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ベートーヴェン : 交響曲第5番ハ短調<運命>

4.1 5つ星のうち4.1 42個の評価

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曲目リスト

1 運命*交響曲第5番ハ短調
2 序曲*エグモント
3 大フーガ変ロ長調

商品の説明

Amazonレビュー

音楽の偉大さ、人間の偉大さを証明する、これはひとつの奇跡である。いったい何十回、この世紀の名演奏を飽きもせず繰り返し聴いて、肺腑(はいふ)をえぐられるような感動に打ちのめされ、大粒の涙を流したことだろう! どんな雄弁な言葉も、この偉大な演奏の前にはまったくの無力である。あらゆる言葉をつくしても言い足りない。生まれてきて良かった。そして、フルトヴェングラーのこの演奏に出会うことができて、本当に良かった。それ以外の何が言えようか。ただ一つだけ言えることは、この奇跡の記録を、いい加減な流し聴きでかけてはならないということだ。できれば、他のことは何もしないで、音楽のことだけを考えて、ぜひともスピーカーから流れてくる音に集中してほしい。

「運命」と「エグモント」序曲は、フルトヴェングラーが戦後初めて再びベルリンで指揮をした復帰コンサートの第3日目にあたる1947年5月27日の歴史的ライヴ録音。連合軍に破壊され尽くし、衣食住にもこと欠く廃墟のベルリンにあって、人々はこのコンサートの切符を買うために、大切にしていた靴や嗜好品さえも手放し、何日も行列に並んだという。舞台にフルトヴェングラーが現れると、人々は立ち上がって拍手し、狂気にかられたように大声で叫んだと伝えられる。

半世紀を経た今でも、噴火するマグマのように熱く、燃えに燃えたこの奇跡の演奏記録は生々しく、私たちの人生を変えてしまうほどの衝撃的な「力」を秘めている。まさにクラシック音楽すべての頂点に輝きわたるであろう、永遠不滅の名盤なのである。

弦楽合奏版「大フーガ」は1952年2月10日のライヴ。ベートーヴェン晩年の心境を象徴する、難解な哲学にも似た作品だ。ベートーヴェンの神秘的で力強い言葉が幾重にも折り重なっていくような不思議な迫力は、フルトヴェングラー以外の何者にも成しえない思索的な世界である。(林田直樹)

メディア掲載レビューほか

フルトヴェングラーのディスコグラフィーでも特に重要な1枚。戦後復帰コンサートの一晩から収録。第5交響曲がこの状況ならではの歓喜に満ちた演奏として有名だが,「エグモント」もすごい。実に重く,苦しく,こんな音楽は二度とできまい。
--
内容(「CDジャーナル」データベースより)

