収録曲のうち、4曲が岩男潤子さんのボーカルによるものです。このアルバムの発売は、彼女の3rdアルバム『Entrance』発売直後、4thアルバム『Kimochi』の約1年前。しっとりとした艶よりも溌剌とした透明感のある、初期の彼女のボーカルがお好きな方には是非おすすめです。
ただ惜しむらくは、サウンドが薄っぺらくチャチな感があること。岩男さんの素晴らしいボーカルをこんな適当な音に乗せるなんて、と軽く怒りすら覚えます。
それでも、今となっては貴重な、岩男潤子の初期のボーカル曲音源が4曲ぶん一気に手に入るという点では買いです。