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アルファビル [DVD]

3.3 5つ星のうち3.3 10個の評価

仕様
価格
新品 中古品
DVD, ブラック&ホワイト, ドルビー 1枚組
¥4,421
フォーマット ドルビー, ブラック&ホワイト
コントリビュータ エディ・コンスタンチーヌ, ジャン=リュック・ゴダール
言語 フランス語
稼働時間 1 時間 38 分

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商品の説明

Amazonより

フレンチニューウェーブの成熟度が頂点に達し、映画鑑賞が文化人や都市在住者にとってお気に入りの娯楽として発展した時代、ジャン=リュック・ゴダールの登場で従来の手法は過去のものとなり、お高くとまった批評家たちが我先にとタイプライターへ向かうことになった。1965年の映画『アルファビル』は、予想を裏切り、ジャンルを超越し、映画に物申すゴダールの意欲を余すことなく示した好例の作品である一方、博士論文にインスピレーションを与え、多くの観客を煙に巻く社会政治学的な証言にもなっている。SF的でありハードボイルドな探偵物の要素も取り入れたこの映画は、ゴダールが60年代のパリで追求した最もモダンで非人格的なアーキテクチャを駆使し、近未来的なストーリーが展開される。眼光鋭い私立探偵(エディ・コンスタンチーヌ)がマスターコンピュータによって支配される超近代的な都市に潜入し、そこに捕われている科学者を見つけ出して救出するという内容。製作予算が非常に限られていた頃の作品であるため、テクノロジーがもたらす非人間化の影響、個性の計画的抑圧、大量消費財の氾濫など多様な題材を果敢に取り入れ、さらにゴダール自らが厳選した過去の作品からの映像も引用されている。ゴダールの他の作品と同様に、『アルファビル』も観る人の大部分を困惑させるような映画である。彼のアーティスティックな意図を深く探求したい向きには、アンドリュー・サリスの言葉が真実を言い当てている(Criterion Collection DVDに収められているエッセイからの引用)。「『アルファビル』を理解して真価を認めることはゴダールを理解することであり、ゴダールを理解することは『アルファビル』を理解することである」(Jeff Shannon, Amazon.com)

レビュー

ヌーヴェル・ヴァーグを代表する映像作家、ゴダールが描いた近未来SF。探偵レミーは、コンピュータによって支配された惑星アルファヴィルに潜入するが…。
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内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)

製作: アンドレ・ミシュラン
監督・脚本: ジャン・リュック・ゴダール
原作: ピーター・チェイニー
撮影: ラウル・クタール
音楽: ポール・ミスラキ
出演: エディ・コンスタンチーヌ/アンナ・カリーナ/エイキム・タミロフ/ハワード・ヴェルノン/ラズロ・サポ/ミシェル・ドライユ
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内容(「CDジャーナル」データベースより)

登録情報

  • アスペクト比 ‏ : ‎ 1.33:1
  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 言語 ‏ : ‎ フランス語
  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
  • EAN ‏ : ‎ 4949478180899
  • 監督 ‏ : ‎ ジャン=リュック・ゴダール
  • メディア形式 ‏ : ‎ ドルビー, ブラック&ホワイト
  • 時間 ‏ : ‎ 1 時間 38 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2000/6/21
  • 出演 ‏ : ‎ エディ・コンスタンチーヌ
  • 字幕: ‏ : ‎ 日本語
  • 言語 ‏ : ‎ フランス語 (Mono)
  • 販売元 ‏ : ‎ ポニーキャニオン
  • ASIN ‏ : ‎ B00005FPTR
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    3.3 5つ星のうち3.3 10個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中3.3つ
5つのうち3.3つ
10グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2003年2月26日に日本でレビュー済み
なんとなくかっこよさそうだったので買ってしまいましたが・・・。
ゴダールマニアには良いのかもしれませんが、私のような一般人には、わけがわかりません。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年1月25日に日本でレビュー済み
村上春樹の近著である「アフターダーク」に出てきたので観てみました。