登録情報

  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • メーカー ‏ : ‎ ポリドール
  • EAN ‏ : ‎ 4988005201287
  • 時間 ‏ : ‎ 1 時間 2 分
  • レーベル ‏ : ‎ ポリドール
  • ASIN ‏ : ‎ B00005FIHH
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 42個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.1つ
5つのうち4.1つ
42グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2019年8月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
わたくし事ながらで甚だ失礼であるかとは承知の上での話だが、
わたくしがなにかレコードを一枚と問われたならば迷った挙句
この一枚を選択するであろう。
「トリスタン」は嵩張るし「バイロイトの第9」は一生の間で
そう頻繁に聴くものではないからだと信じるからだ。
そして、これは一つの歴史の証言でもある。戦時中ナチに加担
した廉でA級戦犯の罪にまで問われていたフルトヴェングラー
であったが(事実は彼はナチに利用されるだけ利用されたのだ。
試しに1942年のヒトラー生誕祝賀コンサートで第9を演奏し
終わった後のフルトヴェングラーが、握手を求めに来たのが当
のゲッベルスだと気付いてもの凄い表情になる一瞬があるのを
確認して欲しい)、紆余曲折の果て、終戦後2年余にしてその
汚名を払拭し、再びベルリンの聴衆の前に立つ事が出来た、と
いうこれはその歴史的復帰の記録なのである。       
悲愴に打ちひしがれるⅡ楽章はいい、ベルリオーズ曰「まるで
像が踊り狂って」いるかの様な狂気をはらんだスケルッツオも
この際どうでも良い、永遠と思われる「劫罰」とも言える歩み
のなかにやがて一条の光が差し込んで来て、それらが束に成り
降り注ぐ「時が止まった」かのようなフェルマータ!この瞬間、
ベートーヴェンの苦悩から人類総ての苦しみも一手に引受けた
フルトヴェングラーはやっと手にした「自由」に限りない感謝
を捧げ、我々をその「喜びの園」へと導いて呉れるのである。
戦後復帰という意味では、同5月25日の実況も残されているが、
これは未だベルリン・フィルとてぎくしゃくしている。
尚演奏会場の「ティタニア・パラスト」であるが、これは戦前
のオーケストラ伴奏で映画を愉しむ施設であって同じ焼け野原
であっても東京の焼け跡若しくは仮設の映画館とは、音響設備
に於いても比ぶべくはない事を蛇足ながら付け足して置こう。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年12月12日に日本でレビュー済み
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大変気に入りました。余裕のある生活に戻り、レコードをゆっくり聴く生活が復活しました。その時に再度聴いたフルトベングラー。昔の思い出が蘇りました。そして、なぜか目頭が熱くなりました。レコードは、また素晴らしい。この生活を楽しみたいと思います。CDとレコードを交互に聴くことでいろいろな感想が生まれます。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年8月23日に日本でレビュー済み
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カラヤンから入ったのですが、このアルバムはそのルーツになっているようです。音楽の表現は恐ろしく、厳しいですね。ここまで厳しい演奏をするかって感じ。それは、テンポがものすごく動くし、強弱もすさまじい。その強力な個性にオーケストラが忠実に従っているのが感じられます。カラヤンではもっと淡々とですか、かなりスマートになっています。その点は物足りないような、逆に安心して音楽に浸れるかな。フルゲンといい、メンゲルベルク(悲愴の名演奏)といいこの時代、超個性的な演奏家が満載ですよね。もっともワルターは時代を超えて素晴らしいですが。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年2月2日に日本でレビュー済み
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この録音については、多くの人がレビューで述べているので、今更細かい説明は必要ないでしょう。
恐らくレビューを書いた人は全員、言葉では表せない熱くて熱くて堪らない思いを、この録音について抱いているはずです。勿論、私も。
この録音を評するには、言葉はあまりに無力です。
が、それでも私なりに、何とか言い表すとしたら、、、
この録音を聴いた者は”神の手による耐え切れんばかりの歓喜の爆発”によって洗礼を受けることでしょう。魂で聴く魂の大河です。
1楽章冒頭から、フルトヴェングラーと楽員の爆発寸前の歓喜を懸命に堪えている様子が、極度の緊張感という空気になって伝わってきます。進むにつれ、歓喜はますます肥大し、、、
しかし、フルトヴェングラーは終楽章の冒頭でもまだ我慢に我慢をし、遂にフィナーレを前にして爆発します。
敗戦後2年のオ-ケストラは、遂に解き放たれ、その音楽は巨大で重く硬い、熱い歓喜の塊となり凄まじいスピードで聴衆にぶつかって来ます。
脳は空白にされ、魂は突き貫かれ、心は喜びに満ち、目頭は熱くなる。。。
これが、敗戦後のオケなのか!?
ベルリン・フィルは一流のオケと言われるが、そんなもんじゃない!古今東西、史上最強のオーケストラだ!!
多くの人が言うように、25日録音も本質はほとんど変りません。同様に人類の遺産です。
この録音が残っていることは、感謝と喜び以外の何ものでもありません。この録音が聴けるなんて至上の喜びです。
但し、大戦が残した正の遺産であることも忘れてはいけません。間違いなく、戦争が無かったら、この録音はこの領域まで達してはいないでしょうから。
P.S.
ちなみに、同指揮者の大戦直前、戦中の録音も凄まじい緊張感とエネルギーがあります。機会があれば是非聴いてみてください。
25人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年1月29日に日本でレビュー済み
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期待が大きかっただけに聴くと私としてはそれほどでもないと思いましたそれとエグモントと大フーガは聴くのに大変すぎましたそれほど聴かない部類に入れます。ブルーのワルターのほうが好きです。
2012年12月23日に日本でレビュー済み
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演奏はいいのですが、録音の状態がイマイチのような気がします。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年9月29日に日本でレビュー済み
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歴史が生み出した遺産的名盤。
録音が古いので、音自身は必ずしもいいとは言えない。
が、聴く者を必ず劇場の渦に突き落としてしまう恐ろしい
一枚である。
居住まいを正して聴け、とリーフレットに書いてあったが、
わざわざそんなことを言わなくてもいつの間にかステレオの
正面に引きずり出され、泣きながら聴いている。
そこにあるのはただの音楽ではなく、ただの演奏でもなく、
その場に集っていた演奏者と観客の、身震いするような
魂の叫びのうねりだ。
心の殻を叩き割るようなカタルシスを引き起こしてくれる
数少ない演奏のひとつだろう。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2006年2月26日に日本でレビュー済み
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本当に力強い演奏です。

我々が持っている「ベートーベンってこうだよね」というイメージを、更に凌駕し昇華させた演奏になっていると思います。これぞベートーベンの第五交響曲!という感じ。

クライバーの第五も、彼独特の解釈に沿って演奏されていて「良いなぁ〜」と思いましたが、フルトベングラー指揮の第五交響曲の迫力は王道中の王道を感じさせます。ベルリンフィルとの相性も良いのでしょうね。

私は演奏のテクニカルなことは分かりませんが、一度は聴くべき演奏ではないか!?と思いました。お勧めです!
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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