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ベルリオーズ:歌曲集

4.5 5つ星のうち4.5 3個の評価

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新品 中古品
CD, 1994/10/26 2枚組
¥1,700

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曲目リスト

ディスク: 1

1 2声の夜想曲
2 ねたみ深いモール人
3 友情よ,おまえの強大な力をとりもどせ
4 五度の自由カノン
5 泣きなさい,かわいそうなコレットよ
6 山国から追放されて
7 トゥーレの王
8 メフィストフェレスのセレナーデ
9 エレーヌ
10 戦いの歌
11 美しき旅人
12 酒盛りの歌
13 ハープの起源
14 さらばベッシー
15 散文による哀歌

ディスク: 2

1 囚われの女
2 水浴びするサラ
3 あなたを信じています
4 レオン・ド・ヴァイイ氏の小唄
5
6 わな
7 ブルターニュの若い牧人
8 ブルトン人の歌
9 オフェリアの死
10 ザイーデ
11 田園
12 朝の祈り
13 美しきイザボ
14 デンマークの狩人

商品の説明

メディア掲載レビューほか

これはなかなかいい企画のCDである。解説にもあるとおり,ベルリオーズの時代はフランス歌曲がロマンスからメロディに移行する時期であり,時代様式の変化,および自身の変化によって彼の歌曲がどう変わっていったかを俯瞰できるのである。
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内容(「CDジャーナル」データベースより)

登録情報

  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 14.6 x 12.4 x 2.6 cm; 220 g
  • メーカー ‏ : ‎ ポリドール
  • EAN ‏ : ‎ 4988005147929
  • レーベル ‏ : ‎ ポリドール
  • ASIN ‏ : ‎ B00005FI12
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 2
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 3個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.5つ
5つのうち4.5つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2018年6月19日に日本でレビュー済み
Hector Berlioz(1803~1869)と言うと、「幻想交響曲」ばかり取り上げられて、たしかに良くできているのだけれども、気の毒なような気がする。Berliozが歌曲を書いていたなんて聞くと、「幻想……」の第4、5楽章が蘇ってきてしまい、酷い偏見だな、と改めて感じる。

ここに収録されているのは、彼が20代から40代、どうやらそれ以降は、65歳まで20年ほども生きていたのに、作曲していないようなのだ。一方、50代ではオペラ、宗教曲、合唱曲を書いているので、人間の声に関心がなかった訳ではないようだ。

Berliozは、1803年に、ヨーロッパで初めて鍼を治療に用いたとされる内科医の6人の子どもの一人として生まれた。12歳でピアノを勉強し始めたのだが神童とは言えず、パリに出て医学を学んだ。だがフルート、ギターに関しては巧みな腕前だったようだ。そして他の先輩たちと同じく、音楽の魅力を断ち切れなかったようだ。一面では解剖された人体に不快感を催し、医学に関心を持てなかったと言う。パリ・オペラ座でGluckの歌劇を見て感動し、パリ音楽院に行き、楽譜を読むようになり、果ては作曲までするようになった。そして21歳頃には、両親の期待に反して医学の道を捨ててしまった。まもなく彼は、オフェリア、ジュリエットを演じていたHenrietta Smithsonを見染めるのだ。ところで彼女との結婚は、余り幸福ではなかった、と描かれる場合が多いようだが、BerliozはSmithsonが亡くなるまで再婚しなかった。

Anne Sofie von Otterをはじめとして、Berliozの知られざる魅力を、彼は誰もが知るようにHenrietta Smithsonに夢中になった男なのだ、伝えてくれるすぐれた演奏である。
2019年10月3日に日本でレビュー済み
 ソプラノ、メゾ、テナー、バリトン、4人による歌曲集です。独唱が中心ですが、3割は重唱です。伴奏は、ピアノが基本ですが、ギター、ハープ、チェロ、ホルン、カスタネットの曲が2割ほどあります。いろいろ変化をつけてあるので、飽きずに楽しめます。素晴らしい企画だと思います。
 歌手は4人ですが、代表は、オッターでしょう。表現力が違います。ソプラノのポレという人は、初めて聴きました。オッターと張り合うほどではありませんが、十分美声です。テナーは、アラー、バリトンはトーマスです。バリトンは、なぜか、歌があまりありません。伴奏者では、11弦ギターのセルシェルが有名でしょう。ピアニストのガーベンも別のアルバムを持っています。
2014年4月12日に日本でレビュー済み
・ディスク2枚に基本的にピアノ伴奏歌曲(29曲)がおさめられ、いまなお質・量ともにこれをこえるベルリオーズ歌曲集に
出会えていない。

・ギターやハープの伴奏あり、独唱、二重唱、三重唱あり。作曲は1818年から1850年、ほぼ作曲人生すべてにわたる。

・録音は1991年と1993年。フランソワーズ・ポレ、フォン・オッター、ジョン・アラー、トーマス・アレンの歌唱をコード・ガーベンの
ピアノが支える。少数ながらホルン、チェロ、カスタネット、そして合唱が加わる曲まであり、すみずみまで作曲者と曲への敬意と
愛着の浸透した表現は比類がない。

・私見ではフォン・オッターの声は80年代終わりからこの頃が最もはりつめた、艶やかな緊張感があった。

・ベルリオーズはこけおどしの人ではない、そのことを遅ればせながらこの歌曲集ではじめて実感した。25年クラシックを聴いてきて
22年目のことだった。いずれをとっても非常に繊細で清新、そして高潔な感じがしてどろどろしていない。どことなく完結していない
舌足らずな感じが、かえって彼の目指した理想の高さを照らし出す独特な美しさを生んでいるように思われる。

・「きっといける」と信じつつ、はりつめた息の長いメロディがのびていった末に「これではだめだ」といった感じで不意に性急に断念される。
調性の範囲を安易に出ることなど夢想もされていないが、「詩」を求める苦闘の激しさはそれ故いっそう切実といえる。

・井上さつき氏による各曲の簡にして要を得た解説と、同氏を中心とした歌詞邦訳も素晴らしいので、入手は困難でも是非国内盤を
お薦めしたい。

・その作曲家の歌曲か室内楽、それを知らないならその作曲家については判断や断言を保留すべきだと常々信じている。素顔も
知らずに付き合い続けるようなものだと思うから。
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