ギョロリとした目つきの主人公が“感情を表に出すと死刑”という実に不条理な近未来都市アルファヴィルにて、行方知れずの教授を探し出すというお話。

今ではよくある設定だけれども、これが1945年、40年以上も前の作品だというから驚きです。

全編サスペンフルでありながら、時折挿入されるBGMはロマンラブロマンスそのもそ、ラストのシーンを迎えるとともにあぁつまるところ一番言いたかったのは“アムール”だったのよね、と妙に納得させられました。

個人的に「・・あらゆる悪も奪い去ることのできないひとつの財産・・」という件がお気に入り。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年2月18日に日本でレビュー済み
1965年公開(日本公開は1970年)。 ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞。監督は
ジャン=リュック・ゴダール。

「実験的、芸術的、冒険的、半SF」とゴダール自身が名付けたSFによる文明批評映画。ディストピア的未来都市・アルファヴィルを描写するに当たり、セットやミニチュア等は用いられておらず、全て現実のパリ市街を使って撮影されている。

コードナンバー003を持つシークレット・エージェント、レミー・コーションは「フィガロ=プラウダ紙のジャーナリスト、イワン・ジョンソン」を名乗り、感情や思想の自由など個人主義的な思想が排除された都市・アルファヴィルへと潜入する。彼の目的は、失踪したエージェントのアンリ・ディクソンを探すこと、アルファヴィルを建設したフォン・ブラウン教授を逮捕または抹殺すること、アルファヴィルを管理する人工知能アルファ60を破壊することであった。

中年のハードボイルドなオッサンが、無機質な都市で美女(アンナ・カリーナ)と
絡みつつ管理社会と戦うお話。

終始ゴジラのテーマみたいな緊迫感のある音楽が流れ続けるので、心が落ち着かない。 コンピューターが喋る声がちょっと耳障りだったりもする。 ミステリーっぽい
展開もハラハラして楽しめる。

当時25歳くらいのアンナ・カリーナの可愛らしさがものすごくて、つけまつげといい
着てるワンピースといい、たまらない仕上がりです。 元モデルだけあってスタイル
もすごくいい。 ゴダールが夢中になるのもわかります。

SFといっても普通にパリの街並みを撮影してるだけなのだが、近未来だと言われると
そう見えてくる不思議。 この映画の中の世界より現在の現実の方が進化してます。

アンナ・カリーナを堪能しつつも、ゴダールのオシャレな映像も楽しめる作品です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年11月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ゴダールの2001年宇宙の旅とどこかで読みましたが、
コンセプトはだいぶ違いますね。あちらは人類史ですものね。
ゴダールの方は、そのものずばり、愛。
この映画は、今まで何回も見てますが、
ゴダールの映画の中では比較的ストーリーを追いやすいので、
理解しやすいと思います。
映画館ではリアルタイムで見ていないので、
DVDになったら絶対買いだと思ってました。
アンナ カリーナもいいです。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年8月7日に日本でレビュー済み
J・L・ゴダールが近未来SFに挑戦。と言っても、CGも特撮も未来的でサイバーな衣装もありません。シナリオ設定と台詞、ちょっとした小道具による効果だけで、近未来都市を表現しています。
情報化社会による感情の欠落、芸術家の存在しなくなった世界、ニュアンスも比喩表現も無くなり、記号的な単語の羅列でしか無くなった言葉。そんなキーワードを主軸に、ストーリーが展開して行きます。
現在の「SF映画」と言われる物から連想してしまうと、確かに地味でチープな作品かも知れません。しかし、実際に、この作品が作られてから40年後の「近未来」に居る私達の目には、とても的を射た、「未来予想図」に映ってしまうのでは無いでしょうか。
科学の劇的な進歩による、便利さと豊かさに満ちた夢のような世界像ではなく、人は相変わらず自動車で移動し、銃で撃ちあい、売春婦を買う。そして情報の飛び交うスピードと、それを制御するコンピュータの能力だけが飛躍的に向上し、人も記号化され、情報の一つとして処理される。といった世界観は、一見ダークなれど、今となってみれば現実的で考えさせられます。 ヒロイン役のアンナ・カリーナも最高に美しく、ファッションもとても素敵です。
アンナ・カリーナが好きな方やゴダール映画が好きな方には勿論ですが、『ラ・ジュテ』、『ブレード・ランナー』、『デリカテッセン』等の映画が好きな方にも、気に入っていただける世界観を持った作品ではないでしょうか。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年12月11日に日本でレビュー済み
アメリカの作家ピーター・チェイニーが創作した探偵レミー・コーションを主人公にしたジャン‐リュック・ゴダール監督作品です。さすがにひねりが利いていて、舞台は別の銀河系にある星雲国家の首都アルファビル。レミー・コーションは不穏な動きをかねてから見せていたアルファビルの事情を探るために新聞記者を装って潜入します。そこで彼が見たものは・・・。

