太陽の少年 [DVD]
¥5,980 ¥5,980 税込
フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | シア・ユイ, チアン・ウェン |
言語 | 中国語 |
稼働時間 | 2 時間 8 分 |
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商品の説明
レビュー
『芙蓉鎮』『紅いコーリャン』の実力派俳優、チアン・ウェンの監督デビュー作。文化大革命さなかの北京を舞台に、ワンパク少年の淡い恋心をみずみずしい映像で描く。
-- 内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
製作総指揮: ウェン・チェン/リウ・シアオチン
監督・脚本: チアン・ウェン
原作: ワン・シュオ
撮影: クー・チャンウェイ
音楽: クオ・ウェンチン
出演: シア・ユイ/チアン・ウェン/ニン・チン/ワン・シュエチー/スーチンカオワー
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 中国語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4510242160807
- 監督 : チアン・ウェン
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 2 時間 8 分
- 発売日 : 2000/1/25
- 出演 : チアン・ウェン, シア・ユイ
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 中国語 (Mono)
- 販売元 : パイオニアLDC
- ASIN : B00005FX1I
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 185,152位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年7月31日に日本でレビュー済み
少年の初恋の相手は謎めいた年上の女性で・・・という、よくあるボーイ・ミーツ・ガール物です。舞台が文化大革命期の北京というのがちょっと目新しいぐらい。でも、それでもこの作品はやはり面白い。ひとつひとつのシーンには、平凡にならぬよう、いつも少しひねりが加えられていて、こちらを飽きさせません。だいたい、ヒロインが最初にどう姿を現すかを見れば、監督の才能というのはすぐわかるものです。この作品の場合、忍び込んだ部屋で、少年が望遠鏡をぐるぐる振り回してて彼女の写真が一瞬視界に入ります。二回目はベッドの下から彼女の足元を覗き見します。この監督の「鬼が来た」も佳作だと思いますが、内容的に日本人としては素直に感心はできません。
2009年9月29日に日本でレビュー済み
姜文の監督第一作目(役者としては『紅いコーリャン』で頭角を現していましたが)となるこの映画は、青春時代のほろ苦い恋愛を描いたものです。
私は、この映画の5年後に製作された王小帥監督の『十七歳的単車(北京の自転車)』と重ねて観るのが楽しいと思いました。
『太陽の少年』は1970年代前半の北京を1995年から振り返っています。いっぽう『十七歳的単車』は2000年の北京です。どちらも16〜7歳の少年が主人公が、片や太めのミーラン、片やほぼセリフを発しない周迅や同級生の女の子に、ほろ苦い恋心を描きます。前者は王府井や東四あたり、後者は地安門や新街口あたりが主な舞台になっています。
そして何よりの共通点、その1は"少年の暴力性"です。不良少年グループが決闘をしたり、自転車少年を攻撃したりするシーンは、日本人がみると激し過ぎて、非常に残酷な感じがします。どちらの映画にもレンガで頭を打つ派手な流血シーンが登場します。日本の暴走族なども武装戦闘をするのでしょうが、中国では流血を伴うケンカは良くあることなので、北京の風景に意外と素直に溶け込んでしまうのでいて、"映画の誇張"と言う感じではありません。
共通点その2は、"親の絶対性"とでも言いましょうか。『太陽の少年』の主人公は父親に嘘をつきひどく怒られ、母親には学校をサボっていることでさんざん打たれます。学校の先生には抵抗する主人公も、両親の言いつけには刃向かえないのです。『十七歳的単車』でも自転車を盗んだ不良少年が、家族の前ではとても従順になってしまいます。
どちらの映画にも、少年に内在する暴力性が描かれています。と同時に中国人の親子関係を垣間見ることもできます。そして、どちらも"素直"で"素朴"な感じで伝わってくるのです。
街並みが変わってもその根本は変わらない北京の少年たちの物語、と言えるのではないでしょうか。
私は、この映画の5年後に製作された王小帥監督の『十七歳的単車(北京の自転車)』と重ねて観るのが楽しいと思いました。
『太陽の少年』は1970年代前半の北京を1995年から振り返っています。いっぽう『十七歳的単車』は2000年の北京です。どちらも16〜7歳の少年が主人公が、片や太めのミーラン、片やほぼセリフを発しない周迅や同級生の女の子に、ほろ苦い恋心を描きます。前者は王府井や東四あたり、後者は地安門や新街口あたりが主な舞台になっています。
