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ブラームス : ピアノ協奏曲 第1番ニ短調

3.3 5つ星のうち3.3 7個の評価

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新品 中古品
CD, 1997/5/25 1枚組
¥1,459

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曲目リスト

1 第1楽章:マエストーソ
2 第2楽章:アダージョ
3 第3楽章:ロンド(アレグロ・ノン・トロッポ)

商品の説明

メディア掲載レビューほか

クラシック・レーベル、ロンドンの音源から選曲した、ロンドン・エクセレント50シリーズ。 (C)RS

登録情報

  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 14.09 x 12.63 x 1.37 cm; 80.32 g
  • メーカー ‏ : ‎ ポリドール
  • EAN ‏ : ‎ 4988005198426
  • 時間 ‏ : ‎ 49 分
  • レーベル ‏ : ‎ ポリドール
  • ASIN ‏ : ‎ B00005FLSS
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    3.3 5つ星のうち3.3 7個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中3.3つ
5つのうち3.3つ
7グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2019年7月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
メリハリも叙情もないと思います。何を言いたい演奏なんでしょうか?聴く必要はないと思います。
2015年6月3日に日本でレビュー済み
この交響曲的な性格をもつ壮麗な曲に関しては、永らくギレリス、ヨッフム盤(92.8.1出)で聴いて来た
72年のイエスキリスト教会での録音である

帯には、『暗い情熱と青白い寂寥感。。むせ返るような情熱的ロマンティシズムを発散させるこの作品
遅めのテンポで入念に弾き上げており、あらゆる音形が情感を持って鳴り響き、聴く者の胸を激しく揺さぶります
ヨッフム=ベルリンフィルも引き締まった表情で。。。』とある

曲の性格まで全くその通りであり、多分非の打ち所がなく巨匠的であると思われるのだが、それだけに少々重苦しい印象があった
ピアノ協奏曲の2番は、ハイティンク&アシュケナージのロンドンベスト盤で聴いていて、それが自分にとってのフェイバリットであったので、その組み合わせの演奏を聴かなくては、第1番の評価は出来ないと自分なりに思っていた

ひょんな事で、録音時の直後に出た、ハイティンク&アシュケナージの状態の良い西ドイツ盤を、ブラームスの第1番と第2番の両方で安価で手に入れる事が出来たのは、奇跡だった
少し音量を上げて聴いてみた所、やはり初出盤の音質は図抜けている。。。
この第1番の演奏は、始まった瞬間から鳥肌が立ったし、第2番のチェロ独奏の聴こえ方も、前に出て来る感じも全く違う

第1番は、自分にとっての再評価の切っ掛けとなった
ハイティンク&アシュケナージは、ベートーヴェンのピアノ協奏曲、ラフマニノフのピアノ協奏曲の、共に全集で所持しており、この組み合わせ自体のファンでもあった
この演奏者の組み合わせの功績は、真に大きい
この二人は、お互いに譲り合いながら、主旋律を分け合い演奏してゆくバランス感覚に秀でている
ピアノとオケのテンポ感覚が同じであり、両者の性格が半々で1つになっている一体感がある
どちらかが出過ぎないので、不自然さや作為、音楽に澱みがないのである

アシュケーナージのピアニズムは、知と情のバランスが良く、情熱的ではあるが、感情に溺れる事はなく端正である
そこは男性ピアニスト。。無理のないダイナミズムで『自然な音楽』を奏でている
(一部の女性ピアニストの様に、テンポを落とし、正しく全てを音にする事でダイナミズムを無理なく。。というような辿々しさは毛頭ない)
ハイティンクは、指揮者としては表現が男性的で、些かマトモすぎる印象に留まるが、アシュケナージとのコンビだと、格段に適応、対応能力を発揮し、奇跡の名演を生み出すのである

自分にとってのこの曲の演奏の善し悪しの判断基準は、第1楽章全体から、第2楽章の繋がりである
冒頭の入り方、オケの前奏
それに続くピアノの独奏の入り方
圧倒的なコーダから、第2楽章の入り方。。である

冒頭、ティンパニと共に続く音形が、情熱を保ちつつ大袈裟に重々しく派手になり過ぎていないこと
それに続くピアノ独奏のテンポが、いきなり遅く(または速く)なっていないこと
この曲の最大のポイントである、第1楽章のコーダ、最終の4つの音の置き方
第2楽章の冒頭の、憧憬と慰めに満ちた曲が始まった時に、第1楽章の寂寥感と情熱、ロマンに溢れた音楽が、奥底に称えられ、蘇りつつであること。。これが成されていれば、まず全体像は窺えるのである

それを、ハイティンク&アシュケナージは完璧に表現している
特に、第1楽章のコーダは、売りなだけにそこだけが大袈裟に浮き出てしまう演奏が多いのだが、全体のなかの一部としての表現と、この曲に対する解釈の絶妙さで、コーダ4音の1つずつが完璧であり、あの引き延ばしと長さ、抑揚と音色のニュアンスに鳥肌が立った
オケにしても、時折出現するオーボエからフルートに繋げる連携のロマンに満ちた美しさ、オケからピアノに主役が移り変わる際の自然さが絶妙である
全体のテンポ感も、怠くならず、それでいて各楽器がしっかり自分のパートを出せる、ゆったり感も程よい

