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「一度聴いたら病みつきになる」と評判だったフリッパーズ・ギター。本作は、彼らの第2弾アルバムである。ここにきてメンバーは2人に減ったものの、パワーダウンするどころかさらに心地よく、よりフリッパーらしさが感じられる作品だ。 今回は、イギリスのAIRレコーディングスタジオにて録音された。そこにアズテック・カメラ、モノククローム・セットのメンバーが参加。エンジニアにはスミス、モリッシィなどを手掛けたスティーヴ・ウィリアムス。ほかにもさまざまな人がスタジオを訪れて、おおいに盛りあがったらしい。日本にはめずらしい音楽性をもった彼らはとても貴重だ。(池端まゆ)
1989年にデビューした小山田圭吾、小沢健二のユニット。90年に2rdアルバムとして発売した同アルバムに収録されている「恋とマシンガン」が当時のドラマ主題歌となり大ヒット。渋谷系というジャンルを確立し、金字塔的アルバムとなった。 (C)RS