光と記号、冷たいモノクロームの画質、機械音のようなナレーションがシュールなSFの世界を現出していますが、あきらかにロケ地はパリ。既存物を見せ方でそれらしきものに感じさせてしまうあたりにゴダール監督の創造力を感じます。また内容も、ありきたりのエンターテイメント性を重視したものではなく、統制都市アルファビルにおける心の不在と意識の否定とを通して、規制社会への疑問、心のつかみどころのなさと愛おしさを問う、哲学的なものが主体となっています。

それにしても、こうした感傷的なメッセージの抽出あるいは表現の面白さ、スタイリッシュさといったらありません。あたかもB級フィルムノワールのように流れるムードある語り口、興味深く異様な登場人物たち、光とクローズアップを駆使した洗練度の高いカメラワーク。そして何よりもレミー・コーションを演じたエディ・コンスタンティーヌのクールな存在感と、彼が出会う無意識の虜と成り果てた美女ナターシャに扮するアンナ・カリーナが哀れで、美しく、胸に迫ります。ナターシャが流したひとすじの涙、なによりも価値のある映像です。

心を失い冷え切った未来都市において賢明に愛を見出そうと葛藤するおろかな、しかし愛おしい人間の姿を描いた、チープな面白さとホットな情感を湛えたゴダール流サイエンスフィクションの秀作。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2003年12月17日に日本でレビュー済み
やはり映画はモノクロでなくちゃ、と思わせる作品。それほどこだわっているわけでもないのだろうが、カメラワークが面白い。見ようによっては、そこらへんの自主映画サークルでもやれそうな、非常にチープな作りだが、全然違うのがその完成度。テンポがよく、この手の映画にありがちな独りよがりの退屈とは無縁の仕上がり。私はこまかく見て(というより調べて)、画面の切替のタイミングなども含めた構成の妙に驚かされた。
ハリウッド的な、懇切丁寧な筋立ての説明は、ない。この辺のヒネクレが、見る人によっては、お高くとまりやがって、と感じるかもしれない。
その一方で、こういう映画のフィーリングが合う人も少なからずいるはずだ。
筋がどうのこうのではなく、感性で見る映画だと思う。合えば結構、合わなければそれまでだ。思想はおまけでついてくる。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年3月18日に日本でレビュー済み
ひとまずSF仕立の恋愛ものということでプロデューサーを煙に巻いたのだろうか。もちろんこれは広義の戯れにすぎない。撮りたいのはホークスへのれっきとしたオマージュなのだから。とにかくエディがめっぽうカッコいい。まずは見かけから入る。帽子とレインコートは必需品だ。つぎに小道具。銃と煙草と酒。これで決まり。そして後は女。もう万全だ。タフでクールで頭のキレがいいのがハードボイルドの探偵なのである。それは未来社会においても死に絶えることのない都会的な職業なのだ。アクションもある。濡れ場だってある。それに謎解きだ。なにからなにまで必要十分条件を揃えたのだから、あとは辻褄合せだけだろう。本当はそんなことはどうでもいいのだが、一応体裁くらいは作っておく。予算の範囲に抑えて素材のリクエストには応える。だって商業映画なんだから。そうしたら、後は自由だ。映画は要素の組合せだ。まずシーンをイメージする。それが無数のショットを可能にする。ショットのつなぎも決め事があるわけじゃあない。それは好みの問題だ。撮影は現場にいって初めて決めることだ。状況に応じて臨機応変に対処しなくてはなるまい。自分の感性を妄信すること。それだけで後は映画への愛さえあればフィルムは完成するのだ。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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