フォーマット | ドルビー, ブラック&ホワイト |
コントリビュータ | エディ・コンスタンチーヌ, ジャン=リュック・ゴダール |
言語 | フランス語 |
稼働時間 | 1 時間 38 分 |
フレンチニューウェーブの成熟度が頂点に達し、映画鑑賞が文化人や都市在住者にとってお気に入りの娯楽として発展した時代、ジャン=リュック・ゴダールの登場で従来の手法は過去のものとなり、お高くとまった批評家たちが我先にとタイプライターへ向かうことになった。1965年の映画『アルファビル』は、予想を裏切り、ジャンルを超越し、映画に物申すゴダールの意欲を余すことなく示した好例の作品である一方、博士論文にインスピレーションを与え、多くの観客を煙に巻く社会政治学的な証言にもなっている。SF的でありハードボイルドな探偵物の要素も取り入れたこの映画は、ゴダールが60年代のパリで追求した最もモダンで非人格的なアーキテクチャを駆使し、近未来的なストーリーが展開される。眼光鋭い私立探偵(エディ・コンスタンチーヌ)がマスターコンピュータによって支配される超近代的な都市に潜入し、そこに捕われている科学者を見つけ出して救出するという内容。製作予算が非常に限られていた頃の作品であるため、テクノロジーがもたらす非人間化の影響、個性の計画的抑圧、大量消費財の氾濫など多様な題材を果敢に取り入れ、さらにゴダール自らが厳選した過去の作品からの映像も引用されている。ゴダールの他の作品と同様に、『アルファビル』も観る人の大部分を困惑させるような映画である。彼のアーティスティックな意図を深く探求したい向きには、アンドリュー・サリスの言葉が真実を言い当てている(Criterion Collection DVDに収められているエッセイからの引用)。「『アルファビル』を理解して真価を認めることはゴダールを理解することであり、ゴダールを理解することは『アルファビル』を理解することである」(Jeff Shannon, Amazon.com)
ヌーヴェル・ヴァーグを代表する映像作家、ゴダールが描いた近未来SF。探偵レミーは、コンピュータによって支配された惑星アルファヴィルに潜入するが…。
-- 内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
製作: アンドレ・ミシュラン
監督・脚本: ジャン・リュック・ゴダール
原作: ピーター・チェイニー
撮影: ラウル・クタール
音楽: ポール・ミスラキ
出演: エディ・コンスタンチーヌ/アンナ・カリーナ/エイキム・タミロフ/ハワード・ヴェルノン/ラズロ・サポ/ミシェル・ドライユ
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)