とにかく、この曲がブラームス自身によるピアノ独奏での初演で、評判が悪かったというのが信じられない
野次まで飛ばした、当時の観客の聴く耳の無さとマナーの悪さも、言わずもがなである
youtubeの視聴で、この演奏と共に、アバド&ブレンデルの組み合わせも魅力的だと思ったので、第1と第2の両方、西ドイツ盤で注文した
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年2月21日に日本でレビュー済み
ハイティンクにしてもアシュケナージにしてもいつもと違う首を傾げたくなる演奏。
第1楽章開始以後ソロが入るまではよろしい、しかしだんだんとテンポを落ち着かせたのちに入るアシュケナージのソロがその速度を踏襲せず勝手に入るのが信じられない。アルゲリッチはこの曲を録音していないだろうが、もしこの勝手気ままな女史が録音していたらこんな演奏だろう。第2楽章もアシュケナージに内省の気分などどこにもなく、これがショパンのノクターンでは絶妙な演奏をするピアニストとはとても思えない。以下いろいろとあるが省く。ただし同じ指揮者とウィーン・フィルの第2協奏曲は別人の演奏のように良い。
2020年8月14日に日本でレビュー済み
①全盛期のハイティンクとアシュケナージのコンビが奏でるブラームスピアノ協奏曲第1番である。コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏も素晴らしい。
②何よりアシュケナージのピアノが絶品である。迫力満点であるばかりか、音色に輝きと色艶があり、弱音も魅力的だ。完璧な技巧と表現力がブラームスによく似合う。
③この曲には名演が幾つかあるが、この演奏もその中に入ることは間違いない。アシュケナージのロマン的な解釈が実に良い。それをサポートするハイティンクの力量も素晴らしい。
④このシンフォニックなピアノ協奏曲にはゲールハルト・オピッツ、コーリン・ディビス指揮バイエルン放送響の演奏が一番気に入っているが、それに次ぐのはこの演奏だ。
⑤故宇野功芳氏が絶賛していたルービンシュタインの演奏は深みでは一番良いが、最晩年(1975年)のルービンシュタインのピアノは枯淡の境地である。アシュケナージのこの演奏のような若々しさと迫力はない。
是非ともコレクションして長く聴きたい演奏だ。
お勧めの一枚だ。
2014年1月6日に日本でレビュー済み
アシュケナージ(Vladimir Ashkenazy 1937-)のピアノ、ハイティンク(Bernard Haitink 1929-)指揮、コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏によるブラームス(Johannes Brahms 1833-1897)の「ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 op.15」。1981年の録音。

非常に優れた演奏。アシュケナージとハイティンク、コンセルトヘボウ管弦楽団は、1984年から86年にかけて、素晴らしいラフマニノフ(Sergei Rachmaninov 1873-1943)のピアノ協奏曲全集を録音することになるのだが、その成功は、このブラームスの録音の時点で、確約されたものだったように思う。当盤の素晴らしさは何と言ってもピアノとオーケストラの一体感にある。

ブラームスという作曲家は、あふれ出る楽想を、どのような編成の音楽に還元すべきかで、とかく悩んだ人だったらしい。この協奏曲も、作曲を開始したころには、交響曲として完成するという目論見があったという。実際、ブラームスが書いた協奏曲は、いずれもシンフォニックで、オーケストラにも交響曲に匹敵するパフォーマンスを要求する。対位法を織り交ぜた長大な展開、楽器の独奏的使用の多用、ポリフォニックな処理。そのようなブラームスの協奏曲(特にピアノ協奏曲)において、私はことに、独奏者に「オーケストラの中に融合する」資質を求める。もちろん「融合する」というのは「埋没する」ということではない。融合と埋没は相反する概念だ。アシュケナージというピアニストは、特にこの80年代のころの録音において、実に慎重にオーケストラを「聴き」、自分の役割をその中で打ち出している。

その結果、音楽は、一つの重厚なシンフォニーのように響き、独奏楽器と他の楽器が共鳴するのである。これは単にアゴーギグやデュナーミクを合わせている、ということではない。時には対立し、時に基礎となるという、一つ一つの音に、音響構成上の、音楽的意味を、明瞭に与えるということだ。その結果、音楽は時として凄まじいほどの鮮烈な効果を発する。例えば、第1楽章終結部の畳み掛けるような情熱的迫力がそれだ。アシュケナージのピアノだけを、単に独奏楽器という意識だけで汲み取ろうとして聞いてしまうと、その音は、時に完全な形で把握しにくいと感じるかもしれない。しかし、私はブラームスのピアノ協奏曲として、「ピアノ付交響曲」という視点を踏まえて聴くならば、アシュケナージのアプローチが恐ろしいほど合理的で、そして音楽的であることに気付かされる。

実際、私はこの録音を何度も聴いた。もう、いくつもの録音を聴いてきたけれど、やはりこの録音に戻ってしまう。それは、この演奏が、この作品の「シンフォニックである」という要素を、もっとも充実した形で成果にしたものに感じられるからだ。

嵐の様に激動する両端楽章に挟まれた第2楽章、その悲哀と優美を、穏やかに、しかし全器楽が連続的に奏でるアンサンブルの美しさは無類。

もう一つの成功.は、アシュケナージのピアノの音色と、コンセルトヘボウ管弦楽団の音色が、実にまろやかによく溶け合うという相性の良さを挙げたい。ともにほの暗い暖色系のソノリティでありながら、要所要所で柔らかな透明感や、内燃的なパッションを引き出す。ピアノとオーケストラの幸福な出会いがもたらした名演だ。

なお、投稿日現在、同内容の輸入盤も取り扱いがあります。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年10月16日に日本でレビュー済み
ハイティンクとアシュケナージの素晴らしいコラボ!!!  壮麗、荘厳。録音も申し分なし。素晴らしい出来。ハイティンクファン、アシュケナージファン、双方に納得させる、ファンでなくとも質の高い素晴らしい演奏に、ブラームスの魅力も十二分に感じることができる一枚。GOOD!!!!!
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レポート