音楽性が高いのは他のレビュアーの方々も仰っている通り。
軽快でノリのいい曲が多いので、作業中や移動中のBGMとしてもいいのでは?
このアルバムに出会ったのは青春期で、最近CD化されていることを知り購入した。
あまねく人々の青春(あるいは、こうであって欲しかったという青春への憧憬)を
一枚ほぼまるごと使って歌い上げているこのアルバムは今なお色褪せることなく
聞く者の心に訴えかけてくる。
友人・仲間たちとの共感。絆があるからこその小粋なセリフのやり取り。
未来への夢、希望、「私は決して変わらない」という宣言。
ありもしない明日と他人に揶揄されるその明日に向かって進んでいくさま。
そして青春期だからこその潔さを持った恋。
生きる喜びを与えてくれる歌が勢揃いしているというのが私の感想だ。