けっこうな雨降りで、車で下の娘を保育園に送ろうかと思ったけど、歩くことにした。嫌がるかなー、と思いきや、道中もにこにこ、ご機嫌だった。娘は、水溜りに長靴で入るのが好きなのだ。早くしなさい。大人はどうしても急いてしまう。でも、子どもがそうやって遊んでいるときこそ、豊かな時間なのだろう。砂場の砂の感触、蛇口から流れる水の感触、触れることで世界を確かめる。それを邪魔してはいけない。
・・・そうなんだけど、どうしても後始末のことを考えてしまう。その辺で終わりにしてくれないかな、と思ってしまう。自分も子どものときはスライムが好きだった。粘土も好きだった。のに。
雨の中を娘と歩きながら、私はフィッシュマンズの曲を口ずさんでいた。秋の歌だけど。「この季節の中を二人で歩こうよ その憂鬱な顔もきっと笑顔に変えようぜ」Go Go around this world
今日は歩いて行ってみてよかった。でも、靴下濡れたし次は車かな。
サン仲村