. If you're looking for storm the heavens, Sturm und Drang Beethoven, go elsewhere.
An anecdote - when I was younger I got to hear Vladimir Horowitz in concert performing Chopin. What I heard was THE GREAT VLADIMIR HOROWITZ play Chopin. Shortly after that I heard Alfred Brendel in concert play Chopin. I heard Chopin.
Alexei
5つ星のうち5.0
Brendel, soberbio
2024年4月27日にスペインでレビュー済みAmazonで購入
Soberbias interpretaciones de Brendel. Un Beethoven en su justa medida, sin excesos, objetivo. Brendel nunca me decepciona, al menos de lo que he escuchado, su Beethoven y Schubert. La calidad del audio, pese a ser grabaciones de los años 60, me parece excelente. Quizá un sonido seco en exceso, con muy poca o nula reverberación pero con un tono siempre redondo y aterciopelado. Brendel posee dos otras integrales del genio de Bonn pero por lo leido esta no desmerece en absoluto. Junto con Barenboim y Pollini, un Beethoven superlativo.
vonMoltke
5つ星のうち5.0
Eccellente esecuzione, edizione impeccabile.
2024年3月17日にイタリアでレビュー済みAmazonで購入
Cercavo l'integrale delle sonate per pianoforte di Beethoven, e ve ne sono, da parte di grandi nomi ed etichette rinomate, e ovviamente il prezzo è altrettanto importante. Qui ho provato per la prima volta un'etichetta che consideravo altrimenti con sospetto, ma conoscendo già Brendel ho deciso di rischiare. E non me ne sono pentito. Ad un prezzo insignificante, ecco una serie di ottime incisioni, eseguite con cura, e confezionate in una veste elegante. Non ha deluso uno che ama Beethoven alla follia sin dal primo ascolto, a dodici anni, e continua ad amarlo dopo oltre trentacinque.
Cläre
5つ星のうち5.0
Sehr empfehlenswert
2020年10月31日にドイツでレビュー済みAmazonで購入
Das Material habe ich verschenkt, mir wurde berichtet, es sei sehr gut
Richard Condon (Brussels/Bruxelles)
5つ星のうち5.0
A great compilation
2014年4月25日に英国でレビュー済みAmazonで購入
This boxed set brings together recordings by one of the finest interpreters of Beethoven of our time. Brendel is at his best when playing the great Viennese composers of the first school: Haydn, Mozart, Beethoven, Schubert. The pianist identifies closely with this group. I was privileged to see him on his farewell tour - the hall has never been so packed. He plays with a total absence of show, theatrics, extravagant gestures and the like: it's as if he's playing for himself and the audience is just there incidentally. This contemplative modesty comes across in his style on these recordings