Amazonより
街角で花売りをする盲目の少女は、なけなしのコインで一輪の花を買ったチャーリーを金持ちの紳士と誤解してしまう。チャーリーは、この誤解をきっかけに、少女を助けようと懸命な金策に走り回ることになる…。
3年の歳月を費やして製作され、チャップリンの作品のなかでも最もロマンチックな一篇であり、公開されるや感動の嵐を呼んだ。世界大恐慌後の混沌とした時代を背景に、アメリカの世情、社会の矛盾、そして人間の愛を、寂しくも美しく描いている。音響は音楽と効果音のみで、セリフは字幕という実質的なサイレント映画。無声であることが観る者の心に深くしみわたる愛を感じさせ、テーマ曲「ラ・ヴィオレテーラ」の美しいメロディや効果音が、より一層作品を盛りあげている。チャーリーは従来の監督・脚本・主演・編集に加え、この作品から作曲も担当し、その才能を開花させた。(生野 舞)
レビュー
サイレントからトーキーへ移り変わりつつある時期に、チャップリンが無声映画のスタイルを崩さずに放った傑作。浮浪者チャーリーは、盲目の花売り娘と知り合うが…。
-- 内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
製作・監督・脚本・音楽: チャールズ・チャップリン
撮影: ローランド・トサロー/ゴードン・ボーロック/マーク・マークラット
出演: ヴァージニア・チェリル/フローレンス・リー/ハリー・マイヤーズ/アラン・ガルシア/ハンク・マン/ジョン・ランド/ヘンリー・バーグマン/アルバート・オースティン
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)