そして何よりの共通点、その1は"少年の暴力性"です。不良少年グループが決闘をしたり、自転車少年を攻撃したりするシーンは、日本人がみると激し過ぎて、非常に残酷な感じがします。どちらの映画にもレンガで頭を打つ派手な流血シーンが登場します。日本の暴走族なども武装戦闘をするのでしょうが、中国では流血を伴うケンカは良くあることなので、北京の風景に意外と素直に溶け込んでしまうのでいて、"映画の誇張"と言う感じではありません。
共通点その2は、"親の絶対性"とでも言いましょうか。『太陽の少年』の主人公は父親に嘘をつきひどく怒られ、母親には学校をサボっていることでさんざん打たれます。学校の先生には抵抗する主人公も、両親の言いつけには刃向かえないのです。『十七歳的単車』でも自転車を盗んだ不良少年が、家族の前ではとても従順になってしまいます。
どちらの映画にも、少年に内在する暴力性が描かれています。と同時に中国人の親子関係を垣間見ることもできます。そして、どちらも"素直"で"素朴"な感じで伝わってくるのです。
街並みが変わってもその根本は変わらない北京の少年たちの物語、と言えるのではないでしょうか。
2006年6月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
どこの世界でもあるような仲間同士が集う隠れ蓑。少年の心は仲間の一人である美しき少女に次第に水面下で偏愛し、心の中で募りはじめる。隠し通せなくなった淡い恋心が暴走する時、ニガイ思い出となる………。彼らはあの頃のまま再会をはたす。あの子は元気にしているのだろうか? 緻密に構成された色彩。艶やかな曇り空も描く文化背景。観おわったあと、こちらも美しき少女に対する偏愛に満ちた少年になってしまうような切なさが尾をひく普遍的な叙事詩が、この映画にはたくさん詰まっている。淡き罪は重き罰とならず、ニガイ思い出となるのだ。あの頃の少年の髪が風に靡く。
2005年3月27日に日本でレビュー済み
目を閉じて思い起こせる少年期の記憶、恐らく記憶のなかの人も状況も順序も入れ替わっていたり、曖昧だったりするけれど、ありし夏の日の強い光とそこに一枚ベールがかかったような印象がベースになり、淡々と想い出が綴られていく。誰しも経験があるような少年期の思い出とその中での記憶の曖昧さとが、これもまた美しい音楽の中で織りなされていて充足感を与えてくれる。単なる少年時代を描いただけではない、薄絹を幾重にも重ねたような丁寧さと美しさを感じさせる味わい深い映画です。
2009年5月17日に日本でレビュー済み
場面設定が文革の北京に、BGMがマスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」という思いも寄らない組み合わせ。そしてその素晴らしいマッチングの効果に完璧にノックアウトされました。映像と音楽が主役の少年シャオチュンの憧れのマドンナ・ミーランに抱く少年の恋心を見事に表現しています。少年時代のチャン・ウェンにそっくりの少年シア・ユイがミーランに抱く恋心が痛いほど伝わってきました。また、ミーラン演じたニン・チンの美しい事!瑞々しい果実のような肢体と、ティーンズの危ういエロティシズムを洗い髪と視線でニン・チンに演じさせたチャン・ウェンの演出に舌を巻きました!成人になったシャオチュン達の再会で終わるエンディングも、どこか哀しく、ほろ苦くて味わいがあります。
見終わった後、魂がわなわなと震えて一週間くらいこの作品にあてられました。チャン・ウェンは監督としても天才じゃないかと確信を抱いた作品です。チャン・ウェンファンは必見の作品です。間違いなく堂々の☆5つ!
見終わった後、魂がわなわなと震えて一週間くらいこの作品にあてられました。チャン・ウェンは監督としても天才じゃないかと確信を抱いた作品です。チャン・ウェンファンは必見の作品です。間違いなく堂々の☆5つ!
2007年2月17日に日本でレビュー済み
文化大革命を題材とする映画はどこか暗く、当時の中国の世相がかもし出されるもの
が多いが、この映画は、文化大革命のさなかのある少年の甘く切なく、ほろ苦い物語である。
そしてどこか懐かしい感じのする映画に仕上がっている。
中国のその時代の違う一面が垣間見れる。中国映画が好きな人には是非見ていただきたい
一本である。
が多いが、この映画は、文化大革命のさなかのある少年の甘く切なく、ほろ苦い物語である。
そしてどこか懐かしい感じのする映画に仕上がっている。
中国のその時代の違う一面が垣間見れる。中国映画が好きな人には是非見ていただきたい
一本である。
2003年12月12日に日本でレビュー済み
この映画の中に出てくる少年達はよく汗をかく。
汗をかき、時間はゆっくり、過ぎていく。
それが青春なのだと思う。
音楽と画像の合い方も、なんともいえない。
暑い中国とクラシック音楽。意外なようで、ものすごく絶妙な組み合わせ。
心の奥をくすぐってくれるいい映画です。
汗をかき、時間はゆっくり、過ぎていく。
それが青春なのだと思う。
音楽と画像の合い方も、なんともいえない。
暑い中国とクラシック音楽。意外なようで、ものすごく絶妙な組み合わせ。
心の奥をくすぐってくれるいい映画です。