ピリスの旧盤と比べると,曲や楽章によってテンポが少し速くなったり,やや遅めになっていたりするが,その緩急とはまた別な意味で,全体に落ち着いた感じの演奏。細部まで丁寧に彫琢され,雄弁な語り口で進むその演奏は説得力があり,滋味豊かだ。 -- 内容(「CDジャーナル」データベースより)