小田和正、藤井フミヤ、桑田佳祐、、山下達郎、高橋幸宏など、日本のポップス史を飾るミュージシャン達から熱い信頼を寄せられている、現代最高のギタリスト、佐橋佳幸が小倉博和と組んだ素晴らしいギター・デュオ「山弦」。 その、セカンド・ミニ・アルバムが、「INDIGO MUNCH(1999年)」です。 まったりと、心安らぐ世界。全体で26分弱の演奏時間は、ひと時の憩いに丁度いいのかもしれません。 1曲目の「Someday My Prince Will Come 〜いつか王子様が」から、やられてしまいました。もちろん、映画「白雪姫」の挿入歌なんですが、私は、何故かBill Evansの名演奏を思い出してしまいました。 彼らの音楽に対するひたむきさが、そう感じさせるのかもしれません。 カリフォルニアでレコーディングしたとのことで、開放感も充分に味わえます。彼ら自身が、楽しんで演奏している雰囲気が伝わってくる。 細野晴臣さんの「夏なんです」が、正に西海岸の音楽として、私の耳に届けられました。